米国・スマートボートテクノロジー企業「Siren Marine」を買収 ~“コネクテッドボート”で、お客さまに安心・快適なマリンライフを提供~
2021年12月16日発表
ヤマハ発動機株式会社は、このたび、スマートボートテクノロジーを用いてマリン業界にコネクテッドボートのソリューションを提供する米国企業「Siren Marine, Inc. (以下、Siren Marine)」の買収について両社で合意しました。
この買収は、2017年に設立したYamaha Marine Systems Company (米国カリフォルニア州)の傘下にSiren Marineを置くことで、マリン業界でのIoT対応・コネクテッドボート対応に向けた技術開発をさらに推進することが目的です。なお、買収の完了は年内を見込んでいます。
Siren Marineは、ボーティングを楽しむお客さまへ“安心感”を提供するために、スマートボートテクノロジーの活用を提案する企業です。これまでに、バッテリー残量、ビルジ水※の状況、陸上からの電力供給状況などボーティングには欠かせない情報を管理・モニターできるデバイスやソフトウェアを開発・販売してきました。また、ボート位置情報のトラッキングを活かし、ボートへの不当な侵入や盗難からお客さまを守るサービスも提供しています。
※ 船底に溜まる不要な液体
当社はマリンシステムサプライヤーとして、操船システムなどのボート周辺機器事業を拡大しています。今回の買収により、マリン領域におけるIoT対応、デジタルトランスフォーメーションの加速による付加価値の高いサービスや製品を通じ、マリン版CASE戦略を推進します。
Yamaha Motor Corporation, U.S.A. マリンビジネスユニットプレジデント Ben Specialeのコメント
「Siren Marineの人材や知見をヤマハ発動機グループに取り込むことで、当社製品とお客さまが繋がり、素晴らしいマリン体験を提供することができると確信しています。将来的には、ボートや水上バイクなどすべてのヤマハマリン製品が“コネクトテッドされる”ことを今回の買収を通じて実現したいと考えています。」
Siren Marine CEO Jeffrey Pooleのコメント
「このたび、ヤマハ発動機グループに加わることで、マリン市場で最高のコネクテッドボート体験をお客さまに提供できることになりました。グループの一員として、将来にわたり共に歩んでいけることを嬉しく思います。私たちがヤマハ発動機と共に開発する製品は、革新的な技術を通じて、マリンビジネスの未来をつくり、お客様からの信頼をさらにゆるぎないものにすると信じています。」
Siren Marineの概要
社名 | : | Siren Marine, Inc. |
代表者 | : | CEO Jeffrey Poole |
本社所在地 | : | Newport, Rhode Island, United States of America |
設立 | : | 2011年 |
事業内容 | : | スマートボートテクノロジーを使った機器・センサー類の販売 |
URL | : | https://sirenmarine.com/ |