船外機VMAX SHO 「F275B」 「F250Q」 「F225L」 新発売 〜バスボート向けに機能性向上と外観デザインを一新〜
2021年7月29日発表
ヤマハ発動機株式会社は、バスボートへの搭載に特化した船外機「VMAX SHO」シリーズに「F275B」「F250Q」「F225L」の3モデルを加え、2021年9月より発売します。
新しい「VMAX SHO」の3モデルは、いずれもV6/4.2Lのパワーユニットを採用し、加速・スピード性能に定評のあるハイパフォーマンスモデルをベースに開発しました。充電・発電能力の大幅な向上を実現したほか、容易かつ的確なチルト操作をサポートする独自の「TotalTilt™」の機能を有しています。
また、外観デザインとグラフィックを一新し、当社らしい船外機のスタイリングを維持しながら、立体グラフィックを採用するなど、次世代船外機のイメージとしています。
名称(仕様) | 発売日 | メーカー希望小売価格 | 販売計画 |
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F275BET1L | 2021年9月 | 2,423,300円 (本体2,203,000円+消費税220,300円) |
70台
(3モデル合計/ 初年度/国内) |
F250QET1L | 2,357,300円
(本体2,143,000円+消費税214,300円) |
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F225LET1L | 2,289,100円
(本体2,081,000円+消費税208,100円) |
開発背景
バスフィッシングは主に米国で人気がありスポーツとして認知されています。数多くのプロアングラーが在籍しトーナメントなども行われており、専用のバスボートおよび船外機の総需要はいまも増加傾向にあります。約10年ぶりとなるモデルチェンジに当たっては近年の電子機器・アクセサリー需要に対応しました。
例えば、魚群探知機やデジタルメーターパネル、パワーポールなど、様々な装備品が発達・増加しています。これらの需要に対応するため、従来比で約40%増の発電能力の向上を図りました。また、油圧式のステアリングに対応するシンプルなリギング仕様を継続し、換装(エンジンの載せ替え)を含む、幅広いボートへの搭載を可能にしています。
主な特徴
優れた加速性・スピード性能
・卓越した加速性能、スピード性能のほか、クルージング時の燃費性能や低振動性、低騒音など、VMAX SHOシリーズの優れた性能を引き継いでいます。
発電能力の向上
・発電能力を従来の50アンペアから70アンペアとし、約40%の向上。当社製CL5、CL7など、最新のデジタルゲージ、電子機器、電子アクセサリー等の設置・増設に余裕を持って対応します。
簡単かつ的確なチルトシステム
・ダブルプッシュするだけで、自動でチルトアップ/ダウンが容易にできる、「TotalTilt™」の機能を搭載。あらかじめ任意のチルトアップ角度を設定することでお好みのレンジで自動停止させることも可能です。
主要諸元
モデル名 | F275BET1L | F250QET1L | F225LET1L |
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エンジン形式 | 4ストローク/ DOHC/ 24-valve/ 60°/V6 | ||
総排気量 | 4169 cm3 | ||
ボア×ストローク | 96.0 × 96.0 mm | ||
最大出力 | 202.3kW(275ps) 5500 rpm |
183.8kW(250ps) 5500 rpm |
165.5kW(225ps) 5500 rpm |
発電装置 | 70A | ||
燃料供給装置 | 電子制御燃料噴射 | ||
舵角 | 左右35° | ||
始動方式 | 電動スタータ | ||
ステアリング方式 | リモートコントロール | チルト方式 | パワートリムチルト | 推奨燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 乾燥質量* | 247kg | トランサム高さ | 493mm |