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タンザニアにおけるスタートアップ企業の小売店網プラットフォームを活用 「WASSHA」との物流事業の実証実験開始について

2019年12月24日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、東アフリカで最大の小売店網プラットフォーム構築を目指す東京大学発のスタートアップ企業「WASSHA(ワッシャ)株式会社(以下WASSHA)」と共同で、同社のタンザニアにおける小売店網プラットフォームを活用した物流事業の実証実験を2020年から開始します。

 WASSHAは2015年以来、タンザニアの一般消費者の日常生活や購買行動の起点となる小規模な日用品販売店(キオスク)と提携して小売店網プラットフォームを構築し、未電化地域の住民に向けたLED式照明用ランタンをレンタルする電力サービス事業(Energy as a Service、以下EaaS事業)に取り組んでいます。

 タンザニアをはじめとするアフリカ各国では、高効率な物流システムが十分に普及しておらず、経済成長を妨げる要因の一つになっています。当社はWASSHAとともに、機動力のあるモビリティ、配送物のトラッキング、配送ルート最適化技術などを通じたラストマイル物流を高効率化することで、この社会課題を解決し、新興国の経済成長への貢献を目指します。

 当社は、これまでもアフリカ市場の社会課題の解決を目的として、二輪車、漁船・船外機、ボート、発電機、小型浄水装置などの販売・サービス、技術指導などを重ねてきました。
 近年は、ナイジェリアのオンデマンド・バイクタクシー会社「MAX」への出資やケニアのドローンサービス会社「Astral Aerial Solutions」との協業などを通じて、アフリカの社会課題の解決と持続可能な成長への貢献を両立できる事業の開発を進めています。

WASSHAが提携する日用品販売店(キオスク)
デリバリーに用いられる二輪車

WASSHAの概要

代表者 代表取締役CEO 秋田 智司
本社所在地 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学アントレプレナープラザ305号室
設立 2013年11月28日
資本金 20億1,350万円(資本準備金含む)
事業内容 キオスクを活用したプラットフォーム事業
電力サービス事業
(IoTテクノロジーを活用した未電化地域への電力サービスの提供)
同社の主な実績 提携店舗・・・約1,500店(2019年12月現在)
主な海外拠点 タンザニア支店(日本人3名、タンザニア人約150名)
ウガンダ支店(設立準備中)
※2019年12月時点
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