製品の自動化・自律化に向けた知能化技術開発力を強化 AIコンピューティング企業との業務資本提携について
2019年5月10日発表
ヤマハ発動機株式会社は、このたび、当社製品の自動化・自律化に向けた知能化技術(AI)開発力の強化を主な目的として、AIコンピューティング分野に強みを持つ「株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(以下DMP)」との業務資本提携に関する契約を締結し、DMPが発行する第三者割当による新株式引き受けを決定しました。これにより、当社はDMPの筆頭株主となる予定です。
今回の業務資本提携は、当社の長期ビジョンの一つ「ART for Human Possibilities, Advancing Robotics」の一環です。当社は知能化技術(AI)が今後の制御技術の核と捉え、DMPとの業務資本提携により同社の開発体制の強化を支援し、DMPのディープラーニング、画像処理・画像認識技術を当社製品や技術と組み合せることで、低速度自動・自律運転システムや農業領域でのロボット活用、各種モビリティの先進安全技術など新たな価値創造を進め、ヤマハらしいモビリティやソリューションを社会に提供していきます。
DMPは、独自開発した組み込み用2D/3Dグラフィックス技術のハードウェアIPやソフトウェアIPのライセンス、ならびにこれらのIPを搭載したグラフィックスLSI開発および販売事業を展開する研究開発型のファブレス半導体ベンダーです。近年はAIコンピューティング分野に注力し、IP、ハード/ソフト製品、サービスを含む幅広いポートフォリオと独自に構築したAIエコシステムを通じたソリューションの提供を行っています。
主な業務提携内容
・AI 技術応用によるアルゴリズム開発から製品搭載に至る最終製品化プロセスにおける協業
・低速度領域における自動・自律運転システムの開発
・ロボティクス技術を活用した農業領域等における省力化・自動化システムの開発
・モビリティ製品全般に向けての先進安全運転支援システムの開発
・当社からの取締役の派遣
DMPの概要
社名 | : | 株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル |
設立 | : | 2002年7月10日 |
資本金 | : | 10億6,203万円 (2019年3月31日現在) |
代表 | : | 山本 達夫 |
従業員数 | : | 51人(2019年4月30日現在) |
本社所在地 | : | 東京都中野区中野 |
売上高 | : | 10億8,671万円 (2019年3月期) |
事業内容 | : | GPUおよびAI関連のIPコアライセンス事業、半導体・モジュールの開発・販売、GPUおよびAI関連のプロフェッショナルサービスの提供 |