ロボティクス技術を応用したモビリティなどの提案モデルを紹介 「人とくるまのテクノロジー展2018」出展について
2018年5月17日発表
ヤマハ発動機株式会社は、5月23日から開催される『人とくるまのテクノロジー展2018横浜』(会場:パシフィコ横浜、主催:公益社団法人自動車技術会)において、当社のロボティクス技術を象徴する試作モデル「MOTOROiD(モトロイド)」、「AFV(オートノーマスファクトリービークル)」と、新しい移動の楽しさを提案する試作モデル「TRITOWN(トリタウン)」の計3機種を出展します。
「MOTOROiD」は、“人とマシンが共響するパーソナルモビリティ”を目指した概念検証実験EVモデル(二輪)です。知能化と自律技術を適用した高度なバランス制御を実装、マシンが自らの状態をセンシングして重心移動によって起き上がりそのまま不倒状態を保ちます。また、ユーザーを認識して歩み寄ってくるほか、ライダーアクションに呼応するような反応を見せるHMI※1機能など、さまざまな機能を備え、まるでパートナーのように振る舞います。“移動の道具”を超えたモビリティの未来像の期待を膨らませます。
「AFV」は製造現場を自律走行する無人搬送車で、将来的には工場内監視や物流の最適化を目指す先行開発モデルです。この2モデルはヤマハブースで展示します。
一方、企画展示ブースの“自由な移動の拡大”ゾーンでは、当社独自のLMW※2機構を備えたフロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティ「TRITOWN」を展示。乗り手自身のバランスコントロールによって姿勢制御を行うシンプルな機構で、乗車状態での静止も可能です。軽く小さな車体とカンタン操作で人々の短距離移動ツールとしての可能性を示します。
※1 HMI: Human-Machine Interface
※2 LMW: Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称、商標登録第5646157号。