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FA統合コントローラ「YHX」シリーズにラインアップ追加 高機能・高性能のホストコントローラユニット「YHX-HCU-HP」新発売 従来機比約3倍の処理能力を実現し、さらに大規模・複雑な装置をスムーズに構築可能

2017年11月15日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、FA※1統合コントローラ「YHX」シリーズに、機能・性能を高めたホストコントローラユニット「YHX-HCU-HP」を追加し、2018年2月1日から発売します。

 「YHX」シリーズは、ロボット制御に加え、搬送系制御、周辺IO※2制御、HMI※3、機器間の通信など、自動化生産ラインにおけるあらゆる要素をひとつに統合したコントローラです。ロボット統合制御システム「Advanced Robotics Automation Platform」において、これ1台で全てのロボット及び周辺機器を包括的に集中・協調・同期制御ができます。 2016年12月の発売以来、幅広い業種の自動化ライン構築にて高い支持を得ています。

 この度発売のホストコントローラユニット「YHX-HCU-HP」は、同期制御するロボットや周辺機器がますます拡大・高機能化することを視野に、CPU処理能力を従来機比約3倍に向上※4。プログラム作成の効率と処理能力を高め、より大規模かつ複雑な装置を1つのユニットでスムーズに構築できるようになります。従来機「YHX-HCU」と完全に互換性があり、プログラム等もそのまま引き継げるため、ユニットの置き換えだけで簡単に移行が可能です。
 なお従来機同様、国際規格IEC 61131-3※5に準拠した高性能なリアルタイムモーションPLC※6を内蔵し、最大255個のモータを含む64台のロボットの制御が行えます。

※1:Factory Automation(生産工程の自動化) ※2:Input/Output(入出力)
※3:Human Machine Interfaceの略。人間と機械が情報をやり取りするための装置やソフトウェアなど
※4:ヤマハ調べ ※5:国際電気標準会議(IEC)が発行したPLCプログラミングの国際基準
※6:Programmable Logic Controllerの略。リレー回路を原型とした制御装置

ホストコントローラユニット「YHX-HCU-HP」
統合コントローラ「YHX」シリーズ
名称 発売日 メーカー希望小売価格 販売計画
「YHX-HCU-HP」

2018年2月1日 オープン価格 12,000台
(発売から1年間、国内外)


[ヤマハ発動機 統合コントローラ YHX シリーズサイト]




〈主要諸元〉

  現行「YHX-HCU」 新製品「YHX-HCU-HP」
CPU性能比較 1 3.2
メモリ 4GB 8GB
ストレージ 64GB
サイズ H150mm×W41.6mm×D125mm H150mm×W61.6mm×D125mm
重量 約750g 約1.1kg
外部I/F LAN1 10/100/1000BASE-T、PoEあり 10/100/1000BASE-T、PoE無し
LAN2 10/100/1000BASE-T、PoE無し
フィールドネットワークSlave IN/OUT 10/100BASE-TX / 10/100BASE-TX
IOコネクタ(CC-Link用) 1ポート
USB2.0/USB3.0 1ポート/1ポート
OLED/インジケータLED 1ポート、ドットマトリックス(128×64) 黄/NS(緑、赤)、MS(緑、赤)
プログラミングパッド HMI 1ポート(HDMI、USB2.0)
SAFETY/MODE 12ピン 1ポート/6ピン 1ポート
内部I/F YQ-Link 1系統
供給電源 24V±10%
使用温度/保存温度 0℃〜40℃/-10℃〜65℃

※ヤマハ標準動作比較

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