多様な電子機器との接続を可能にし、視認性・操作性を大きく向上させる タッチスクリーンカラーディスプレイ「CL7」を開発
2017年3月2日発表
ヤマハ発動機株式会社は、大型船外機搭載ボート操船時の利便性を高めるタッチスクリーンカラーディスプレイ「CL7(シーエルセブン)」を開発し、2017年春より北米および欧州の主要市場において発売します。
「CL7」は、これまで複数のメーターやモニターが並んでいた煩雑なダッシュパネルをシンプルにまとめ、電子機器の操作や操船の面においてユーザーに快適性を提供します。「CL7」の導入により中・大型ボート市場における当社製船外機の搭載比率向上が期待され、当社はボートのシステムサプライヤーとしてマリン事業の領域拡大を進めます。
「CL7」は、当社のボートオペレーションシステム「Command Link Plus(コマンドリンクプラス)」「HELM MASTER(ヘルムマスター)」、さらに「HELM MASTER」の新たな機能として追加された定点保持システム「Set Point(セットポイント)」に対応する7インチのタッチスクリーンカラーディスプレイです。
225馬力以上の船外機に対応※1し、4台の船外機の運転情報や警告情報を同時に、的確に1つのスクリーンに表示することができます。また、地図ソフトとの組み合わせによるGPS表示機能や魚群探知機の表示、レーダー、マリンオーディオなど、NMEA2000(米国海洋電子機器協会による接続規格)に適合した多様な電子機器と接続することで、接続機器の情報の表示と、スクリーンタッチ操作を可能としました。
また、ユーザーインターフェースにもこだわり、スクリーンに表示する情報を航行目的やユーザーの好みによってカスタマイズすることができ、社外製品の大型モニターにエンジン情報を表示可能とするGateway機能も搭載しています。
※1 国内仕様の場合