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精悍なフロントビュー&さらに上質な走行性能 MTシリーズの人気機種「MT-09 ABS」初のマイナーチェンジ

2017年1月23日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、ネイキッドとスーパーモタードの"異種混合"スタイルと優れた走行性で人気の「MT-09 ABS」をマイナーチェンジし、2017年2月15日から発売します。

「MT-09 ABS」は、現行モデルのさらなる熟成をベクトルに、"Multi performance Neo roadster"をコンセプトに開発、1)レバー操作荷重を低減するA&S(アシスト&スリッパー)クラッチ、2) 滑らかにシフトアップできるQSS(クイック・シフト・システム)、3) 圧側減衰の調整機能を追加したフロントサスペンション、4) フローティング風懸架のLED4灯ヘッドランプで軽快さを印象づけるフロントビュー、5) “塊感”&“力感”のあるサイドビュー、 6)ショートテールを実現するライセンスプレート懸架を兼ねたアルミ鍛造製ステーの片持ちリアフェンダーなどを新たに採用しました



製品写真
「MT-09 ABS」


名称 発売日 メーカー希望小売価格 販売計画
「MT-09A」

・ブルーイッシュグレーソリッド4(グレー)
・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
・マットダークグレーメタリック6(マットグレー)

2017年2月15日 1,004,400円
(本体価格930,000円/消費税74,400円)
2,000台
(年間、国内)

※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。

《2017年モデル「MT-09 ABS」の新たな特徴》

1) レバー操作荷重を低減するA&Sクラッチ
 穏やかな車体挙動と、軽いクラッチ操作荷重を実現するため、アシストカムとスリッパーカムの2種のカムを設けたA&S(アシスト&スリッパー)クラッチを採用しました。クラッチレバーの操作荷重は従来モデル比で約20%低減しました。


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2)滑らかにシフトアップできるQSS
 機敏で滑らかなシフトアップ操作を支援するQSS(クイック・シフト・システム)を新採用。シフトレバーの動きをシフトレバーロッドに設けたスイッチが検知すると、ECU演算によりエンジン出力を補正し、噛み合っているギアの駆動トルクを瞬間的にキャンセルし、シフトアップ操作を支援します(「YZF-R1」と同様の仕組み)。なお、これに合わせ新作スプロケットカバーを装着しました。



3) 圧側減衰の調整機能を追加したフロントサスペンション
 走行シーンに合わせてセッティングを楽しめるよう、41㎜インナーチューブ採用倒立フロントフォークには圧側減衰力の調整機能を設けました。



4) フローティング風懸架のLED4灯ヘッドランプで軽快さを印象づけるフロントビュー
 コンパクトな新作LED4灯ヘッドランプと、「MT-10」と連動した2眼デザインによるヒール感ある表情がフロントビューの特徴。車体をコンパクトに見せるため、ランプユニットはフロントフォークへ近づけてレイアウトしました。また、フロントを軽快に見せるため、フォークとライトの間に空間を設けフローティング風のデザインとしつつ、フラッシャーもラジエター側面に移しています。フローティング風の懸架にすることで見えてくるヘッドランプ裏のヒートシンクとボルトにも抜き意匠を施し、ライダーに"魅せる裏側"を構成しています。


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5) “塊感”&“力感”のあるサイドビュー
 ラジエター周辺にはサイドフィンと大型エアスクープを採用し、"塊感"と"力感"を強調するシルエットに貢献しています。"立体感・奥行感"あるテールランプは傾斜しながらボディに一体化しており、上から眺めると「M」の形がみてとれます。レンズ内側の4本の導光体によってリアビューでも”フローティング”の印象を醸し出します。


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6) ショートテールを実現するライセンスプレート懸架を兼ねたリアフェンダー
 リアフェンダーは、ライセンスプレート懸架も兼ねたアルミ鍛造製の片持ちステーを採用し、ショートテール化を実現しました。また、右側面からのリアタイヤとリアホイールをクリーンに見せ、ライセンスホルダー周辺にもフローティング風デザインを施しています。(ヤマハ製モーターサイクル初)。



《従来からの主な特徴》

■軽量アルミ鍛造ピストン■破断分割式(FS)コンロッド■オフセットシリンダー■1次偶力バランサー■YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)■ナノ膜コーティングのエキゾーストパイプ■YAMAHA D-MODE(走行モード切替システム)■CFアルミダイキャスト製フレーム



「MT-09A」 主要仕様諸元

認定型式/原動機打刻型式 2BL-RN52J/N711E
全長×全幅×全高 2,075mm×815mm×1,120mm
シート高 820mm
軸間距離 1,440mm
最低地上高 135mm
車両重量 193kg
燃料消費率*1 国土交通省届出値定地燃費値*2 29.4km/L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値*3 19.7km/L(クラス3 サブクラス3-2)1名乗車時
原動機種類 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列 直列, 3気筒
総排気量 845 cm3
内径×行程 78.0×59.0mm
圧縮比 11.5:1
最高出力 85kW(116PS)/10,000r/min
最大トルク 87N・m(8.9kgf・m)/8,500r/min
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ
エンジンオイル容量 3.40L
燃料タンク容量 14L(「無鉛プレミアムガソリン」指定)
燃料供給方式 フューエルインジェクション
点火方式 TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/種類 12V,8.6Ah(10HR)/YTZ10S
1次減速比/2次減速比 1.680(79/47)/2.812(45/16)
クラッチ形式 湿式,多板
変速装置/変速方法 常時噛合式6速/リターン式
変速比 1速 2.666/2速 2.000/3速 1.619/4速1.380/5速1.190/6速 1.037
フレーム形式 ダイヤモンド
キャスター/トレール 25°00’/103mm
タイヤサイズ(前/後) 120/70 ZR17M/C(58W)/180/55 ZR17M/C(73W)(前後チューブレス)
制動装置形式(前/後) 油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後) テレスコピック/スイングアーム(リンク式)
ヘッドライトバルブ種類/ヘッドランプ LED/LED×2

*1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により 異なります。
*2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
*3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。




「MT-09 ABS」 主な変更点フィーチャーマップ

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