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自転車競技用先導車「YPJ-K」の開発に着手 電動アシストロードバイク「YPJ-R」をベースに専用開発

2016年7月5日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、公益財団法人「日本自転車競技連盟」からの開発委託を受け、自転車トラック競技種目の一つ「ケイリン」用先導車(ペーサー)となる電動アシスト自転車「YPJ-K(ワイピージェイケー)」の新開発を行います。

 当社は、1999年に、電動アシスト自転車に搭載しているP.A.S(Power Assist System)技術を応用し、世界初となる電動アシスト機能を搭載した自転車競技先導用車両「ケイリンPAS」を開発しました。
 「ケイリンPAS」は、2000年の「シドニーオリンピック」自転車競技でも正式採用され、現在も自転車競技大会でペーサーとして使用されています。「YPJ-K」は、この後継となるモデルです。

 「YPJ-K」は、2015年12月に発売した電動アシストロードバイク「YPJ-R」をベースに、ペーサーとしての走行性能を実現する専用設定のドライブユニットやバッテリー、自転車部品を搭載しており、時速50kmでの巡航が可能です。
 2016年7月8日より開催される国際自転車競技大会「2016 ジャパントラックカップ Ⅰ&Ⅱ」(開催場所 伊豆ベロドローム)を皮切りに国内競技会でテスト導入を開始し、実用化に向けてのアシスト性能開発を進めます。


 ※ 公益財団法人「日本自転車競技連盟」は、日本におけるスポーツ自転車競技の普及・振興に取り組む団体です。

自転車競技先導用車両「YPJ-K」試作車両
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