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日本・米国に次ぐ新たなゴルフカー製造拠点が稼動 タイにおけるゴルフカー生産開始について

2015年11月12日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、11月12日、アジア地域におけるゴルフカー事業の競争力強化を目的に、タイの二輪車・船外機の製造・販売会社「タイ・ヤマハ・モーター(以下TYM)」でのゴルフカー生産を開始しました。

 TYMで生産を開始したゴルフカーは2人乗り電動車の「YDRE」で、初年度4千台から生産を開始し、2018年には年間1万台規模の生産を目指します。

 アジアにおけるゴルフ人口は、経済成長に伴う所得向上により年々増え続け、ゴルフ場の新設も増加しています。中国・タイ・ベトナム・インドネシア・シンガポール・フィリピン・マレーシアの主要7ヵ国のゴルフカー需要は現在1万台程度であり、今後もさらなる拡大が見込まれます。一方、ゴルフ用途以外にも空港やホテル、大型商業施設、観光名所等向けの需要が期待できます。

 TYMは、年間25万台規模の二輪車生産に加え、昨年からは小型船外機の生産を担っています。長年のモノづくりで培ったヤマハ品質に加え、コスト面、供給リードタイム面での事業競争力強化によりアジア各国での販売拡大を目指します。また、豪州、中近東、アフリカへの輸出も計画しています。

 当社グループでは、日本のヤマハモーターパワープロダクツ株式会社で電磁誘導タイプとマニュアルタイプのガソリンエンジン車および電動車4機種を年間1万台生産する一方、米国のYamaha Motor Manufacturing Corporation of Americaではゴルフ用途車のほかゴルフ用途以外で使用するモデル合わせて年間6万台を生産しています。

TYMでのゴルフカー生産のラインオフ(11月12日)
TYMでのゴルフカー生産のラインオフ(11月12日)
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