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電動アシスト自転車の新スポーツブランド「YPJ」第一弾 ロードバイク「YPJ-R」を新発売 爽快な走行性能を実現した新コンセプトの軽量電動アシストスポーツ自転車

2015年9月28日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、スポーツ自転車の長所と電動アシスト機能のメリットを融合させた新感覚のスポーツ自転車ブランド「YPJ(ワイピージェイ)」を新たに立ち上げ、第一弾として、軽さと高い走行性能を備えたロードバイク「YPJ-R(ワイピージェイアール)」を、2015年12月10日より発売します。


 「YPJ-R」は、スポーツライドを快適に楽しむことができる高い走行性能と、ヤマハオリジナルデザインを備えたロードバイクに、プレジャーニーズの高い欧州市場で好評を得ている小型のドライブユニット「PWシリーズ」を搭載した新感覚のロードバイクです。
 ヤマハ製の電動アシスト自転車の中では最軽量となる約15kgの車体重量を実現し、アシストのない領域でもスポーツ自転車としての快適な走行が可能です。また、発進・加速などのシーンではアシストのメリットを生かしたパワフルな加速で、巡航速度までスムーズにつなげます。
 新開発の小型バッテリーは、走行時以外には、付属のUSBアダプターによりスマートフォンなどの電子機器の充電用電源として使用することが可能です。また、充電器は携行を想定したコンパクト設計です。ハンドル中央部のスイッチユニットにはマイクロUSBポートを装備しており、別売のライトやスマートフォンなどの電子機器への給電が可能です。


 高性能なスポーツ自転車と、アシスト機能・バッテリー装備のメリットをハイブリッドさせることで、走りの楽しみの可能性を広げ、自転車に興味の高い若年層や、中・長距離ライドを快適に楽しみたい自転車ユーザー層に、これまでにないスポーツ自転車の楽しみ方を提案します。


※ Mサイズ 15.4kg、 XSサイズ15.2kg


YPJ-R
(トリコロール)
液晶マルチファンクションディスプレイと
スイッチユニット
名称 発売日 メーカー希望小売価格 販売計画
YPJ-R

カラー3色

2015年12月10日 248,400円

(本体230,000円+消費税18,400円)

1,000台

(年間 / 国内)

 メーカー希望小売価格には本体価格「バッテリー、専用充電器、USBアダプターを含む車両価格」及び消費税(8%)が含まれています。

企画の狙い

 ヤマハ発動機株式会社は、1993年に電動アシスト自転車「PAS」を世界で初めて開発・発売して以来、感動と豊かな生活を提供することを目指し、製品・技術の進化熟成を重ねてきました。環境・健康に対する意識の高まりやライフスタイルの変化に伴い、電動アシスト自転車市場は年々拡大しており、現在では、幅広いお客様に、通勤や通学、お子さまの送迎や買い物など、手軽で便利な日常の足として「PAS」シリーズをご利用いただいています。
 一方で、電動アシスト自転車の使用シーンの拡大や、これまで電動アシスト自転車になじみのなかったお客様、もっと自転車のある生活を楽しみたいお客様に向けた商品開発をテーマとして、「PAS」発売20周年を迎えた2012年、電動アシスト自転車の在り方を再定義し、自転車市場に対して新しい価値を提案するための新たなプロジェクト(Yamaha Project)をスタートしました。
 「YPJ」は、「乗り物を使って楽しむ」というコンセプトの下、自転車で走る楽しさやワクワク感、ライフスタイルに合う性能やデザインを期待するお客様に向けて提案する、ヤマハの電動アシスト自転車の新ブランドです。
 第一弾となる「YPJ-R」は、ドライブユニットやバッテリーの存在感を最小化するデザインや高い趣味性、スポーツ自転車としての高い走行性能を備え、電動アシスト自転車でありながら自転車本来の走りの楽しさ(爽快感)を具現化した新感覚のロードバイクです。電動アシストのメリットを、発進・加速からスムーズに巡航領域につなげるために生かし、「楽するための電動アシスト」から「より楽しむための電動アシスト」への価値の転換を図りました。
 今後も、お客様とともに、電動アシスト自転車のある新たなシーンを築くことを目指し、モデルラインアップの充実を図ります。

ブランドコンセプト

 「YPJ」は、スポーツ自転車の高い走行性能と電動アシスト機能のメリットをハイブリッドさせた新感覚のスポーツ自転車ブランドです。
 「電動アシスト自転車であることを忘れるデザイン」「わくわくする楽しい機能と走行感覚の追及」「所有する喜び」をコンセプトに、高い走行性能・機能、デザイン性を備えた車体に、スポーティな走りを実現するドライブユニット「PWシリーズ」を搭載しています。
 「YPJ」ブランドの展開により、これまでの電動アシスト自転車の概念を越える、新たなスポーツ自転車のジャンルを創造し、ヤマハならではの走りの楽しさや、新しい価値を提案します。

ブランドロゴマーク

 「Yamaha Project」を意味する「YPJ」ブランドのロゴマークを、車体などにデザインしています。


「YPJ-R」の特長

<車体>

特徴的なハイドロフォーミングチューブと、カバー類を廃したシンプルなデザイン

(ブラック×グレー)

メインコンポーネントには、本格スポーツグレードSHIMANO 105を採用

変速機(外装変速22段)
キャリパーブレーキ
ディレイラー(前)
ディレイラー(後)

軽量アルミフレームを採用したヤマハオリジナルデザインの車体と、幅広いお客様に対応するカラーバリエーション、フレームサイズ展開

(ブラック×グレー)
Mサイズ
(トリコロール)
Mサイズ / XSサイズ
(ブラック×ブルー)
XSサイズ

<システム部品>


新開発の小型バッテリーと、クランク合力タイプの「PW」ドライブユニットを搭載

バッテリーと充電器
(充電時)
バッテリーとUSBアダプター
(USBアダプター装着時)

マイクロUSBポート装備のスイッチユニットと、様々なインフォメーションの表示が可能な液晶マルチファンクションディスプレイ

液晶マルチファンクションディスプレイは、夜間も見やすいバックライトも装備
(常時表示)
速度、パワーメーター*1、ケイデンス*2、時計、バッテリー残量メーター
(切替表示)
平均車速、最大車速、トリップメーター、オドメーター、残りアシスト走行可能距離、バッテリー残量、消費カロリー、ペダリングパワー*3

*1 走行中のアシスト力の目安
*2 1分間のクランク回転数
*3 人がペダルを漕ぐ出力

スイッチユニット(*マイクロUSBポート使用時)
マイクロUSBポートより、別売のライトやスマートフォンなどの電子機器への給電が可能
*マイクロUSBポート
コネクター形状: マイクロBタイプ、最大定格出力: DC5V、500mA(USB2.0対応)

液晶マルチファンクションディスプレイは着脱式で、主電源ロック機能も果たす
(電源OFFした後、ディスプレイを車両本体から取り外すことで、スイッチユニットの電源ボタンをロックすることが可能)


主要諸元

YPJ-R
(M)
YPJ-R
(XS)
全長 1,710mm 1,685mm
全幅 450mm 430mm
サドル高 850~1,000mm 810~940mm
タイヤサイズ:前後 700×25C
適応身長の目安 162cm以上 155cm以上
車両重量 15.4kg 15.2kg
補助速度範囲 比例補助 0km/h以上 10km/h未満
逓減補助 10km/h以上 24km/h未満
一充電あたり
の走行距離 ※1
(標準パターン)
「HIGH」モード 14km
「STD」モード 22km
「ECO」モード 48km
電動機形式(定格出力) ブラシレスDCモーター(240W)
変速方式 外装22段(前2速×後11速)
デュアルコントロールレバー / SHIMANO 105
バッテリー リチウムイオン電池
電圧 / 容量※2 / 充電時間 25.2V / 2.4Ah / 約1時間
カラー トリコロール
ブラック×グレー
トリコロール
ブラック×ブルー
※1
一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」をバッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。「標準パターン」の測定条件は以下の通り。
バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量) 65kg、平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・前2、後11」15km/h、上り坂「前1、後9」10km/h、下り坂「前2、後11」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。

※2
容量は、Typ.容量(代表容量)として、当社が従来より使用している方法で測定したバッテリー容量であり、標準パターンで走行した場合に使用できるバッテリー容量の平均値。JIS C 8711によるとTyp.容量2.4Ahのバッテリーは定格容量2.3Ahとなる。

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