VMAX SHOシリーズに直列4気筒185馬力のニューモデル 「F185A」 新発売
2015年3月5日発表
ヤマハ発動機株式会社は、米国のバスボート市場で好評のVMAX SHOシリーズのニューモデルとして、185馬力を発揮する4ストローク船外機「F185A」を開発し、2015年4月1日より発売します。
「F185A」は、最新の2,785cm3、直列4気筒のパワーユニットを採用し、軽量・コンパクト化を追求。これにより、これまで重量バランス等により不可能だった小型バスボートへの搭載を可能にし、既存の2ストローク船外機や4ストローク船外機からの換装にも対応します。
また、サイズや重量のみならず、卓越した加速性能とパワーを発揮するとともに、耐久性、信頼性にも優れています。
環境対応の面では、2008年CARB (カリフォルニア州大気資源局) の規制による最高基準値 (3-STAR)を達成しています。
名称 | 発売日 | メーカー希望小売価格 | 販売計画 |
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F185AETL | 2015年4月1日 | 1,850,000円 (消費税抜き) |
100台 (年間/国内) |
主な特長
●軽量・コンパクト
ダンパーレスのフライホイール、シムレス・バルブリフターの採用、新素材の部品の採用などによって軽量化を追求しました。
●ハイパワー
最新の排気量2,785cm3、直列4気筒、DOHC 16バルブのパワーユニットを採用し、卓越したパワーとスピード性能、燃費性能を実現しました。
VCT(可変カムシャフトタイミング)の採用により、吸気効率を高め、低中速域においてもパワフルな推進力を発揮します。
V6型のVMAX船外機と同タイプのロワーケースを採用。水面下の抵抗を削減し、プロペラの性能を最大限に発揮します。
●高い信頼性と耐久性
4ストロークの最大馬力モデル「F350」と同様のディンプルタイプのシリンダースリーブを採用するなどして耐久性を高めました。
ECMにより、各部センサーの異常を素早く警告し、油圧低下やオーバーヒートなどの異常をきたした場合に回転数を安全域に引き下げ、運転を継続するセーフシステムを装備しています。
●優れた燃費性能と環境対応
燃料を最適なタイミングで燃焼室に供給する「マルチ・ポイント・フュエルインジェクション」を採用し、燃費性能とクリーンな排気を追求しました。
大型ラバーマウントを配した新設計の「ロングスパンマウントシステム」、独自の「シフトダンパーシステム」などにより、急激なスラスト荷重やシフトショック・ノイズを効果的に低減します。
主要諸元
仕様 | F185AETL |
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エンジン形式 | 4ストローク 直列4気筒 DOHC 16-Valve |
総排気量 | 2,785cm3 |
ボア×ストローク | 96.0×96.2mm |
プロペラ軸出力 | 136.1kW (185ps) / 5,500rpm |
燃料供給装置 | 電子制御燃料噴射 |
舵角 | 左32° 右32° |
スタート方式 | 電動スタータ |
ステアリング方式 | リモートコントロール |
推奨燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
乾燥質量* | 223kg |
トランサム高さ | 516mm |
*ステンレスプロペラ付きの質量。