高い信頼性、安定した性能を発揮する人気モデル「F150A」の後継機種 「F150D」新発売
2015年3月5日発表
ヤマハ発動機株式会社は、直列4気筒、総排気量2,670cm3のパワーユニットを採用した4ストローク船外機「F150D」を、2015年4月1日より発売します。
150馬力の船外機は搭載されるボートの種類、用途も多様で、世界的にも最も需要のあるモデルのひとつです。「F150D」は、2003年に発売されたロングセラー「F150A」の後継モデルとして開発。定評のあった信頼性、利便性のほか、加速性能などを向上させるとともに、外観デザインも一新しています。
環境対応の面では、2008年CARB(カリフォルニア州大気資源局)の規制による最高基準値(3-STAR)を達成しています。
名称 | 発売日 | メーカー希望小売価格 | 販売計画 |
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F150DETL | 2015年4月1日 | 1,672,000円 (消費税抜き) |
300台 (年間/国内) |
F150DETX | 1,687,000円 (消費税抜き) |
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FL150DETX | 1,702,000円 (消費税抜き) |
主な特長
●さらに向上した信頼性と耐久性
プラトーホーニング(表面処理をしない精巧な機械技術加工)による内径仕上げを施したシリンダーを採用し、耐摩耗性やピストンクリアランスの精度を高めました。
ロワーユニット内部の歯車の歯数の変更、またタイミングベルトのテンショナーにメカニカルタイプを採用、燃料冷却装置の素材を見直すなど、耐久性を高めました。
単体部品構造のドライブスプロケット、フライホイール、クランクシャフトを採用し、耐久性の向上を実現しました。
●トップカウリングのデザインを一新
新デザインのカウリングはSMC工法からナイロン樹脂製に変更。軽量化とともに、パワーヘッドの保護、発生音の低減を実現しています。また、エアインテークをカウルの側面に設置、パワーヘッドの構造により海水のエンジン内部への浸入をしっかりと防ぎます。
●快適性と利便性の追求
毎分650回転から900回転の間で50回転ごとにトローリングスピードを調整可能な「可変トローリングスイッチ(VTS)」を採用しています。
主要諸元
仕様 | F150DETL | F150DETX / FL150DETX |
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エンジン形式 | 4ストローク 直列4気筒 DOHC 16-Valve | |
総排気量 | 2,670cm3 | |
ボア×ストローク | 94.0×96.2mm | |
プロペラ軸出力 | 110.3kW (150ps) / 5,500rpm | |
燃料供給装置 | 電子制御燃料噴射 | |
舵角 | 左32° 右32° | |
スタート方式 | 電動スタータ | |
ステアリング方式 | リモートコントロール | |
推奨燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
乾燥質量* | 223kg | 228kg |
トランサム高さ | 516mm | 643mm |
*ステンレスプロペラ付きの質量