大型二輪モデル「MT-07」および車いす用電動アシストユニット「JWX-2」 世界的なデザイン賞「iFデザインアワード」を受賞
2015年2月3日発表
ヤマハ発動機株式会社の大型二輪モデル「MT-07」と、車いす用電動アシストユニット「JWX-2」が、このたび、世界的に権威あるデザイン賞「iFデザインアワード」のプロダクトデザイン部門で「iFプロダクトデザインアワード2015」を受賞しました。昨年の「MT-09」に続き、2年連続の受賞となります。
「iFデザインアワード」は、ドイツ・ハノーファーを拠点とするデザイン振興のための国際的な組織「インダストリー・フォーラム・デザイン・ハノーファー(iF)」が1953年から主催しているデザイン賞で、毎年、全世界の工業製品等を対象に、コミュニケーション、プロダクト、コンセプトの3分野で優れたデザインが選定されています。
「MT-07」は“スポーツパッション&スマート”をコンセプトに、走りの楽しさと街中で映えるファッショナブルなスタイル、コストパフォーマンスを調和させたモーターサイクルです。日常域でパワフルながら扱いやすいエンジンを搭載、“軽量・スリム・コンパクト”でスタイリッシュな車体による優れた操作性・所有感などが特徴です。2014年から、欧州を中心に北米や国内でも発売しており、人気を博しています。
「JWX-2」は、電動アシスト自転車PASの技術「パワー・アシスト・システム」を応用し、車いすのハンドリム操作の負荷に応じて電動の補助力がはたらく車いす用電動アシストユニットです。操作負担の大きい坂道や絨毯の上などもスムーズに操作できます。また、さまざまな形状の車いすに装着可能で、専用ソフトウェア「JW Smart Tune(ジェイ・ダブリュ・スマート・チューン)」を用いて、アシスト力や応答性、直進性、左右バランスなど、症状にあわせた細かい設定ができるのが特徴です。
[デザイン本部長 長屋 明浩(ながや あきひろ)のコメント]
世界的なデザイン賞の一つであるiFデザインアワードを当社2製品が受賞出来たことは、大変名誉であり嬉しく思います。
「MT-07」は、「スポーツバイクのダイナミックな走りの機能美」と「初心者にも安心感のある敷居の低さ」という一見相反するデザインテーマを両立出来た点が、「JWX-2」は、「行ってみたい」から「行こう」へと使う人の気持ちをアシストし、毎日をもっと快適にするデザインである点が評価されたものと思っています。
当社は、今後もワクワクするような魅力的なデザイン、世界の人々の生活と心を豊かにするデザインを目指します。