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PT. Bussan Auto Finance社による第三者割当増資について

2013年12月19日発表

 三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)と、ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、社長:柳弘之、以下「ヤマハ発動機」)グループが出資するインドネシアの二輪車向け販売金融会社「ブッサンオートファイナンス社(PT. Bussan Auto Finance)」(本社:ジャカルタ、三井物産90%、ヤマハ発動機グループ10%、以下「BAF社」)は、このたびヤマハ発動機グループと同国大手財閥のリッポー(Lippo)グループの金融会社PT. Ciptadana Capital(以下「PTC社」)を引受先とする約3,500億ルピア(約31億円)の第三者割当増資契約ならびに関連契約書を締結しました。これにより、増資後のBAF社出資比率は三井物産70%、ヤマハ発動機グループ20%、PTC社10%となります。

 三井物産とヤマハ発動機グループは、今回の増資を通じて、BAF社の経営・財務基盤の一層の強化を図り、ヤマハ製二輪車の販売台数のさらなる拡大を目指します。また、小売業から通信業まで幅広く手掛けるリッポーグループを株主に迎えることで、国内各地域の旺盛な需要を取り込んでいきます。更に、長期的には、二輪車事業を核とした周辺事業への参画も視野に入れ、これからもインドネシア国民の生活の足である二輪車がより多くのお客さまに届けられるように貢献していきます。

 2011年に800万台に達したインドネシア二輪車市場は、長引くインフレや販売金融業界への頭金規制導入等の影響により、2012年には706万台まで減少しましたが、2013年は堅調な回復を見せており、750万台前後を見込んでいます。約2億4,000万人の人口を抱えるインドネシアは、他のASEAN諸国と比較すると二輪車の普及率がまだ低いこともあって今後も販売の拡大が期待されています。

 BAF社は、1997年、ヤマハ二輪車を購入するインドネシアの消費者にローンを提供し、販売の裾野を拡大する販売金融会社として設立されました。全国に約200支店を構え、二輪車販売台数世界第3位の同市場でシェア30%以上を占めるヤマハの販売をローン組成の面から支えています。

スキーム図

スキーム図
スキーム図

ご参考

PT. Bussan Auto Finance概要

  所在地 インドネシア共和国ジャカルタ市
  設立 1997年設立
  代表者 大黒 哲也
  従業員 約10,000名
  資本金 約2,750億ルピア(約25億円)(増資前)
  株主構成 三井物産グループ70%、ヤマハ発動機グループ20%、リッポーグループ10%(増資後)

Lippoグループ概要

  所在地 インドネシア共和国ジャカルタ市
  設立 1948年設立
  代表者 Mochtar Riady
  従業員 約35,000名
  主な事業 携帯高速通信事業、不動産開発、小売事業、病院、教育事業、有料ケーブルテレビ・衛星テレビ、インターネットサービス事業、メディア事業、銀行業
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