インドに二輪車R&Dの新会社を設立 アセアンに次ぐ「統合開発センター」が稼動
2013年4月9日発表
第1四半期連結業績について
ヤマハ発動機株式会社は、インドにおけるモノ創り競争力の強化を目的に、同国UP州スラジプールに二輪車のR&D拠点となる新会社Yamaha Motor Research and Development India Pvt. Ltd.(ヤマハ・モーター・R&D・インディア、略称YMRI)を設立しました。昨年設置の「インド調達センター」の調達機能も取り込み、このたび、「インド統合開発センター」として稼動しました。
YMRIは、昨年タイに設置した「アセアン統合開発センター」に続く2拠点目の統合開発センターの中核を担う会社として本年2月に設立、当社グループでは、イタリア、台湾、中国、タイに次ぐ海外R&D拠点となります。
YMRIを核とした同センターでは、インド市場に合わせた設計基準、保守基準、製造基準への革新を推し進め、“図面を変える”ことで「世界最安値のモノ創り」を具現化し、同国での事業経営に貢献します。
また、将来的には、チェンナイサイトも設置し、現在、本社で行っている同国向けのモデル開発も行う予定です。
インドの二輪車市場は、政治・経済の安定とファイナンスの拡大などによって年々伸び続け、2012年には約1,400万台と、中国を超え世界第1位となっており、さらに2015年には1,600万台規模となる見込みです。
当社は、高級価格帯への積極的な商品投入や伸長が著しいスクーターカテゴリーへの参入などを進め、2012年の同国内での販売は35万台でした。本年からの中期計画ではスクーターカテゴリーへの継続的な商品投入、販売網の拡充、チェンナイでの第2工場建設・稼動(2014年)を計画どおりに推し進め、2013年には50万台、2015年には100万台の販売を見込んでいます。
新会社の概要
社名 | : | Yamaha Motor Research & Development India Pvt. Ltd. (ヤマハ・モーター・R&D・インディア) |
所在地 | : |
インドUP州スラジプール |
設立 | : | 2013年2月18日 |
稼動 | : | 2013年4月1日 |
代表者 | : | 社長 小林 利和(こばやし としかず) |
資本金 | : | 2,000万ルピー(約3,500万円) |
出資 | : | ヤマハ発動機株式会社 100% |
事業内容 | : | 二輪車の研究開発 |
従業員数 | : | 80名(稼動時) |