トリプルセンサーシステムを搭載しアシスト性能が格段に進化 電動アシスト自転車PAS 27型通勤・通学用スタイリッシュ2013年モデル 2機種発売
2013年2月28日発表
ヤマハ発動機株式会社は、国内初※1のトリプルセンサーシステムを搭載した、27型通勤・通学用のスタイリッシュな電動アシスト自転車PAS2機種を2013年3月29日に発売します。販売台数は3,000台(日本国内・年間・2機種の合計)を計画しています。トリプルセンサー搭載モデルは今回の2機種を含め5機種になります。
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《 2013年モデルの主な特長 》
- 1)
- 国内初のトリプルセンサーシステム
- 2)
- 残りアシスト走行可能距離が表示できる3ファンクションメーター
- 3)
- バッテリー容量増加で走行距離が伸張
ペダルを踏み込む力を感知する「トルクセンサー」と車速を感知する「スピードセンサー」からなる従来のダブルセンサーに、ペダリングの速度を感知する「クランク回転センサー」を加えたトリプルセンサーシステムを搭載しました。瞬時にかつ繊細に走行状況と乗り手の動きを把握し、パワフルさはそのままに、よりなめらかで快適なアシスト走行を実現しています。
従来のバッテリー残量と車速のデジタル表示に加え、選択している走行モードごとにあと何kmアシスト走行できるかの目安※2を表示する機能も加えた新型メインスイッチを採用。ボタンレイアウトもより操作しやすくなりました。あわせて夜間の視認性に優れるバックライトも装備しています。
PAS CITY-Lは6.6Ahから、PAS CITY-Sは4.3Ahから8.7Ahへ容量アップし走行距離が伸びています。
なお、2機種ともに、ギアに合わせてきめ細かな制御を実現するS.P.E.C.3や安心・充実の長期製品保証など、従来から好評の特長はそのまま継承しています。
- ※ 1
- 2013年2月現在(ヤマハ発動機調べ)
- ※ 2
- 走行状況やバッテリーの劣化状態により変化します
- PAS CITY-L (パス シティ エル):学生をメインターゲットとした通学に便利な機能充実モデル
- PAS CITY-S (パス シティ エス):通勤・通学仕様のスタイリッシュモデル
名称 | PAS CITY-L | 発売日 | 2013年3月29日 |
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PAS CITY-S | |||
販売計画 | 3,000台(日本国内・年間・2機種の合計) |
市場背景と概要
1993年に世界で初めて電動アシスト自転車PASを開発・発売して以来、ヤマハ発動機株式会社では“人間感覚を最優先する”という開発当初の理念を受け継ぎながら、PASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、商品の熟成を重ねてきました。
今回発売する2機種は、スタイリッシュなフレームに、27型タイヤと通勤や通学に便利な装備を充実した製品で、男性や学生を中心に若いユーザーに受け入れられています。
また、2013年は当社が世界に先駆けて電動アシスト自転車PASを1993年に開発・発売してから20周年を迎える記念の年となります。
製品の主な特長
国内初のトリプルセンサーシステム
ペダルを踏み込む力を感知する「トルクセンサー」と車速を感知する「スピードセンサー」からなる従来のダブルセンサーに、ペダリングの速度を感知する「クランク回転センサー」を加えたトリプルセンサーシステムを搭載しました。瞬時にかつ繊細に走行状況と乗り手の動きを把握し、パワフルさはそのままに、よりなめらかで快適なアシスト走行を実現しています。
なお、トリプルセンサーシステム搭載のモデルは今回の2機種を含め全部で5機種*です。
*PAS ナチュラ L デラックス、PAS ナチュラ L、PAS Ami (アミ)とあわせて
残りアシスト走行可能距離が表示できる3ファンクションメーター
従来のバッテリー残量と車速のデジタル表示に加え、選択している走行モードごとにあと何kmアシスト走行できるかの目安を表示する機能も新たに搭載した「3ファンクションメーター」。走行中のバッテリー切れへの不安を軽減します。
また、ボタンレイアウトを見直し、より操作しやすくなりました。あわせて夜間の視認性に優れるバックライトも装備しています。
新型8.7Ahリチウムイオンバッテリー
ロック構造を変更し、着脱操作性の向上を実現した新型8.7Ahバッテリーを採用。繰り返し充電が700~900回と耐久性に優れ、環境に優しく経済的です。
なお、PAS CITY-Lは従来の約1.3倍(6.6Ahから8.7Ahへ)、PAS CITY-Sは約2倍(4.3Ahから8.7Ahへ)のバッテリー容量となり、走行距離が伸びています。
スタイリッシュなフレームに長距離走行が快適な27型タイヤ採用
PAS CITY-Lは乗り降りしやすくおしゃれなループ型フレーム、PAS CITY-Sはスポーティなスタッガードフレームを採用。いずれもワイヤー類はフレーム内部を通すことですっきりした外観を実現しています。
なお、2機種ともに長距離走行が快適で転がり抵抗が少なく剛性の高い27型のEマイティロードタイヤを採用しています。
安心・充実の長期保証
製品保証期間については、バッテリーは2年間、ドライブユニット・フレーム・フロントフォークは3年間の長期保証となっています。
「S.P.E.C.3」によるきめ細かなアシスト
内装3段変速機のギアポジションごとに最適なアシスト力を供給する当社独自の「S.P.E.C.3(スペックスリー/Shift Position Electric Control×内装3段変速)」を搭載。スピードセンサーにより走行速度を検出、モーター回転数との関係から選択しているギアを読み取ることによって、モーター回転数のみによる制御では成し得なかった広範囲にわたるアシストが得られるようになり、発進時から加速、巡航時はもちろん、坂道でもパワフルでなめらかな乗り心地を実現しています。
使い方にあわせて選べる走行モード
ユーザーが好みや走行シーンに合わせて3つの走行モードから最適なアシストを選択できます。「S.P.E.C.3」との組み合せによって、きめ細かく無駄のないアシスト制御を可能にし、パワフルなアシストと走行距離の両立を実現します。また、走行モードは手元のスイッチで簡単に切り替えできます。
「強」 パワフルなアシストが得られるモード
「標準」 アシストパワーと走行距離をバランスよく両立させるモード
「オートエコモードプラス」 かしこく節電して走行距離を伸ばせるモード
主要諸元
PAS CITY-L | PAS CITY-S | ||||||
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寸法 | 全長 | 1,895mm | 1,865mm | ||||
全幅 | 560mm | 580mm | |||||
サドル高 | 800~935mm | 800~935mm | |||||
タイヤサイズ | 27×1 1/2 WO (前後) |
27×1 1/2 WO (前後) |
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適応身長のめやす | 154cm以上 | 154cm以上 | |||||
車両重量 | 28.1kg | 24.6kg | |||||
性能 | 補助速度範囲 | 比例補助 | 0km/h以上10km/h未満 | ||||
逓減補助 | 10km/h以上24km/h未満 | ||||||
一充電あたりの 走行距離※1 |
強モード | 33km | 34km | ||||
標準モード | 40km | 40km | |||||
オートエコモード プラス |
45km | 46km | |||||
電動機形式(定格出力) | ブラシレスDCモーター(240W) | ||||||
変速方式 | リヤハブ内装3段 | ||||||
バッテリー | リチウムイオン電池 | ||||||
電圧/容量※2/充電時間 | 25.2V / 8.7Ah / 約4.5時間 | ||||||
照明装置 | 2灯ホワイトLED バッテリーランプ(2W) |
2灯ホワイトLED バッテリーランプ(1W) |
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盗難抑止装置 | ディンプルキー式一発二錠 | ||||||
カラー | 新色 | メタル スペースブラック |
レッド |
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継続 | レッド |
アースブルー スノーホワイト |
- ※ 1
- 一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」をバッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。「標準パターン」の測定条件は以下の通り。
バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量) 65kg、平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。
- ※ 2
- 容量は、Typ.容量(代表容量)として、当社が従来より使用している方法で測定したバッテリー容量であり、標準パターンで走行した場合に使用できるバッテリー容量の平均値。JIS C 8711によるとTyp.容量8.7Ahのバッテリーは定格容量8.4Ahとなる。
PAS CITY-L
PAS CITY-S
メーカー希望小売価格 (本体価格※3)
PAS CITY-L | 113,000円 (107,619円) |
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PAS CITY-S | 108,000円 (102,857円) |
※3 本体価格はバッテリーを含む車両と専用充電器の合計金額です |