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「第9回ヤマハ アセアン カップ レース」フィリピンで初開催 アセアン地域で需要拡大中のオートマチック車両クラスを新設

2012年12月7日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、ヤマハ・モーター・フィリピン(YMPH)とともに2012年12月7日~8日の2日間、SMシティ・サンタロサに設置した特設コース(フィリピン・ラグーナ州サンタロサ市/全長:約926m)にて、フィリピンでは初めてとなる「第9回YAMAHA ASEAN CUP RACE(ヤマハ アセアン カップ レース)」を開催します。本レースは、2003年から開催しているもので、参加各国で行われる予選レースを経た選抜ライダーが参集し、技量を競うヤマハワンメークレースの大会です。

 今回、フィリピンとインド、インドネシア、タイ、マレーシアの5カ国から選抜された総勢43名のライダーと特別参戦枠として日本人ライダー2名が参加。MT(マニュアルトランスミッション)クラスと今回から新設のAT(オートマチックトランスミッション)クラスに分かれてレースを行います。使用する競技車両はMTクラスが、上級モペットの「T135〈フィリピンにおける商品名:SNIPER (スナイパー) MX〉」、ATクラスはアセアン全域で幅広く支持を得ている「AL125〈フィリピンにおける商品名:MIO(ミオ)125 MX〉」です。



第8回大会の模様(開催地:マレーシア)


 二輪車の主要市場の1つであるアセアン地域において、「モーターサイクルスポーツへの関心の高まり」や「アクティブな志向とライフスタイルを持つ若者たちの増加」といった市場動向を受け、当社では(1)スポーティでスタイリッシュなYAMAHAブランドイメージの強化、(2)同地域におけるモーターサイクルスポーツの普及・振興および青少年育成、を目的にさまざまな活動を推進しており、「YAMAHA ASEAN CUP RACE」は、その1つとなります。

 なお、本大会は参加各国の持ち回りで開催していますが、ここ数年フィリピン国内でのレース人気の高まりを受け、YMPHがホスト国として初めて大会運営を行います。


※ ワンメークレース = 単一の車両によって行われるレース形態


「YAMAHA ASEAN CUP RACE」競技概要について

 競技は、MTクラスと今大会より新設のATクラスの2クラスで構成し、それぞれが2ヒート制でレースを行い、2ヒート合計のチャンピオンシップポイントで順位を決定します(同ポイントの場合は2ヒート目の順位を優先)。また公平さを期するため、同一条件に整備された車両を厳正な抽選会によって割り当てて使用します。さらに、まだ小柄の若いライダーの参加が増えているため、最低重量制限を設定しています。
 表彰については、MTクラス/ATクラスそれぞれ1~5位に入賞したライダーにトロフィーと賞金が、全ライダーの獲得ポイント合計によって争われる国別表彰の優勝チームにはトロフィーが贈呈されます。

 市場での人気の高まりを受け、今大会よりATクラスを新設。ATモデルは、その利便性や快適性、そしてファッション性などから、若者や女性を中心に人気が高く、国別の違いはあるもののATモデルの占める割合も年々着実に伸長しています。「YAMAHA ASEAN CUP RACE」を通じて、ヤマハATモデルの高い性能と信頼性を訴求するとともに、より多くのお客さまにレースに親しみを持っていただくため、ATクラスを新たに設定しました。


チャンピオンシップポイント

Place 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th
Points 25 20 16 13 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

競技車両について

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フィリピンの現行市販「T135」

(SNIPER MX)

●「T135」(MTクラスの競技車両)

 MTクラスの競技車両には、ヤマハ上級スポーティモペット「T135」を使用します。「T135」は2005年秋に発表した上級モペットで、PerformanceとFormalを組み合わせた造語"Performal" Mopedを開発コンセプトに、高性能とファッション性の融合を実現したヤマハモペットのフラッグシップモデルです。水冷4ストローク135ccエンジンは、ダイアジルシリンダーや軽量アルミ鍛造ピストンなど、ヤマハ独自の技術を投入しています。
 現行モデルでは、パワーバンドを効率よく走りに活かす5速ミッションや前後ディスクブレーキ(前輪は先代モデルから継承)の採用に加え、より斬新でスタイリッシュなデザインへ一新するなど、スポーティ性能を進化させ、モペット市場の牽引役として高く支持されています。

 このスポーティな走行性能は街中だけでなく、レース車両としても高い性能を発揮することから、「T135」でレース経験を積むことがライダーの技術レベル向上に役立つとの考えにより、135ccクラスのローカルレースを2006年から各国で本格的に開催。「YAMAHA ASEAN CUP RACE」でも、2006年の第4回大会から競技車両として「T135」を選定しています。


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フィリピンの現行市販「AL125」

(MIO125 MX)

●「AL125」(ATクラスの競技車両)

 今大会から新設のATクラスの競技車両には、「AL125」を使用します。 「AL125」は、水冷4ストローク125ccCVT高圧縮比エンジンに、ダイアジルシリンダーや軽量アルミ製鍛造ピストンなど、「T135」同様のヤマハ独自の技術を投入。軽量コンパクトで乗りやすく、取り回しや足つき性にも優れ、オートマチックモデルとしての使いやすさ、収納性、経済性、環境性能を備えながら、シャープ&スポーティな外観とキビキビした軽快な走りで、若者を中心に幅広い層に支持されています。
 レース経験のない方でもエントリーしやすいクラスとして、2011年からアセアン各国で「AL125」を使ったローカルレースの開催に注力。競技人口の拡大やそれにともなう観客の動員増加、さらにレースに対する親しみやすさにも一役買っています。

 レース当日は、いずれのクラスもヤマハレーシングカラーのブルーとスピードブロックのグラフィックをベースに、一部に各国の国旗をデザインしたカウリングの車輌で競います。


アセアン地域におけるグループ会社のモータースポーツ支援活動

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2012年の全日本ロードレース選手権ST600クラスでチャンピオンに輝いた#30デチャ・クライサルト選手

 アセアン地域のグループ会社は、モータースポーツ文化の普及・振興を目的として、1980年代からさまざまな活動を行ってきました。各国で行われるヤマハカップレースや国内選手権、ライダーのスキルアップを目的とした「ヤマハライディングアカデミー」の開催、さらには指導者を育成するインストラクター教育などを継続して行うことにより、競技人口の拡大と競技レベルの向上を積極的に推進しています。
 こうした活動の継続的な展開により、各国の競技人口は拡大、競技レベルも急速に高まっています。国内選手権から「YAMAHA ASEAN CUP RACE」、そしてFIMアジアロードレース選手権、さらにはワールドスーパースポーツ選手権やロードレースの世界最高峰MotoGPへと、ステップアップを目指すライダーも増えつつあります。
 2012年の全日本ロードレース選手権ST600クラスでチャンピオンに輝いたデチャ・クライサルト選手(タイ/2005年第3回大会エキスパートクラスチャンピオン)を始め、ロードレース世界選手権Moto2クラスにワイルドカード枠で出場するなど、「YAMAHA ASEAN CUP RACE」をきっかけにアセアン地域のライダーは活躍の場を広げています。
 またライダーの若年化に伴い、家族ぐるみでサーキットに足を運ぶケースも増え、レース観戦者やモーターサイクルイベント全般の動員数も参加各国にて着実に伸長しています。

 なお今回ホスト国を務めるフィリピンは、2004年から本大会に参戦。「YAMAHA ASEAN CUP RACE」での経験を活かして国内ライダーを育成しようと、2010年には"ヤマハGP"というワンメークレースを始動。2010年の第8回大会ノービスクラスでは、フィリピンライダーが3位表彰台に上がるなど、実力を付けてきています。またライダー育成を通じて挑戦する素晴らしさを訴求するとともに、安全装具の貸し出しやコース整備等を行い安全な環境下でのレース開催も促進。こうしたモータースポーツの普及とともに"ヤマハと言えば二輪レース"というスポーティなイメージを醸成し、販売においても差別化を図っています。


「YAMAHA ASEAN CUP RACE」ゲストライダーについて

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黒山健一選手(チーム・黒山レーシング・ヤマハ)


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野崎史高選手(YSP京葉レーシング)

 モータースポーツを観戦する楽しみやモーターサイクルを操ることの魅力を広げるため、トライアルのデモンストレーションをイベントとして行います。
 トライアルはヨーロッパで人気のクロスカントリーモータースポーツのひとつで、「セクション」と表現される自然を利用したり人工的につくられたコースを、足を付いたりコースアウトせずに走破するなど、速さではなく、技の正確性等を競うモータースポーツです。

 今回華麗なテクニックを披露するのは黒山健一選手(チーム・黒山レーシング・ヤマハ)と野崎史高選手(YSP京葉レーシング)です。 黒山選手は海外での活躍の後、2006年からヤマハライダーとして活躍。今シーズンも全戦全勝の快挙を成し遂げ、全日本トライアル選手権でチャンピオンを獲得。自身が持つ財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の統括競技における史上最多記録を更新し、通算11度目の王座に輝くなど、日本を代表するトライアルライダーです。
 野崎選手は2002年、19歳でトライアル世界選手権にフル参戦を開始し、日本人として初めてとなる20歳位以下のジュニア世界チャンピオンを獲得。2006年からは活躍の場を日本に移し、常に全日本トライアル選手権の上位に入る成績を上げています。今シーズンは3戦連続で黒山選手とワン・ツー表彰台を占めるなど活躍しますが、わずか2ポイント差でランキング2位を逃し3位で終えました。



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