インド二輪車市場は、年間約1,300万台の総需要(2011年/ヤマハ調べ)があり、好調な個人消費や人口の拡大などにより成長を続けており、2012年度には中国を抜き世界第1位の市場になると予測されています。
なかでもスクーターカテゴリーは、2006年には市場の約11%の約90万台でしたが、2011年には市場の約18%を占める約240万台となっており、急速に市場が拡大しています。
直近では、ガソリン価格をはじめとした物価の上昇や、金利の高止まりなどを要因とする消費マインドの冷え込みなどで、市場全体の伸長は鈍化傾向にあるものの、女性の社会進出に伴うスクーターユーザーの増加などを背景に、スクーターカテゴリーは今後もさらなる拡大が見込まれています。
インドのスクーターは、重量感ある大柄な車格を持った男性向けモデルや、家族で共用することを想定したモデルが主流ですが、女性ユーザーに合った、扱いやすいコンパクトなモデルへの要望も高まってきているという市場背景を踏まえ、デザインや新しさを重視する「若い女性」をターゲットに、「CYGNUS RAY」を企画開発しました。 |