ヤマハ発動機株式会社は、ブラジルで販売している二輪車のスポーツモデル「YS250 FAZER」にガソリンとエタノールの両燃料が使用可能な“ブルーフレックス※”仕様を追加設定し、7月中旬より現地で販売を開始します。
「YS250 FAZER」は、125cc~150ccクラスが主流のブラジルにおいて、よりスポーツ志向の高いお客さまに向けて2010年から市場投入し、人気を博している排気量250ccのモデルです。 このたび市場投入する「YS250 FAZERブルーフレックス」は、ガソリン仕様のエンジンに技術的な改良を加え、ガソリンと環境に優しいエタノールまたはそれらをフレキシブルに混合した燃料で走行できるモデルです。
ブラジルの二輪車市場は、好調な経済成長に支えられ、2011年には前年比8%増の194万台、2012年は前年と同程度で推移する見通しです。また、同国においては、国策としてエタノール燃料の生産に力を入れ、ガソリンスタンドでもエタノール燃料が販売されており、年間に販売される二輪車の約30%がガソリンとエタノールの両燃料が使用できる車両です。
当社は、現在115ccから1,200ccまでのガソリン仕様のラインナップで販売台数を伸ばし、2011年には前年比7%増の24万台を販売しました。
このたびの「YS250 FAZER ブルーフレックス」の市場投入に加え、今後、低排気量帯への”ブルーフレックス”
仕様車の投入を順次進めることで、お客さまの選択肢を増やし、ユーザー満足度の向上を図ります。
なお、生産は現地の製造子会社Yamaha Motor da Amazonia Ltda.(ヤマハ・モトール・ダ・アマゾニア)で行い、Yamaha Motor do Brasil Ltda.(ヤマハ・モトール・ド・ブラジル)で販売します。
※ガソリンとエタノールまたはそれらを混合した燃料で走行できる機能を、当社では”BlueFlex(ブルーフレックス)”と名付け商標登録しております。 |