環境ISO認証　世界42社での統合を開始　さらなる環境マネジメント活動の向上に向けて

　ヤマハ発動機株式会社は、海外拠点を含むグループ会社で導入しているISO14001環境マネジメントシステムを4月より統一認証化する取り組みをスタートします。

　現在、ヤマハ発動機グループにはISO14001環境マネジメントシステムを導入している会社が日本・欧米・アセアン・中国・台湾・インド・南米の各地域で42社あり、それぞれが別々の認証機関から監査を受けている状態にあります。これを一つの認証機関でグローバルに統合することで、

1. 一元管理によるガバナンスの向上
2. 環境活動のレベルアップ
3. 効率化によるコストの大幅低減
　　などを見込んでいます。

　具体的な取り組みとしては、まず本社が統一認証基準に基づく全社共通ルールを設定。グループ各社がそのルールに従い年間の環境活動計画を策定・実行します。 本社はグループ各社とのコミュニケーションを通じ、活動内容の向上・均質化を図ります。
　2012年夏から2013年春までを第一ステップとして国内9社、海外2社の計11社を、2013年秋以降で残り31社の個別認証を順次統一認証化していきます。

当社は、1999年2月より社内各サイト毎にISO14001環境マネジメントシステムの導入を開始し、事業活動がおよぼす環境への影響をマネジメントしてまいりました。 2004年10月には全9サイトを統一するなど活動を進めてきました。

　次期中期経営計画において当社は、「持続的成長による企業価値向上」を目指し、 「事業規模」拡大、「財務力」強化、「企業力」向上に取り組んでまいりますが、このたびの施策は「企業力」向上につながるものであり、 今後も世界規模で効率的・実効的な環境マネジメントをグループ一体となって推進してまいります。

*ISO14001は、1996年9月に国際標準化機構（ISO）によって発行された環境マネジメントシステムに関する規格で、 組織が環境に及ぼす影響を効果的に管理するために必要な環境マネジメントシステムの要素を体系化したものです。