ヤマハ発動機株式会社は、二輪車、船外機などの各事業部門や、国内・海外の子会社でそれぞれ行っていた金型製造をグローバルに統括し、製造する体制へ再構築を進めています。今回この一環として、4月1日付にて、子会社である株式会社メルコより、国内およびインドネシアにおける金型事業を移管します。
グローバルに金型を製造する体制を構築し、モノ創り機能を強化することで、①金型技術のさらなる強化 ②金型製造工程の一元化 ③トータルコストの低減 ④製品の開発から生産に至る時間の短縮 などの効果を狙います。 特にアセアン地域では、「アセアン統合開発センター」の稼動とあわせて、同地域での金型製造への当社の統括を強め、商品開発の効率化と市場競争力の向上を促進します。
当社は、金型の設計、生産から保全に至る全てのプロセスをグローバルに統括する組織として、2011年7月に技術本部生産技術統括部内に「金型技術部」を新設し、金型戦略を推進してきました。 今回の事業移管により、アセアン地域も含め、当社グループの全ての金型関連部門を統括する体制が整うこととなります。
なお、この事業移管により、株式会社メルコの従業員は当社に転籍雇用となり、生産設備も当社に譲渡移管します。
当社は、次期中期経営計画において「持続的成長による企業価値向上」を目指し、「事業規模」拡大、「財務力」強化、「企業力」向上に取り組んでまいりますが、このたびの施策は「企業力」向上につながるものであり、今後も全社一体となってモノ創り機能を強化してまいります。 |