ヤマハ発動機株式会社は、斬新なオフロードテイストのスタイリングにYMJET-FI※1を搭載した115ccのAT(オートマチック)コミューター「TTX」を開発、タイのグループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)にて2012年4月より同市場に導入します。
タイの二輪車市場は年間約200万台(2011年/ヤマハ調べ)で推移。このなかで20代男性を中心に、個性に合わせたドレスアップをするなど、自己表現ツールとして二輪車を楽しむ文化が定着しています。こうしたお客様に向けた次世代ATコミューターが新製品「TTX」で、R&D機能をもつタイのグループ会社「YMAC」(Yamaha Motor Asian Center Co., Ltd.)を中心に企画・開発を進めました。外装部品を重ね合わせた“レイヤー構造”を施し、スポーティー且つ個性的なスタイリングに専用サスペンション・幅広タイヤ(後輪100/70-14)などを採用したニューテイストのモデルです。また、多彩な純正アクセサリー用品も設定し、個性的なドレスアップを楽しむお客様のニーズに応えました。
「TTX」は、同じく2012年4月より導入の125ccYMJET-FIを搭載したATコミューター「NOUVO SX」と共に、3月27日(一般公開は28日)より開催されている第33回バンコク国際モーターショーにて発表、展示しています。両製品とも、2012年1月よりタイに導入しているYMJET-FI搭載モデル「Mio115i」などに続き、当社の中期成長戦略※2「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」の取り組みの一翼を担うラインナップとなります。
※1 YMJET-FI:Yamaha Mixture Jet-Fuel Injection/主通路とは別に設けた副通路からのエアアシストを行い噴射燃料と空気を効率的に混合させ、実用域での燃費向上に貢献するFIシステムです。
※2 中期成長戦略:当社の2010年から2012年までの3カ年の中期的な経営計画で、4つの成長戦略の一つとしてアセアン二輪車における商品力・収益力向上」を掲げ、「FI搭載比率の拡大と商品力の強化」並びに「FIシステムコストダウンと規模効果による収益性の向上」の両立により、更なる商品競争力強化を目指しています。
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