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学生をメインターゲットとした電動アシスト自転車「PAS CITY M」新発売 バッテリー容量を約10%増量した「PAS CITY L8」2012年モデルも同時発売

2012年1月20日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、学生をメインターゲットとした電動アシスト自転車の新製品「PAS CITY M(パス シティ エム)」を2012年2月28日より発売します。
 ワイヤー内蔵の新開発フレームに6.6AhのMサイズ“長生きバッテリー”、バッテリー残量を細かくデジタル表示する「デジタルメーター付メインスイッチ」を搭載。さらに通学に便利な機能装備の充実として、ステンレス製大型バスケットやクラス27のリアキャリア、夜間走行時も明るいバッテリーランプ、両足スタンド、盗難抑止効果の高い一発二錠、27型タイヤなどを採用しています。

 また、通勤用途向けに昨年発売した「PAS CITY L8(パス シティ エルエイト)」の2012年モデルも同じく2月28日に発売します。これにより同日発表のPASナチュラLシリーズ3機種、幼児2人同乗基準適合モデル2機種と合わせ、PASの2012年モデルは全12機種となります。
 2012年の「PAS CITY L8」は、長距離走行向けモデルとして、Lサイズ“長生きバッテリー”の容量を8.1Ahから8.9Ahへと約10%増量し、走行距離を伸ばしました。また「デジタルメーター付メインスイッチ」や安心の製品保証期間、内装8段変速機など、2011年モデルで好評の特長は継承しています。

  PASシリーズは、多様化する電動アシスト自転車のニーズに対応し、モデルごとに最適なアシスト力・バッテリー容量・走行距離・カラー・装備を設定するなど充実したバリエーションで展開しています。当社では、昨今増加しつつある通学・通勤ニーズに応えた本製品を通じ、電動アシスト自転車の新規需要をいっそう拡大していきます。



製品写真

「PAS CITY M」(ダークブラウンの車両)


名称

「PAS CITY M」

発売日

2012年2月28日

「PAS CITY L8」

販売計画

6,000台(2機種合計、年間、国内)



商品の概要

 1993年に世界で初めて電動アシスト自転車PASを開発・発売して以来、ヤマハ発動機株式会社では“人間感覚を最優先する”開発当初の理念を受け継ぎながら、PASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、商品の熟成を重ねてきました。電動アシスト自転車市場は年々拡大し、2011年の年間総需要は約42万台(前年比約110% 当社推定値)と見込まれています。
 市場が伸長する中、当社ではPASのバリエーション拡大を図り、多様化するニーズに対応してきました。そして近年、通学・通勤などに使用する若年層や男性の需要も増加しています。今回発売する「PAS CITY M」は、拡大しつつある学生需要を取り込もうと、通学自転車に求められる便利な装備を充実したモデルとして開発しました。また「PAS CITY L8」は、通勤利用が多いことから、バッテリー容量を約10%増量し走行距離を伸ばすことにより利便性を高めました。



新製品「PAS CITY M」の主な特長

イメージ

バスケットの容量が大きく、ランプも明るくて、通学に便利

■通学に便利な装備の充実
 「クラス27リアキャリア」と「両足スタンド」を標準装備。大きな荷物も入る約25Lの「ステンレス製バスケット」やサークル錠とハンドルを同時にロックできる「一発二錠」、夜間走行も明るい「2灯ホワイトLEDバッテリーランプ(2W)」と「ソーラーテール」、転がり抵抗が少なく剛性の高い「27型のEマイティロードタイヤ」など、学生の使い勝手を考慮した装備を充実しています。



PASシリーズの主な特長

■約10%増量した高耐久で経済的な“長生きバッテリー”
 バッテリー交換の目安であるサイクル寿命が700~900サイクルと高耐久で2011年モデルから好評の小型軽量三元系リチウムイオンバッテリーを全機種に採用。バッテリー寿命が長く経済的です。
 なお、2012年モデルではMサイズ・Lサイズともにバッテリーの容量を従来比で約10%増量し、走行距離も伸ばしました。


イメージ

メインスイッチ

■バッテリー残量をデジタル表示するメインスイッチ
 バッテリー残量をデジタル表示するメインスイッチを2012年モデル全機種に搭載しています。バッテリー残量が20%になるまでは10%単位で表示し、残り20%を切ると1%単位で細かく残量表示するので長距離の通学・通勤用途でも安心して使用できます。また、切り替え操作により走行速度表示も可能です。


■安心の製品保証期間
 安心してご利用いただけるよう、2011年モデルより製品保証期間を延長。バッテリーは2年間、ドライブユニットとフレーム、フロントフォークは3年間にしています。


■カラーバリエーションの充実でよりおしゃれに
 PASご購入者アンケートによると購入時に重視する項目の上位にカラーリングが位置づけられています。「PAS CIYT M」は通学に彩りを添える3色のカラーを採用し、「PAS CIYT L8」は、PASシリーズ初となる艶消しカラー“マットアッシュ”を追加しました。カラーバリエーションを充実することでファッション性を高め、“PASを色で選ぶ楽しさ”を広げました。


イメージ

■アシスト力を遺憾なく発揮する独自の機構「S.P.E.C.」
 内装変速機のギアポジションごとに最適なアシスト力を供給する当社独自の「S.P.E.C.(スペック/Shift Position Electric Control)」を搭載。「S.P.E.C.」は、スピードセンサーにより走行速度を検出し、モーター回転数との関係から選択しているギアを読み取ることにより、モーター回転数のみによる制御では成し得なかった広範囲に亘るアシストを実現しました。発進時から加速、巡航時はもちろん、坂道でもパワフルでなめらかな乗り心地を実現しています。
 なお、内装3段変速機採用の「PAS CITY M」は「S.P.E.C.3」を、内装8段変速機採用の「PAS CITY L8」は「S.P.E.C.8」を搭載しています。


イメージ

■3つの走行モード
 パワーと距離を両立させる「標準」モードとパワフルな「強」モード、そしてかしこく節電し走行距離を伸ばす「オートエコモード プラス」の3モードを設定。好みや走行シーンに合わせて最適なアシストモードを選択できます。「S.P.E.C.」との組み合せによって、走行モードごとにきめ細かく無駄のないアシスト制御を可能にし、パワフルなアシストと走行距離の両立を実現しました。
 なお、走行モードの切り替えは手元のメインスイッチで簡単に行えます。



「PAS CITY M」(27型)主要仕様諸元

寸法

 全長

1,890mm

 全幅

560mm

 サドル高

800~935mm

 タイヤサイズ

27×1 1/2(前後)

 適応身長の目安

154cm以上

 車両重量

28.5kg

性能

 補助速度範囲
(変速機「3」)

比例補助

0km/h以上10km/h未満

逓減補助

10km/h以上24km/h未満

一充電あたりの
走行距離
※1
(標準パターン)

標準モード

30km

強モード

25km

オートエコモード
プラス

35km

 電動機形式(定格出力)

ブラシレスDCモーター(240W)

 変速方式

リアハブ内装3段

電池

 種類

リチウムイオン電池

電圧/容量※2/充電時間

25.2V/6.6Ah/約3.5h

 照明装置

2灯ホワイトLEDバッテリーランプ(2W)

 盗難抑止装置

ディンプルキー式一発ニ錠

 カラー

ダークブランウン、レッド、スノーホワイト


「PAS CITY L8」(27型)主要仕様諸元

寸法

 全長

1,890mm

 全幅

580mm

 サドル高

810~945mm

 タイヤサイズ

27×1 1/2(前後)

 適応身長の目安

155cm以上

 車両重量

28.9kg

性能

 補助速度範囲
(変速機「8」)

比例補助

0km/h以上10km/h未満

逓減補助

10km/h以上24km/h未満

一充電あたりの
走行距離
※1
(標準パターン)

標準モード

38km

強モード

31km

オートエコモード
プラス

44km

 電動機形式(定格出力)

ブラシレスDCモーター(240W)

 変速方式

リアハブ内装8段

電池

 種類

リチウムイオン電池

電圧/容量※2/充電時間

25.2V/8.9Ah/約4.5h

 照明装置

2灯ホワイトLEDバッテリーランプ(2W)

 盗難抑止装置

ディンプルキー式一発二錠

 カラー

 新色

マットアッシュ

 継続

スノーホワイト、スペースブラック


※ 1 一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」をバッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。
「標準パターン」の測定条件は以下の通り。バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3(8)」15km/h、上り坂「2(4)」10km/h、下り坂「3(8)」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止(変速機の()内は8段変速のPAS CITY L8の場合)。
※ 2 容量は、Typ.容量(代表容量)として、当社が従来より使用している方法で測定したバッテリー容量であり、標準パターンで走行した場合に使用できるバッテリー容量の平均値。JIS C 8711によると、Typ.容量6.6Ahのバッテリーは定格容量6.3Ah、Typ.容量8.9Ahのバッテリーは定格容量8.4Ahとなる。



新製品「PAS CITY M」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


2012年「PAS CITY L8」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ



メーカー希望小売価格

「PAS CITY M」

108,000円

(本体102,857円・消費税5,143円)

「PAS CITY L8」

134,000円

(本体127,619円・消費税6,381円)

※メーカー希望小売価格には本体価格(バッテリーを含む車両価格と専用充電器価格7,000円)及び消費税を含む

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