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"YZF-Rシリーズ"の技術思想を反映したインド市場向けスーパースポーツ「YZF-R15」 モデルチェンジについて

2011年9月7日発表


 ヤマハ発動機株式会社は、150ccの水冷4ストローク・F.I.エンジンを搭載し“YZF-Rシリーズ”の技術思想を反映したインド市場向けモデル「YZF-R15」をモデルチェンジし、2011年秋よりインド市場にて発売します。

 「YZF-R15」は、“移動手段”としてのバイクが主流のインド市場に、”走りを楽しむ”という新しい価値観を提案するものとして2008年から発売しているモデルです。同排気量クラスとしてはインド初の本格的スーパースポーツで、“YZF-Rシリーズ”直系のボディデザイン、スポーティな走行性、快適な乗り心地、市街地での扱いやすさなどが支持されています。
 今回は《Grade Up R15》コンセプトのもとにモデルチェンジを行い、現行車の基本性能を継承・進化させながら、ボディスタイリングの刷新とスポーツ走行性向上を図りました。ECU制御変更等による加速性能・高速走行性能の向上、アルミ製ロングリアアームとリアラジアルタイヤ採用、ミッドカウル及びテールまわりは高速域での空力特性向上と軽量化を図るとともに、さらにスポーティなデザインとしました。



製品写真

「YZF-R15」(2012年インド向けモデル)


名称

「YZF-R15」

発売日

2011年 9月下旬

メーカー希望小売価格

107,000インドルピー

カラーリング

■ディープパープリッシュブルーメタリックY
■ブラックメタリックX
■ビビッドレッドカクテル1

販売計画

33,000台(発売から1年間、インド国内)



市場背景と商品の概要

 世界第2位のインド二輪市場は、年間1,200万台を超える規模で推移し、旺盛な内需に下支えされた堅調な経済成長、都市部中間所得人口の増加などを背景に、今後も継続的に成長すると予測されています。需要全体の約8割が100cc~200ccのモーターサイクル型で、残りのほとんどは125cc以下のスクーターです。モーターサイクル型の需要は20代若者層のお客様が牽引役となっており、欧州トレンドを積極的に取り入れる傾向も強く「高級志向」「ステップアップ志向」が広がり、多くの代替需要を生むとともに、スポーツバイクへの興味も高まっています。

 この市場において同排気量クラスとしては初となる本格的スーパースポーツモデルとして2008年に導入の「YZF-R15」は、市街地からワインディング、サーキットまで“走りを楽しむ(Enjoy riding)”ことができるスポーツバイクとして広く支持され、150ccスーパースポーツという新しいカテゴリーを築きました。

 初代導入から3年を経て、市場からはさらにYZF-Rシリーズの雰囲気に近い洗練されたスポーティなスタイルをと、新生「YZF-R15」の登場を待つ声が高まっていました。今回のモデルチェンジではこのニーズに呼応し、スポーティな走りに磨きをかけ、ボディデザインの刷新を図るなど商品力を高め、スーパースポーツ市場をさらに牽引するモデルとして企画、開発しました。



<主な変更点>
(1)ECU制御変更等による加速性能、高速走行性能の向上
(2)優れたコーナリング性に貢献するアルミ製ロングリアアーム、リアラジアルタイヤ採用
(3)前後タイヤのワイド化による旋回性・安定性向上
  (前:80/90-17→90/80-17、後:100/80-17→130/70-R17)
(4)スポーツ走行でのフィット感を向上させるセパレートシート採用
(5)高速域での空力特性向上を図る新ミッドカウル、LEDテールライト織り込み新テールカウル
(6)軽快感を演出する新5本スポーク風キャストホイール
(7)リアアーム連動式マッドガード&サリーガード採用


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