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一部モデルに新型のスキーとトラックを採用し、カラー&グラフィックを変更 ヤマハスノーモビル 2012年モデル

2011年3月1日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、スノーモビル2012年モデルについて、スポーツモデルの「FXNytro M-TX 162(エフエックスナイトロ エムティーエックス)」と「FXNytro R-TX(エフエックスナイトロ アールティーエックス)」をマイナーチェンジ、1機種を除くその他のモデルはカラーとグラフィックを変更して2011年11月1日より発売する。予約の受付は3月10日より全国のヤマハスノーモビルショップにて行い、終了は4月20日とする。

 ヤマハスノーモビルの2012年モデルはスポーツモデル4機種、マルチパーパスモデル3機種の全7機種で展開する。このなかでスポーツモデルの「FXNytro M-TX 162」と「FXNytro R-TX」は、新型のスキーとトラックを採用した。新深雪を主なフィールドとする「FXNytro M-TX 162」は、フローテーションを向上するなどヒルクライムや新深雪の走破性を高めた。一方、ラフな圧雪路を得意とする「FXNytro R-TX」は、安定した加速性能を実現しながら、コーナリングの操作性を高めている。なお「FXNytro M-TX 162」はブルーとブラックのカラーバリエーションを設定。その他のスポーツモデル2機種、及びマルチパーパスモデルの2機種はカラーとグラフィックを変更した。



製品写真 製品写真

「FXNytro M-TX 162」

「FXNytro R-TX」


名称

FXNytro M-TX 162、FXNytro R-TX

発売日

2011年11月1日(予約開始2011年3月10日)

販売計画

160台(年間/国内全7機種合計)



市場状況とモデル概要

 スノーモビルは、降雪地域でのレジャーやスポーツを中心に、山林の管理といった業務、日常生活における軽作業などで幅広く使用されている。国内総需要は約900台前後で推移してきたが、近年は世界的な景気後退などの影響により減少傾向にある。(JSSA[日本スノーモビル安全普及協会]公表データ)
 ヤマハ発動機株式会社は国内唯一のスノーモビル完成車メーカーとして、1968年に第1号モデル「SL350」を発表し、さまざまな需要に応える2ストロークモデルを発売してきた。その後、2002年の4ストロークモデル発表を機に、4ストロークラインナップを充実。環境性能に配慮したエンジンと、2ストロークモデルに匹敵する走行性能が支持を得て新たな需要を開拓した。現在はスポーツモデル、及び業務、レジャーに適したマルチパーパスモデルのほとんどに4ストロークエンジンを採用して、スノーモビルの有用性と楽しさを提供している。



「FXNytroシリーズ」の主な特徴

イメージ

「FXNytro M-TX 162」新型スキー

 「FXNytroシリーズ」は新深雪やヒルクライムを得意とする「FXNytro M-TX 162」。ラフな圧雪路を得意とし、レースベース車としても使用できる「FXNytro R-TX」。深雪から圧雪まで幅広いフィールドに適した「FXNytro X-TX(エフエックスナイトロ エックスティーエックス)」の3機種をラインナップした。
 「FXNytro M-TX 162」は、フローテーションの向上を図るために形状を変更した新型スキーと、良好な加速性能を実現する新型トラックを採用し、ヒルクライムや新深雪の走破性を高めた。
 「FXNytro R-TX」は、シャープな旋回性を実現するためソール形状を変更した新型スキーを採用、さらにフロントサスペンションへの取り付け位置を最適化した。新型トラックは、効率的にエンジンパワーを雪面に伝えることで安定した加速性能を達成、同時にトップスピードも向上させた。
 また「FXNytro M-TX 162」「FXNytro R-TX」のトラックには新型スプロケットを採用。軽量化と同時に走行ノイズと振動を低減し快適性を向上した。なお「FXNytroシリーズ」の3機種ともに、カラーとグラフィックの変更を行った。



「Phazer M-TX」の主な特徴

 「Phazer M-TX(フェイザー エムティーエックス)」は、高出力化を達成したF.I.(フューエルインジェクション)採用の499cm3水冷4ストローク直列2気筒エンジンとロングトラックを、軽量・スリム・高剛性なハイブリッドフレームに搭載した深雪を得意とするマウンテンモデル。2012年モデルでは、カラーとグラフィックの変更を行った。



マルチパーパスモデルの主な特徴

 3機種で展開するマルチパーパスモデルは、「RSViking Professional (アールエスバイキング プロフェッショナル)」「Venture Multi Purpose(ベンチャー マルチパーパス)」でカラーとグラフィックを変更。「 VK540III(ブイケー540 スリー)」は継続販売とする。
 「RSViking Professional」は高いパワーと低中速域での充実したトルクを持つ973cm3の水冷4ストローク直列3気筒エンジンを搭載。ゲレンデパトロール、荷物搬送はもちろん、ツーリングシーンでも高いパフォーマンスを発揮するマルチパーパスのフラッグシップモデルである。「Venture Multi Purpose」は「Phazerシリーズ」とエンジン、車体を共有することでパフォーマンスを向上。さらに各種機能を設定し、高い機動力と実用性を両立してツーリング・業務・日常の軽作業を快適にこなすモデルである。「VK540III」は高い実用性に加え、快適性に配慮した装備で、荷物の運搬、山林での巡回や救護、レジャーといったさまざまな用途で高い実力を発揮する。



ヤマハ スノーモビル 2012年モデル 主要仕様諸元

 カテゴリー

マウンテン

 製品名

FXNytro M-TX 162

Phazer M-TX

 車体  全長(mm)
 全幅(mm)
 全高(mm)

3,405
1,250
1,195

3,195
1,165
1,190

 スキースタンス(mm)

1,009

980

 トラック  長さ(inch)
 幅(inch)
 高さ(inch)

162×15×2.25

144×14×2.0

 エンジン種類

水冷4ストローク

水冷4ストローク

 気筒数・配列

直列・3気筒

直列・2気筒

 ボア×ストローク(mm)

82.0×66.2

77.0×53.6

 総排気量(cm3

1,049

499

 始動方式

セルスターター

セルスターター

 点火方式

デジタルT.C.I.

デジタルT.C.I.

 燃料タンク容量(L)

27.7

26.7

 懸架方式 前

ダブルウィッシュボーン(独立)

ダブルウィッシュボーン(独立)

 懸架方式 後

Pro Mountain Air 162

Pro Mountain 144

 ブレーキ形式

ベンチレーテッド油圧ディスク

ベンチレーテッド油圧ディスク

 ヘッドランプ

12V60W/55W×2 ハロゲン

12V60W/55W×2 ハロゲン

 乗車定員(名)

1

1


 カテゴリー

クロスカントリー

トレール

 製品名

FXNytro X-TX

FXNytro R-TX

 車体  全長(mm)
 全幅(mm)
 全高(mm)

3,075
1,230
1,160

2,815
1,180
1,140

 スキースタンス(mm)

1,050

1,050

 トラック  長さ(inch)
 幅(inch)
 高さ(inch)

144×15×1.25

120×15×1.25

 エンジン種類

水冷4ストローク

水冷4ストローク

 気筒数・配列

直列・3気筒

直列・3気筒

 ボア×ストローク(mm)

82.0×66.2

82.0×66.2

 総排気量(cm3

1,049

1,049

 始動方式

セルスターター

セルスターター

 点火方式

デジタルT.C.I.

デジタルT.C.I.

 燃料タンク容量(L)

27.7

27.7

 懸架方式 前

ダブルウィッシュボーン(独立)

ダブルウィッシュボーン(独立)

 懸架方式 後

Dual Shock CK 144

Dual Shock Pro 46

 ブレーキ形式

ベンチレーテッド油圧ディスク

ベンチレーテッド油圧ディスク

 ヘッドランプ

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W×2
ハロゲン

 乗車定員(名)

1

1


 カテゴリー

マルチパーパス

 製品名

RS Viking
Professional

Venture Multi
Purpose

VK540III

 車体  全長(mm)
 全幅(mm)
 全高(mm)

3,270
1,200
1,380

3,160
1,265
1,380

3,125
1,140
1,350

 スキースタンス(mm)

1,020

1,080

960

 トラック  長さ(inch)
 幅(inch)
 高さ(inch)

156×20×1.25

144×16×1.25

156×20×1.0

 エンジン種類

水冷4ストローク

水冷4ストローク

空冷2ストローク

 気筒数・配列

直列・3気筒

直列・2気筒

直列・2気筒

 ボア×ストローク(mm)

79.0×66.2

77.0×53.6

73.0×64.0

 総排気量(cm3

973

499

535

 始動方式

セルスターター

セルスターター

セル/リコイル併用

 点火方式

デジタルT.C.I.

デジタルT.C.I.

C.D.I.

 燃料タンク容量(L)

40.0

36.0

31.0

 懸架方式 前

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

T.S.S.

 懸架方式 後

Pro Action Plus

Pro Comfort 144

Pro Action Plus

 ブレーキ形式

ベンチレーテッド
油圧ディスク

ベンチレーテッド
油圧ディスク

ディスク

 ヘッドランプ

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W
ハロゲン

 乗車定員(名)

2

2

2



ヤマハ「FXNytro M-TX 162」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


ヤマハ「FXNytro R-TX」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


ヤマハ スノーモビル 2012年モデル ラインアップ

【マウンテンモデル】

製品写真

FXNytro M-TX 162

【マイナーチェンジ】

カラー:

ディープパープリッシュブルーソリッドE
ヤマハブラック

製品写真

Phazer M-TX

【カラー&グラフィック変更】

カラー:

ブルーイッシュホワイトソリッド1



【クロスカントリーモデル】

【トレールモデル】

製品写真

FXNytro X-TX

【カラー&グラフィック変更】

カラー:

ヤマハブラック

製品写真

FXNytro R-TX

【マイナーチェンジ】

カラー:

ディープパープリッシュブルーソリッドE


【マルチパーパスモデル】

製品写真

RS Viking Professional

【カラー&グラフィック変更】

カラー:

ディープレッドメタリックK

製品写真

Venture Multi Purpose

【カラー&グラフィック変更】

カラー:

パープリッシュブルーメタリック7

製品写真

VK540III

【継続販売】

カラー:

ブラックメタリックX



メーカー希望小売価格

FXNytro M-TX 162【マイナーチェンジ】

1,470,000円

本体価格1,400,000円/消費税70,000円

FXNytro X-TX【カラー&グラフィック変更】

1,344,000円

本体価格1,280,000円/消費税64,000円

FXNytro R-TX 【マイナーチェンジ】

1,344,000円

本体価格1,280,000円/消費税64,000円

Phazer M-TX 【カラー&グラフィック変更】

963,900円

本体価格918,000円/消費税45,900円

RS Viking Professional 【カラー&グラフィック変更】

1,365,000円

本体価格1,300,000円/消費税65,000円

Venture Multi Purpose 【カラー&グラフィック変更】

1,168,650円

本体価格1,113,000円/消費税55,650円

VK540III 【継続販売】

1,047,900円

本体価格998,000円/消費税49,900円


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