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ヤマハ発動機とボルボ・ペンタ社の提携について

2011年2月17日

 ヤマハ発動機株式会社は、スウェーデンの船舶用エンジンメーカーAB Volvo Penta(ボルボ・ペンタ)社(代表者Göranゴラン Gummesonグメソン)との間で、より強固な協力関係を構築することを目指した合同ワーキングチームを設置することで合意しました。

 当社とボルボ・ペンタ社は船外機用操船制御システムの共同開発に合意し、2010年12月1日に契約を締結しました。本契約は今後ますます重要になるエレクトロニクス分野での技術的なシナジーを目指したものです。契約には資本面での提携は含まれていませんが、協力関係を強化することで両社の顧客満足向上につながるものと考えています。
 すでに日本市場においては、ボルボ・ペンタ社製船舶用エンジンの販売協力を当社が行うことで合意しており、ほかの地域でも同様な協力の可能性を検討していきます。さらに、北米では独立系ボートビルダーに対するマーケティング活動について協議を始めているほか、サービスや物流、補修部品などの領域に提携を広げる可能性についても検討を進めています。

 ボルボ・ペンタ社は約4000カ所のサービスポイントを含むディーラーネットワークを持ち、マリン業界では最大級のグローバルサービスネットワークを現在提供しており、当社も180以上の国と地域でマリンビジネスを展開しています。今回の技術提携において共通の通信プロトコルを採用したことで、今後診断ツールやスキルの標準化、アフターサービス分野でのシナジーの可能性が広がっています。
 なお、両社の合同ワーキングチームの立ち上げは、2月中にも設置される予定です。

<両社のコメント>
GöranゴランGummeson グメソン(AB Volvo Penta社 代表) 談
 「ボルボ・ペンタ社はマリンパワーシステムの、ヤマハ発動機は船外機ビジネスにおけるリーディングカンパニーです。お互いの顧客層を補完することで、我々はマリン市場において強力なパートナーシップを発揮し、お客様の期待に応えてまいりたいと考えています。」

木村隆昭(当社代表取締役 専務執行役員) 談
 「両社の強みを生かし業務提携の領域を拡げ、新たなチャレンジに取り組むことで、長期間にわたり競争力の高い提携関係を創りあげられるものと期待しています。」

ヤマハ発動機株式会社の概要

会   社   名

ヤマハ発動機株式会社

所   在   地

本社 静岡県磐田市新貝2500番地
ME事業部 静岡県浜松市南区新橋町1400番地

創       立

1955年7月1日

代 表 者 名

代表取締役社長 柳 弘之(やなぎ ひろゆき)

資   本   金

85,666百万円(2010年12月末現在)

従 業 員 数

10,302人(2010年12月末現在)

事 業 内 容

二輪車、船外機、船舶、ウォータービークル、四輪バギー車、スノーモビル、
自動車用エンジン、サーフェスマウンター等の製造・販売

売   上   高

1,294,131百万円(連結:2010年12月期)

ボルボ・ペンタ社の概要

会   社   名

AB Volvo Penta

所   在   地

スウェーデン ヨーテボリ市

創       立

1907年

代 表 者 名

(President & CEO):Göran Gummeson

資   本   金

非公開

従 業 員 数

1,400人

事 業 内 容

船舶用エンジン(レジャー向け及び業務向け)、船舶用パワーシステム、
産業用エンジン(発電機)の製造販売

売   上   高

約13億 USD(USドル)(2009年)

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