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車両用車体制振ダンパー「パフォーマンスダンパー」 レクサスCT200hへの搭載について

2011年1月13日発表

 ヤマハ発動機株式会社の車両用車体制振ダンパー「パフォーマンスダンパー」が、レクサス(LEXUS)より昨日発表されたハイブリッド5ドアハッチバック車「CT200h」(除くベースグレード)に搭載されましたので、ご案内します。

 パフォーマンスダンパーがレクサスブランドの車両に搭載されるのは初めてであると同時に、ハイブリッド車両への搭載も初めてとなります。

 パフォーマンスダンパーは、乗用車の前後主要部に設置する車体制振ダンパーで、走行中の車体のごくわずかな変形や振動を穏やかに整え吸収するための装備です。2000年に基本概念を発案後、2004年4月にトヨタ自動車製車両の一部に量産品として初めて採用されて以来、さまざまな特設車種においてコーナリングパフォーマンスや快適性の向上を実現しています。

 なお、CT200hは、車両開発の初期段階から、パフォーマンスダンパーの最適化を実施することにより、ハイブリッド車両の環境性能に加え、優れた操縦性・走行安定性としなやかな乗り心地を獲得しています。

【パフォーマンスダンパーの特徴】

 通常乗用車の車体は走行に伴い1mm以下のごくわずかな変形が生じています。弾性体である金属製の車体は変形に対する減衰性が低いため、外力による変形エネルギーはほぼそのまま蓄積・放出され、固有振動数で変形を繰り返そうとします。
 パフォーマンスダンパーは、車体への減衰要素の付加により、車体の変形エネルギーを吸収し、熱エネルギーとして発散させるようにしています。これにより車体の過大な変形速度が抑制され、通常走行時における快適性はもちろんのこと、比較的大きな車体変形を伴う高速走行時においても高い運動性と安定性を両立させることが可能となっています。

「CT200h」用パフォーマンスダンパー レクサス「CT200h」

「CT200h」用パフォーマンスダンパー

レクサス「CT200h」

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