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クラス最軽量・高性能を両立したバスボート専用モデル4ストローク船外機「VMAX SHO(ブイマックス エスエッチオー)」新発売

2010年9月10日発表

 ヤマハ発動機株式会社では、軽量・コンパクト設計の徹底により、クラス最軽量*を達成したバスボート専用の4ストローク船外機「F275A」「F250F」「F225G」の3モデルを開発し、「VMAX SHO」シリーズとして2010年9月21日より発売します。
 「VMAX SHO」シリーズは、北米を中心に人気の高いバスボートに特化した4ストローク船外機で、V型6気筒、4,169cm3エンジンを搭載。溶射技術を投入したスリーブレスシリンダーや軽量化されたトップカウリング、樹脂製ボトムカウリングを採用するなどの徹底した軽量・コンパクト設計により、クラス最軽量を達成。同時に、可変カムシャフトタイミングやヤマハの独自技術の投入による優れた燃焼効率、卓越したスピード性能と燃費性能を実現しています。また、トップカウリングのデザインとグラフィックを一新し、よりスポーティかつパワフルなイメージを追求しました。
 さらに、環境対応の面では、世界で最も厳しいと言われている米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値における最高基準値(スリースター)をクリアしています。

 *当社調べによる、200馬力~275馬力の2ストローク船外機との比較

VMAX SHO「F275A」

VMAX SHO「F275A」

発売日

2010年9月21日

販売計画数

100台/年間(両モデル合計/国内)

メーカー希望小売価格例

「F275AETL」:¥2,236,500 [本体価格¥2,130,000・消費税¥106,500]
「F250FETL」:¥2,173,500 [本体価格¥2,070,000・消費税¥103,500]
「F225GETL」:¥2,110,500 [本体価格¥2,010,000・消費税¥100,500]

開発背景

 広大な湖の多い北米では一般的なレジャーとしてはもちろん、年間を通じて数多くのバスフィッシングトーナメントが開催されるなど競技としてのバスフィッシングが盛んで、バスフィッシング専用ボート(バスボート)の需要も堅調に推移しています。バスフィッシングトーナメントでは、定められた時間内に広大な湖のポイントからポイントへと移動しながら釣果を競うため、これまでは軽量で加速性能とスピード性能に優れた特性を発揮する2ストローク船外機が主流でした。「VMAX SHO」シリーズは、これまで主流だった2ストローク船外機に代わる4ストロークのバスボート用船外機として開発され、従来の2ストローク船外機を凌駕する軽量化、コンパクト化(いずれも当社比)と、優れた加速性能、スピード性能を高次元で両立しています。

主な特長

軽量・コンパクト・ハイパワー

新開発の排気量4,169cm3、V型6気筒、DOHC・24バルブのパワーユニットを採用。軽量・コンパクト設計の徹底により、2ストローク船外機に匹敵する重量を達成。卓越したパワーとスピード性能、燃費性能を発揮します。
溶射技術を投入した大口径スリーブレスシリンダーをバスボート専用船外機として初めて採用。軽量化と耐熱・耐摩耗性を高めながら、排気量を増加させ、卓越したパワーとトルクを発揮します。
ECM(エンジンコントロールモジュール)により、あらゆる走行条件で最適な燃料の噴射量、噴射タイミング、点火時期をコントロールし、燃焼効率を向上させています。

高速走行に対応するVMAX専用設計

水面下の抵抗を削減し、プロペラの性能を最大限に発揮するVMAX型高速ロワーケースを採用。工夫されたスケグ形状はステアリングトルクを低減するトリムタブの機能を兼ね備えています。
新デザインのVMAX専用プロペラ(別売)を採用し、より効率よく船外機の性能を引き出し、スピード性能を高めています。
冷却水の給水口を大型化し、効果的に配置するにより高速走行時でも安定したエンジンの冷却効果を実現。
軽量化が施されたトップカウリングには、独自の「エアインテーク・ドレインシステム」を装備し、カウリング内への水の浸入を大幅に減少。
軽量化を追及したスリムな軽量クランプブラケットを採用。

優れた燃費性能と環境対応

精密に計量した燃料を最適なタイミングで燃焼室に供給する「マルチポイントフュエルインジェクション」や、ブローバイガスに混合したエンジンオイルを分離し、燃料のみを再び燃焼室に戻す「ブローバイガス再燃焼システム」を採用し、優れた燃費性能とクリーンな排気を実現。
アイドリング時に排気ガスを迷路構造のチャンバーで徐々に膨張させ、中・低速域での騒音を低減する「アイドリング騒音低減システム」を採用。

優れた操作性と利便性

電子スロットルの採用により、スムーズかつ確実なスロットル操作を可能としています。
ECMにより、油圧低下やオーバーヒートなどエンジンの異常をいち早く警告するばかりでなく、センサーに異常を来した場合はエンジン回転数を安全域に引き下げ、運転を継続するセーフシステムを装備しています。
最新の電子システムの稼働に充分な容量を持つ発電装置(49アンペア)を搭載。

主要諸元

仕様

F275AETL

F250FETL

F225GETL

エンジン形式

4ストローク/24-Valve/DOHC/V6

総排気量

4,169cm3

ボア×ストローク

96×96mm

プロペラ軸出力

202.3kW(275ps)

183.9kW(250ps)

165.5kW(225ps)

燃料供給装置

電子制御燃料噴射

舵角

左右35°

スタート方式

電動スタータ

ステアリング方式

リモートコントロール

推奨燃料

無鉛プレミアムガソリン

無鉛レギュラーガソリン

乾燥質量

239kg(プロペラ装着時)

トランサム高さ

493mm

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