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2010年12月期 第2四半期累計連結業績の概要について

2010年8月4日発表

第2四半期累計連結業績について

 2010年12月期の第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比16.7%増加の6,762億円となりました。要因として、欧米の需要減による販売減少などがあるものの、アジアにおける二輪車販売が大幅に増加したことに加え、サーフェスマウンター、自動車エンジンの需要回復による販売増などがあります。
利益面では、アジアでの二輪車販売増加や、先進国事業の収益構造改革効果、経費の圧縮などにより、営業利益は前年同期比689億円改善の350億円、経常利益は同807億円改善の438億円、四半期純利益は同985億円改善の238億円となりました。
 為替換算レートは、USドル91円(前年同期比5円円高)、ユーロ121円(同6円円高)でした。

 事業セグメント別の売上高は、二輪車事業では、販売が好調に推移したアジアにおいて、前年同期比50.8%増加の3,101億円となりましたが、欧米における需要減少に加え、米国での在庫調整の影響もあり、事業全体では同16.2%増加の4,765億円となりました。
 マリン事業は、米国における船外機の流通在庫適正化による卸出荷の増加や、新商品投入効果などにより、前年同期比15.1%増加の958億円となりました。
 特機事業は、欧米での四輪バギー需要の減少が続いており、前年同期比6.5%減少の444億円となりました。
 その他の事業は、サーフェスマウンターの受注が、中国・韓国向けにおいて大幅に増加したことや、自動車エンジンや電動アシスト自転車の販売が好調に推移したことで、前年同期比53.8%増加の595億円となりました。

  事業セグメント別の営業利益は、二輪車事業が前年同期比280億円改善の260億円、マリン事業が同140億円改善の42億円、特機事業が同159億円改善の△42億円、その他の事業が同110億円改善の90億円となりました。
 営業利益の変化要因は、増益要因として、売上増による荒利増加(前年同期比+293億円)、国内生産回復による限界利益の増加(同+95億円)、販売管理費の減少(同+203億円)、減価償却費の減少(同+86億円)、調達による原価低減(同+38億円)、研究開発費の遅れによる減少(同+14億円)があり、原材料価格変動の影響(同△19億円)、為替の影響(同△1億円)、商品構成変化等(同△21億円)の減益要因を上回りました。

 連結対象子会社数は107社(前期末比±0社)、持分法適用会社数は33社(前期末比±0社)となりました。

通期連結業績予想について

 為替円高水準の定着や原材料価格の上昇が見込まれることに加え、欧米など先進国での二輪車、四輪バギーなどの販売は当初想定を下回ることが予想されます。その一方で、アセアンなど新興国での二輪車販売は当初を上回るものと予想しており、さらなる経費削減と合わせ、通期連結業績は、当初予想を上回る見通しです。
 そのため、2010年12月期通期連結業績予想を、売上高1兆3,000億円(前回予想比500億円増加)、営業利益450億円(同350億円増加)、経常利益550億円(同450億円増加)、当期純利益250億円(同250億円増加)に上方修正いたします。
 なお、通期の為替レートは、USドル88円(前期比6円円高)、ユーロ115円(同15円円高)の設定です。

前回予想比は、2010年2月12日に発表した当期業績予想に対する増減です。

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