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新たな廃棄物を出すことなく、油と水を高度に分離 工業用油水分離装置「Pattol(パットル) 180R/300R/900R」新発売

2009年2月24日

 ヤマハ発動機株式会社は、洗浄液やクーラント液、修理工場や洗車場などの排水に混入する油分を比重差で高度に分離・回収する工業用油水分離装置「Pattol 180R」「Pattol 300R」「Pattol 900R」を改良し、2009年3月1日より発売する。

 新しいPattolシリーズは、すべての機種にステンレス製の分離槽を採用し耐久性とメンテナンス性を向上。製造業や金属加工業などでの加工・洗浄工程はもちろん、発電所の動力冷却水や土壌地下水に混入した油分など幅広い分野で使用できる製品として開発された。
 同時に、フィルターなど油水を分離するための消耗品を使用しないため、回収に伴う新たな廃棄物が発生しない環境に優しい製品とした。
 さらに、高温液や強アルカリ液の油水にも対応できる仕様を設定したほか、ストレーナーや制御盤、分離油満杯停止ユニットなどのオプションも用意している。

工業用油水分離装置「Pattol 300R」

工業用油水分離装置「Pattol 300R」

名称

「Pattol(パットル)180R」
「Pattol(パットル)300R」
「Pattol(パットル)900R」

発売予定日

2009年3月1日

メーカー希望小売価格

オープン価格

初年度販売計画

500台(3機種合計/国内)

<製品の特徴>

(1)

優れた耐久性

 
 

アルカリ洗浄、工作機械、熱処理、排水処理など幅広い分野での使用を前提とし、 すべての機種にオールステンレス(SUS304)製の分離槽を採用、耐久性を向上した。

(2)

高性能回収ノズル

 

効率の良い大口径回収ノズルが浮上油を短時間で回収。

標準タイプで150mmのストロークをもち、水位変動に対し高い追従性を発揮。

(3)

エア駆動式ダイヤフラムポンプを採用

 

超低速運転を可能にした独自のエア駆動式ダイヤフラムポンプを採用し、 安定した長時間の運転が可能。

エア圧の調整で、分離槽内の油水性質に応じた流量コントロールが可能。

(4)

容易なメンテナンス

 
 

シンプルな本体構造に加え、分離槽内の各部品の取り外しができるため、 清掃やメンテナンスが簡単。

<仕様諸元>

機種名

Pattol 180R

Pattol 300R

Pattol 900R

全長(mm)

493
401
956

全幅(mm)

301
263
424

全高(mm)

558
789
928

処理流量(ℓ/h)

180
300
900

乾燥質量(kg)

13
19
48

処理槽容量(ℓ)

9
18

79

許容温度(℃)

60

ポンプ形式

エア駆動式ダイヤフラムポンプ

付属品

回収ノズル
(固定式・フロート式を選択)

エアレギュレータ
(圧力計付)

IN/OUT/油排出ホース

回収ノズル
(固定式・フロート式を選択)

エアレギュレータ
(圧力計付)

IN/OUT/油排出ホース

傾斜板ユニット

粗粒化フィルター

回収ノズル
(固定式・フロート式を選択)

エアレギュレータ
(圧力計付)

IN/OUT/油排出ホース

傾斜板ユニット

粗粒化フィルター

オプション

傾斜板ユニット

ストレーナー

分離油満杯停止ユニット

ストレーナー

分離油満杯停止ユニット

制御盤
(分離油満杯停止フロート付)

ストレーナー

分離油満杯停止ユニット

制御盤
(分離油満杯停止フロート付)

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