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登坂性能や新深雪走破性を高めた「FXNytro M-TX SE 162」 圧雪路から深雪路まで高い走行性能を持つ「FXNytro X-TX」を発売 ヤマハスノーモビル 2010年モデルについて

2009年2月13日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、足まわりを一新し、登坂性能や新深雪走破性を高めた「FXNytro M-TX SE 162」と、圧雪路から深雪路まで幅広いフィールドで高い走行性能を持つ「FXNytro X-TX」の新製品2機種を含む全10機種のスノーモビル2010年モデルを、2009年11月1日より発売する。
 他のモデルについては、6機種がカラーとグラフィックを変更、2機種は継続販売となる。新製品の2機種は、標準カラーに加え「春予約限定カラー」を設定。いずれも予約受付は3月20日より全国のヤマハスノーモビルショップにて行う。なお「春予約限定カラー」の予約は、5月10日で終了とする。

 「FXNytro M-TX SE 162」と「FXNytro X-TX」は、共通のF.I.(フューエルインジェクション=電子制御燃料噴射)採用の水冷4ストローク・DOHC・3気筒エンジンをアルミダイキャストフレームに搭載。それぞれが得意とする走行環境に応じてトラックの長さやリアフレーム形状、サスペンションなどの仕様を最適化した。「FXNytro M-TX SE 162」は、新深雪に覆われた森林周辺での走行や、山間部での登坂性能に優れる山を専門としたマウンテンパフォーマンスモデル。「FXNytro X-TX」は、圧雪路や林間コース、ギャップの連なるオフトレール、深雪路まで幅広いフィールドで高い走行性能を発揮するクロスオーバーモデルである。



製品写真 製品写真

「FXNytro M-TX SE 162」

「FXNytro X-TX」


名称

FXNytro M-TX SE 162、FXNytro X-TX

発売日

2009年11月1日(予約開始2009年3月20日)

販売計画

400台(年間/国内全10機種合計)



市場背景とモデル概要

 スノーモビルは、降雪地域でのトランスポーターとして、またスキー場管理・救護などの業務からツーリングやレースなどのレジャーやスポーツまで多用途で使われており、近年の年間総需要は約1,000台前後で推移している。(JSSA[日本スノーモビル安全普及協会]公表データ)
 ヤマハ発動機は国内唯一のスノーモビル完成車メーカーとして、1968年に第1号モデル「SL350」を発表。その後は、レジャー、スポーツ、業務需要に応えるさまざまな2ストロークモデルを発売してきた。
 2002年には水冷・4ストローク・DOHC・4気筒エンジンを搭載するヤマハスノーモビル初の4ストロークモデル「RX-1」シリーズを投入。2ストロークに匹敵する走行性能と優れた環境性能などが支持を得て新たな需要を開拓した。その後も4ストロークの3気筒エンジン、2気筒エンジンを開発。製品も山を得意とする「マウンテンパフォーマンスモデル」と、圧雪路やギャップ走行を得意とする「ラフトレールモデル」、業務からレジャーまでこなす「マルチパーパスモデル」を用意し、新たな価値を創出しながら4ストロークモデルを投入してきた。
 今回登場する「FXNytro M-TX SE 162」は、ヒルクライムや森林周辺での走行性能を磨いた「マウンテンパフォーマンスモデル」。「FXNytro X-TX」は、林間、ギャップ路、深雪路など幅広いフィールドにおいて高い走破性を提供する新カテゴリーの「クロスオーバーモデル」である。



「FXNytro M-TX SE 162」の主な特徴

1)全面新設計のリアサスペンション
 リアサスペンションには「マウンテンパフォーマンスモデル」専用のPro Mountain Air 162を採用。リアショックには、エアポンプにより簡単にエア圧の調整が行えるサブエアタンク付きFOX製エアショックと、センターショックには同じく簡単にエア圧の調整が行えるFOX製エアショックを搭載。さらにトラックやショックとの関係を最適化したスライドレールにより、登坂性能、新深雪走行性能、高速走行性能の向上をはかった。

2)厳しい走行環境にも最適なフロントサスペンション
 ショックに軽量なFOX製エアショックを採用。荷重の小さい走行ではスムーズなストロークで快適な走りを演出し、大きな荷重がかかる激しい走行では底付きしにくい粘り強さを発揮して、新深雪路から悪路まで厳しい環境での走行に最適な仕様となっている。またアッパーアーム、ロアアーム、キャスター/トレールなど10箇所におよぶ変更を加え、スキーとスキーの間隔を広げることでハンドリングを向上した。

3)スポーツに最適なポジションを作り出す新設計のリアフレーム
 軽量、高剛性化はもとより、フレームを後方に跳ね上げる設計とすることで、激しい走行に適したポジションを実現。また滑りにくいブーツグリップを採用したフットレストもスポーツ走行の実現に貢献している。

4)162インチのスーパーロングトラック
 トラックには新設計の162インチスーパーロングトラックを採用。軽量で長い構造により、やわらかい雪での走行でも沈みにくく、常に良好な駆動力を発揮し、高い登坂性能や新深雪走破性を実現した。



「FXNytro X-TX」の主な特徴

1)さまざまな走行環境に対応するリアサスペンション
 リアサスペンションにはDual Shock CK 144を採用。ショックには簡単にセッティングを行える圧減衰力調節機構を持つサブタンク付きH.P.G.ショックを装備。またスライドレールは、後端を跳ね上げ雪の状態によってトラックが雪面に接地する面積をコントロールするチップアップスライドレールを採用。圧雪路では接地面積を少なくして軽快なハンドリングを提供し、深雪では接地面積を広げ雪に沈みにくく、高い駆動力を確保する。これにより幅広いフィールドで高い走行性能を発揮できる。

2)高出力で扱いやすい3気筒エンジンと軽量アルミダイキャストフレーム
 エンジンには、高出力で扱いやすい中速トルク、全域にわたる俊敏なレスポンスを実現する「FXNytro」シリーズ共通の、F.I.搭載、1000cc・水冷・4ストローク・3気筒を採用。これを軽量・高剛性のアルミダイキャストフレームに搭載した。

3)幅広いセッティングが可能なフロントサスペンション
 伸圧減衰力調整機構を備え、さまざまなフィールドに合わせたセッティングが可能な一体式サブタンク付きH.P.G.ショック採用のフロントサスペンション。

4)走りの幅を広げる144×15×1.25インチトラック
 144インチのロングトラックを装備。チップアップスライドレールとの相乗効果で、深雪では沈みにくく高い駆動力を確保し、圧雪路では俊敏なハンドリングを提供する。



ヤマハ スノーモビル 2010年モデル 主要仕様諸元

 カテゴリー

マウンテンパフォーマンス

 製品名

FXNytro
M-TX SE 162

RX-1 M-TX

PHAZER M-TX

 車体  全長(mm)
 全幅(mm)
 全高(mm)

3,340
1,210
1,195

3,335
1,165
1,185

3,195
1,165
1,190

 スキースタンス(mm)

1,034

955~1,005

955~1,005

 トラック  長さ(inch)
 幅(inch)
 高さ(inch)

162×15×2.25

162×16×2.25

144×14×2.0

 エンジン種類

水冷4ストローク

水冷4ストローク

水冷4ストローク

 気筒数・配列

並列・3気筒

並列・4気筒

並列・2気筒

 ボア×ストローク(mm)

82.0×66.2

74.0×58.0

77.0×53.6

 総排気量(cm3

1,049

998

499

 始動方式

セルスターター

セルスターター

セルスターター

 点火方式

デジタルT.C.I.

デジタルT.C.I.

デジタルT.C.I.

 燃料タンク容量(L)

28.0

38.3

26.7

 懸架方式 前

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

 懸架方式 後

Pro Mountain
Air 162

Pro Mountain 162

Pro Mountain 144

 ブレーキ形式

ベンチレーテッド
油圧ディスク

ベンチレーテッド
油圧ディスク

ベンチレーテッド
油圧ディスク

 ヘッドランプ

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W×2
ハロゲン

 乗車定員(名)

1

1

1


 カテゴリー

クロスオーバー

ラフトレール

 製品名

FXNytro X-TX

FXNytro R-TX SE

PHAZER R-TX

 車体  全長(mm)
 全幅(mm)
 全高(mm)

3,075
1,230
1,160

2,805
1,180
1,140

2,820
1,215
1,190

 スキースタンス(mm)

1,050

1,050

1,085

 トラック  長さ(inch)
 幅(inch)
 高さ(inch)

144×15×1.25

121×15×1.25

121×14×1.0

 エンジン種類

水冷4ストローク

水冷4ストローク

水冷4ストローク

 気筒数・配列

並列・3気筒

並列・3気筒

並列・2気筒

 ボア×ストローク(mm)

82.0×66.2

82.0×66.2

77.0×53.6

 総排気量(cm3

1,049

1,049

499

 始動方式

セルスターター

セルスターター

セルスターター

 点火方式

デジタルT.C.I.

デジタルT.C.I.

デジタルT.C.I.

 燃料タンク容量(L)

28.0

28.0

26.7

 懸架方式 前

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

 懸架方式 後

Dual Shock CK 144

Dual Shock Pro 46

Dual Shock CK

 ブレーキ形式

ベンチレーテッド
油圧ディスク

ベンチレーテッド
油圧ディスク

ベンチレーテッド
油圧ディスク

 ヘッドランプ

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W×2
ハロゲン

 乗車定員(名)

1

1

1


 カテゴリー

マルチパーパス

ユーティリティー

 製品名

RS Viking
Professional

Venture Multi
Purpose

VK540III

BR250T

 車体  全長(mm)
 全幅(mm)
 全高(mm)

3,270
1,200
1,380

3,160
1,265
1,380

3,125
1,140
1,350

2,975
950
1,120

 スキースタンス(mm)

1,020

1,085

960

750

 トラック  長さ(inch)
 幅(inch)
 高さ(inch)

156×20×1.25

144×16×1.25

156×20×1.0

136×15×0.725

 エンジン種類

水冷4ストローク

水冷4ストローク

空冷2ストローク

空冷2ストローク

 気筒数・配列

並列・3気筒

並列・2気筒

並列・2気筒

単気筒

 ボア×ストローク(mm)

79.0×66.2

77.0×53.6

73.0×64.0

70.0×64.0

 総排気量(cm3

973

499

535

246

 始動方式

セルスターター

セルスターター

セル/リコイル併用

リコイル
スターター

 点火方式

デジタルT.C.I.

デジタルT.C.I.

C.D.I.

C.D.I.

 燃料タンク容量(L)

40.0

36.0

31.0

24.3

 懸架方式 前

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

ダブルウィッシュ
ボーン(独立)

T.S.S.

リーフ
スプリング

 懸架方式 後

Pro Action Plus

Pro Comfort 144

Pro Action Plus

スライドレール

 ブレーキ形式

ベンチレーテッド
油圧ディスク

ベンチレーテッド
油圧ディスク

ディスク

ディスク

 ヘッドランプ

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W×2
ハロゲン

12V60W/55W
ハロゲン

12V60W/55W
ハロゲン

 乗車定員(名)

2

2

2

1



ヤマハ「FXNytro M-TX SE 162」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


ヤマハ「FXNytro X-TX」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


ヤマハ スノーモビル 2010年モデル ラインアップ

【マウンテンパフォーマンスモデル】

製品写真

FXNytro M-TX SE 162

【ニューモデル】

カラー:ヤマハブラック

春限定カラー:

ディープパープリッシュブルーソリッドE

製品写真

RX-1 M-TX

【カラーリング変更】

カラー:

ブルーイッシュホワイトカクテル1

製品写真

PHAZER M-TX

【カラーリング変更】

カラー:ヤマハブラック



【クロスオーバーモデル】

【ラフトレールモデル】

製品写真

FXNytro X-TX

【ニューモデル】

カラー:ヤマハブラック

春限定カラー:

ブルーイッシュホワイトソリッド1

製品写真

FXNytro R-TX SE

【カラーリング変更】

カラー:

ディープパープリッシュブルーソリッドE

製品写真

PHAZER R-TX

【カラーリング変更】

カラー:

ビビッドイエローイッシュレッドソリッド4


【マルチパーパスモデル】

【ユーティリティーモデル】

製品写真

RS Viking Professional

【カラーリング変更】

カラー:

ブラックメタリックM

製品写真

Venture Multi Purpose

【カラーリング変更】

カラー:

パープリッシュブルーメタリック7

製品写真

VK540III

【継続販売】

カラー:

ブラックメタリックX

製品写真

BR250T

【継続販売】

カラー:

ダークシアンメタリック2



メーカー希望小売価格

FXNytro M-TX SE 162【ニューモデル】

1,470,000円

本体価格1,400,000円/消費税70,000円
*春限定カラーは本体価格:1,420,000円

FXNytro X-TX【ニューモデル】

1,344,000円

本体価格1,280,000円/消費税64,000円
*春限定カラーは本体価格:1,300,000円

RX-1 M-TX 【カラーリング変更】

1,564,500円

本体価格1,490,000円/消費税74,500円

PHAZER M-TX 【カラーリング変更】

963,900円

本体価格918,000円/消費税45,900円

FXNytro R-TX SE 【カラーリング変更】

1,344,000円

本体価格1,280,000円/消費税64,000円

PHAZER R-TX 【カラーリング変更】

911,400円

本体価格868,000円/消費税43,400円

RS Viking Professional 【カラーリング変更】

1,365,000円

本体価格1,300,000円/消費税65,000円

Venture Multi Purpose 【カラーリング変更】

1,168,650円

本体価格1,113,000円/消費税55,650円

VK540III 【継続販売】

1,047,900円

本体価格998,000円/消費税49,900円

BR250T 【継続販売】

493,500円

本体価格470,000円/消費税23,500円


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