本文へ進みます

新基準対応の電動ハイブリッド自転車 独自の制御技術「S.P.E.C.3」搭載の最上位モデル「PASリチウムL」「PAS CITY-S リチウムL」と エントリー層向け2.9Ahリチウムイオンバッテリー搭載モデル「PASリチウムT」

2009年2月6日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、電動アシスト自転車に関する法令改正に伴う新基準に対応した電動ハイブリッド自転車PASシリーズの最上位モデルとして、8.1Ahリチウムイオンバッテリーと独自の制御技術による機構「S.P.E.C.3」を搭載した「PAS リチウム L」と「PAS CITY-S リチウムL」に加え、PASシリーズ初の2.9Ahリチウムイオンバッテリー採用の「PAS リチウム T」を2009年4月6日に新発売する。これにより新基準に対応したPASシリーズは、2月5日発売の3モデル、3月6日発売の2モデルとあわせ、合計8モデルとなる。

 「PAS リチウム L」は、最上位モデルとして、PASシリーズ最大の8.1Ahリチウムイオンバッテリーを搭載し、アシスト力と走行距離を高い次元で両立したモデルである。また、「PAS CITY-S リチウムL」は、通勤・通学用途向けに長距離走行を重視したモデルとした。一方、コストパフォーマンスに優れたモデルとして、エントリー層向けに2.9Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載した「PAS リチウム T」を設定し、バリエーション拡大を図った。いずれも、お客様の使用特性にあわせて、新基準に対応した最適なアシスト制御を設定し、発進時や急な上り坂走行時などの安定性を高め、快適な走行を実現している。

 新基準対応「PAS リチウム L」と「PAS CITY-S リチウムL」の主な特長

(1)

当社が長年培ったPASの制御技術をさらに発展させ、選択しているギアと走行速度、踏力などの走行状況に合わせて発進時から加速、巡航時まで、全域でなめらか、かつパワフルな走りを可能にする機構「S.P.E.C.3(スペックスリー/Shift Position Electric Control × 内装3段変速)」を採用。

(2)

走行モードはパワフルなアシストと長距離走行を両立する「標準」モード、パワフルな「強」モード、距離重視の「オートエコモードプラス」の3モードから走行状況にあわせて選択可能。

(3)

新基準のアシスト力を十分活かす、高出力で耐久性に優れた三元系8.1Ahリチウムイオンバッテリーを採用。「S.P.E.C.3」との組み合せによって、走行モードごとにきめ細かく無駄のないアシスト制御をすることで、「PAS CITY-S リチウム L」は、オートエコモードプラス使用時の1充電当たりの走行距離134kmを達成。

(4)

操作性を高めたメインスイッチなど、乗りやすさ・扱いやすさ・快適さを向上する機能装備を採用。


※バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)60kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、3kmの平坦地の途中に勾配2度の上り坂(1km)と下り坂(1km)を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行したときのテストデータ(日本自転車協会の定める標準走行モード)



製品写真

「PAS リチウム L」


名称

「PAS リチウム L」

発売日

2009年4月6日

「PAS CITY-Sリチウム L」

2009年4月6日

「PAS リチウム T」

2009年4月6日

販売計画

62,000台(新基準対応PASリチウムシリーズ軽快車8モデル合計、年間、国内)



商品の概要

 1993年の初代PAS登場以来、ヤマハ発動機株式会社では“人間感覚を最優先する” という開発当初の理念を受け継ぎながらPASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上、走行性能、機能の進化など、年々商品の熟成を重ねてきた。昨今、環境意識の高まり、エネルギー問題や健康への関心などの社会的変化を受けて、電動ハイブリッド自転車市場は年代性別を問わず幅広いユーザーに支持され、年々順調に伸長し2008年の年間総需要は31.5万台である。

 こうした市場拡大傾向の中、2008年12月1日に「電動アシスト自転車のアシスト比率に関する法令基準の改正」が施行された。これを受け当社では、長年培ってきた独自の制御技術を活かして、発進時や登坂走行時の負荷を軽減し、乗りやすさ・扱いやすさ・快適さの向上を図った新基準対応モデルを開発。お客様がニーズに合致したモデルを選択できるよう、モデルごとに最適なアシスト力、バッテリー容量、走行距離を設定して、快適な走行を実現した。さらに車体デザイン、カラーなど、選べるPASのバリエーション拡大を図っている。

 今回、発売する「PAS リチウム L」と「PAS CITY-S リチウムL」は、最上位モデルとして、アシスト力と走行距離を高い次元で両立させ、代替需要や通勤・通学用途に最適なモデルとなっている。さらに、PASシリーズとして初めてとなる2.9Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載した「PAS リチウム T」を新設定し、電動ハイブリッド自転車の手軽なエントリーモデルとした。



新基準対応「PAS リチウム L」「PAS CITY-S リチウム L」の主な特長

■最上位モデルとして、高出力で耐久性に優れた三元系8.1Ahリチウムイオンバッテリー搭載
 多様化するお客様のニーズに合わせて選べるPASのバリエーション拡大と新基準のアシスト力に対応するため、PASシリーズ最大容量の8.1Ah小型軽量高性能三元系リチウムイオンバッテリーを採用。
 なお、バッテリーには互換性があるため、異なる容量のバッテリーを別途購入して使用することも可能。

■新基準に対応するアシスト制御の新設定
 「電動アシスト自転車のアシスト比率に関する法令基準の改正」の施行を受け、当社では、発進時や上り坂走行時、荷物積載時に、さらに快適に乗りやすく、扱いやすいモデルを開発。アシスト制御プログラムを全面的に見直し、人間感覚を重視したなめらかさはそのままに、新基準のアシスト力を最適に活用できる力強い走行感覚を追求した。


イメージ

■新基準のアシスト力を遺憾なく発揮する
 機構「S.P.E.C.3」を新採用

 アシスト制御の設定を見直すだけでなく、内装3段変速機のギアポジションごとに最適なアシスト力を供給する機構「S.P.E.C.3(スペックスリー/Shift Position Electric Control × 内装3段変速)」を新たに採用。「S.P.E.C.3」は、スピードセンサーにより走行速度を検出し、モーター回転数との関係から選択しているギアを検出することにより、従来のモーター回転数のみによる制御では成し得なかった広範囲に渡るアシストを可能にし、発進時から加速、巡航時まで全域でなめらか、かつパワフルな走りを実現している。

■さらに進化した走行モード
 パワーと距離を両立させる「標準」モードとパワフルな「強」モード、そして長距離走行を重視した「オートエコモードプラス」の3モードを採用。お客様の好みや走行シーンに合わせて最適なアシストモードを選択できる。
 「S.P.E.C.3」との組み合せによって、走行モードごとにきめ細かく無駄のないアシスト制御を実現した結果、「PAS CITY-S リチウム L」の1充電当たりの走行距離はオートエコモードプラス使用時134kmを達成。


イメージ

※バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)60kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、3kmの平坦地の途中に勾配2度の上り坂(1km)と下り坂(1km)を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行したときのテストデータ(日本自転車協会の定める標準走行モード)


イメージ

新設計のメインスイッチ

■3モード対応 新設計メインスイッチ
 走行モードの切り替えを行うメインスイッチも、今回新たに設計変更し、よりいっそう見やすく、操作性を高めた。

■細部パーツまでトータルでカラーコーディネート
 多様化するお客様のニーズに対応するため、カラーリングを充実するのみならず、バッテリーボックスやチェーンケースなど、細部パーツに至るまで、トータルでカラーコーディネートを施している。



新基準対応「PAS リチウム T」の主な特長

■エントリーモデルとして三元系2.9Ahリチウムイオンバッテリー搭載
 お手軽なモデルとして、PASシリーズのラインナップの幅を広げようと、PASシリーズ初となる2.9Ah小型軽量高性能三元系リチウムイオンバッテリーを採用した。
 なお、バッテリーには互換性があるため、異なる容量のバッテリーを別途購入して使用することも可能。

■分かりやすく使いやすいシンプルな走行モード
 初めてPASに乗られる方にも分かりやすく操作しやすいよう、走行モードは、パワフルな「強」モードと、長距離走行を重視した「オートエコモードプラス」のシンプルな2モード設定とした。




主要仕様諸元

 

PAS リチウム L
26型(24型)

PAS CITY-S
リチウム L
27型

PAS リチウム T
26型(24型)

  製品写真 製品写真 製品写真

寸法

 全長

1,895mm
(1,790mm)

1,885mm

1,890mm
(1,785mm)

 全幅

560mm

580mm

560mm

 サドル高

735~885mm

800~950mm

735~885mm

 軸間距離

1,165mm
(1,110mm)

1,160mm

1,165mm
(1,110mm)

 タイヤサイズ

26×1 3/8
(24×1 3/8)

27×1 3/8

26×1 3/8
(24×1 3/8)

 適応身長のめやす

143cm以上

153cm以上

143cm以上

 車両重量

25.3kg
(24.8kg)

25.9kg

23.5kg
(22.6kg)

性能

補助速度範囲

(変速機「3」)

比例補助

0km/h以上10km/h未満

逓減補助

10km/h以上24km未満

一充電

走行距離

(一般路走行1)

標準モード

66km

80km

強モード

40km

42km

17km

オート
エコモード
(プラス)

134km

134km

32km

電動機

 形式(定格出力)

ブラシレスDCモーター(240W)

 補助力制御方式

踏力比例制御方式

 変速方式

リアハブ内装三段式

電池

 種類(電圧/容量)

リチウムイオン電池
(25.2V/8.1Ah※2

リチウムイオン電池
(25.9V/2.9Ah※2

充電器

 形式(充電時間)

スイッチングレギュレータ式
(約4時間)

スイッチング
レギュレータ式
(約1時間30分)

 駆動方式

チェーン式

 照明装置

1WホワイトLED
バッテリーランプ

1WホワイトLED
バッテリーランプ

バッテリーランプ

 盗難抑止装置

ディンプルキー式
1発2錠

ディンプルキー式
1発2錠

ディンプルキー式
1キー2ロック

 カラー

新色

継続

新色

継続

新色

ライト
パープル

ダーク
ブラウン

シルバー

パール
ホワイト

ナイト
ブラック

シアン
ブルー

モン
ブラン

シルバー

レッド

 ブラウン仕様

(サドル、ハンドルグリップがブラウン)

 ブラック仕様

(バッテリーとサークル錠がブラック)


※1 「一般路走行パターン」での測定時
バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)60kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、3kmの平坦地の途中に勾配2度の上り坂(1km)と下り坂(1km)を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行したときのテストデータ(日本自転車協会の定める標準走行モード)
※ 2 JIS C 8711による定格容量は7.6Ahと2.7Ah



「PAS リチウム L」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

「PAS リチウム L」

129,800円

(本体価格123,619円・消費税6,181円)

「PAS CITY-Sリチウム L」

129,800円

(本体価格123,619円・消費税6,181円)

「PAS リチウム T」

86,800円

(本体価格82,667円・消費税4,133円)

※メーカー希望小売価格には本体価格(バッテリーを含む車両価格と専用充電器価格7,000円)及び消費税を含む

ページ
先頭へ