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電動式テープフィーダー対応。高速性能・省スペース・低価格を実現した表面実装機。 小型エコノミーモジュラー ヤマハ「YS12P」新発売

2009年1月8日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、電動式テープフィーダー*1に対応し、高いインテリジェント機能を持ちながら低価格を実現した表面実装機「YS12P」を開発し、2009年3月より発売する。「YS12P」は、小型・高速・省スペースをコンセプトとした「YS12」の先進機能をベースに、一部仕様を簡素化した普及モデルとして開発。小型部品搭載の高速性能、省スペース性、低価格を、高いレベルでバランスさせたほか、□32mmの電子部品にまで対応可能とし、汎用性も向上した。
 なお、「YS12P」は、2009年1月28日から30日まで東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催されるエレクトロニクス製造・実装技術関連の展示会「第38回インターネプコン・ジャパン」に出展を予定している。

*1

テープフィーダー:テープ状荷姿にパッケージされたチップ型の電子部品を表面実装機に供給する装置。

小型エコノミーモジュラー ヤマハ「YS12P」

小型エコノミーモジュラー ヤマハ「YS12P」

名称

小型エコノミーモジュラー ヤマハ「YS12P」

発売予定日

2009年3月

価格

オープン価格

初年度販売計画

100台(国内外)

市場背景と製品の概要

 近年の電子部品実装の現場においては、生産性、先進部品への対応力、設備のスペース効率、経済性などに対して、高いレベルでのバランスが求められている。
 「YS12P」は、これらの要求を織り込みながら低価格化を実現。 特に高速搭載性能を重視した普及モデルとして開発した。

製品の特徴

(1)

24,000 CPH*2(当社最適条件) のスループットを発揮する高速性能と、□32mmの電子部品まで搭載可能な優れた部品対応力を両立。

*2 CPH(Chip Per Hour):1時間当りで実行可能な搭載部品の総数。各種条件での処理能力を表す。

(2)

マイコン制御により、高い部品供給速度と優れた部品位置決め精度を発揮する電動式インテリジェントフィーダー「SSフィーダー」に対応し、優れた段取り作業性と作業間違い防止機能などを発揮。

(3)

小型プラットフォーム(L1,254mm×W1,440mm)でありながら、基板サイズL510mm×W460mmの大型基板に対応可能とし、省スペース性と運用性を向上。

(4)

テープリール荷姿だけでなく、トレー荷姿にもマニュアルトレー(一段式)で対応可能とし、部品対応力を拡大。

(5)

多重精度補正システム「MACS」*3を採用。精度変化要因に対し、複合的かつ多重的に精度補正を行い、±0.05mmの常時搭載精度を保証。

*3 MACS:Multiple Accuracy Compensation System の略称。

(6)

優れた省スペース性や、部品の高速搭載に寄与する画像認識装置など、ベースモデル「YS12」の基本機能・性能を継承。さらに、豊富なオプション装備品も用意した。

(7)

CEマーキング*4対応とし、ワールドワイド展開が可能。

*4 CEマーキング:欧州地域で設置使用する機器に必要な安全規格の代表名称。

基本仕様

機種名

YS12P

対象基板寸法

L510×W460mm ~ L50×W50mm

装着精度

絶対精度(μ+3σ) ±0.05mm/CHIP

装着タクト

24,000CPH(当社最適条件)

部品供給形態

テープリール、トレイ供給

部品品種数

テープ荷姿59種(最大/8mm幅テープ換算)
トレイ荷姿2品種(最大/JEDECトレイ換算)

搭載可能部品

0402~□32mm MAX

搭載可能部品高さ

6.5mm

電源仕様

三相AC 200/208/220/240/380/400/416 V ±10%

供給エア源

0.45MPa

外形寸法

L1,254×W1,440×H1,450mm (突起部を除く)

本体質量

約 1,250kg

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