盲導犬の育成を支援、20年目を迎えた『YAMAHA NICE RIDE募金』　2007年度分の贈呈式を日本GPヤマハファンブースにて開催

　ヤマハ発動機株式会社、及びヤマハ発動機販売株式会社では、1989年より活動をスタートした『YAMAHA NICE RIDE 募金』の2007年度分の集計を終了。総額は687万9,573円、19年間の累計額は7,009万7,238円となりました。これにともない9月27日（土）、2008 MotoGP世界選手権シリーズ 第15戦A-STYLE日本グランプリ（ツインリンクもてぎ／栃木県）のヤマハファンブースにおいて、募金贈呈式を開催いたしました。

　贈呈式では、盲導犬オーナーの片山澄江さんとカーリン号、財団法人日本盲導犬協会・山口義之マネージャー、ヤマハ発動機販売株式会社代表取締役社長・松尾光明、そしてヤマハライダーを代表して、MotoGP世界選手権シリーズに参戦中のバレンティーノ・ロッシ選手（フィアット・ヤマハ・チーム）が参加。ヤマハより目録を贈呈し、山口さんよりヤマハの活動に対して感謝状をいただきました。
　『YAMAHA NICE RIDE 募金』は、「目の不自由な方たちが安心して街を歩けるよう盲導犬を贈ろう」というスローガンのもとスタートした募金活動です。全国のヤマハ二輪販売店を中心に、各種イベント、レース会場などでお客様による募金活動、及び、全日本選手権に参戦するヤマハライダー、レース関係者、各オーナーズクラブ、株主の皆様からの募金に支えられております。20年目という大きな節目にあたる2008年度も、ヤマハは引き続き募金活動を支援して参りますので、今後も皆様のご協力をお願いいたします。

左からロッシ選手、盲導犬オーナーの片山さんとカーリン号、日本盲導犬協会の山口さん、ヤマハ発動機販売の松尾

山口さん談：「多くの方のご支援により成り立っている我々にとって、ヤマハさんの活動は、その累計金額はもちろん、20年に渡って活動を継続していただいていること、ヤマハ二輪販売店をはじめ、幅広い支援を呼びかけ、盲導犬募金について知る機会を作っていただけることなど感謝の気持ちで一杯です。この活動のおかげで毎年着実に盲導犬の頭数も増加しており、今後もヤマハさんをはじめ多くの方からの善意を最大限にいかし、一頭でも多くの盲導犬を育てていきたいと思います」

松尾談：「これまでの皆様からの19年間の長きに渡る多大なるご支援・ご理解に心から感謝いたします。20年目の募金活動という大きな節目となる年を迎えましたが、これからも一頭でも多くの盲導犬育成へ繋がるよう本活動を続けていく所存です。引き続き皆様からのご支援・ご理解を頂ければ幸いです」

V・ロッシ選手談：「毎年、ヤマハとともにこの『YAMAHA NICE RIDE 募金』を行っていますが、この活動は本当に大切なことであり、すばらしいことだと感じています。これからも毎年、より多くの募金が集まることを願っています」

　ヤマハ発動機株式会社、及びヤマハ発動機販売株式会社では、1989年より盲導犬の育成資金を募る社会貢献活動として『YAMAHA NICE RIDE募金』（後援：財団法人日本盲導犬協会）を展開しており、2008年で20年目を迎えました（『YAMAHA NICE RIDE募金』HP http://www.yamaha-motor.jp/mc/world/jp/link/nice_ride/）。

　活動がスタートした当初、盲導犬先進国である欧米諸国と比較して、国内の盲導犬普及の環境は大きく立ち遅れていました。これは盲導犬に関する情報不足、社会的関心の低さと同時に、盲導犬育成施設の財政が困難な状況であったことに起因するものです。『YAMAHA NICE RIDE募金』の募金先である（財）日本盲導犬協会も、運営のために必要な財源を、善意の寄付に頼らざるを得ない状況でした。

　「同じ交通社会の一員として、わたしたちにできることはないだろうか」。当時、盲導犬普及の背景を知ったヤマハが、同協会に募金協力を申し出たのがきっかけで、二輪販売店の店頭に募金箱を設置する『YAMAHA NICE RIDE募金』がスタートすることとなりました。
　それ以来、ヤマハでは全国のヤマハ二輪販売店に募金箱を設置する他、各地でのイベント、レース会場などで活動を展開。モーターサイクルオーナーを中心に、全国的に盲導犬への社会的関心の向上を促し、多くの募金が寄せられるようになりました。また、この活動に深い理解と関心を持ったヤマハライダーやレース関係者、各オーナーズクラブ、株主の皆様からも募金が寄せられ、19年間の累計額は7,000万円を超えました。

　なお2008年度は、2008年7月1日～2009年6月30日の期間で実施。募金活動は、ヤマハ二輪販売店やイベント、レース会場に募金箱を設置する他、イベントでのチャリティー企画などで展開します。また、『YAMAHA NICE RIDE募金』の銀行特別口座も開設しておりますので、皆様のさらなるご支援をお願いいたします。