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ベトナムの部品製造会社に二輪車用キャストホイール生産の専用棟が完成・稼動 -鋳造・加工・塗装一貫で年間60万本のキャストホイールを生産-

2008年7月16日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、ASEAN域内で高まる二輪車用キャストホイール需要に対応するため、ベトナムの二輪車部品製造会社Yamaha Motor Parts Manufacturing Vietnam Co., Ltd.(以下YPMV)の敷地内に、このたびキャストホイール生産の専用棟の建設を完了し、本年9月から稼動させます。

 このYPMVのキャストホイール専用棟は、ダイキャストマシン3台を保有し、鋳造から加工、塗装までを一貫生産することで、年間60万本のキャストホイール生産能力を有します。なお、新棟建設・稼動に掛かる投資額は約15億円です。

 キャストホイールは、デザイン性や加工性、コスト面での優位性などから、現在では先進国を中心に二輪車用ホイールの主流となっています。二輪車の需要が拡大しているASEAN市場においても、従来主流だったスポークホイールに代わってキャストホイールを好む傾向が高まっており、当社のASEAN主要5ヵ国(インドネシア、ベトナム、タイ、フィリピン、マレーシア)の販売においても、キャストホイール装着モデルのウェイトが2004年の13%から2007年には44%にまで上昇しています。
  当社では、インドネシアの部品製造会社PT. Yamaha Motor Parts Manufacturing Indonesiaでキャストホイールを製造するとともに、社外からの調達品でASEAN域内のキャストホイール需要に対応しています。 新たに稼動するYPMVからは、ベトナムの二輪車製造会社Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd.への供給とともに、タイやフィリピン等ASEAN域内の製造拠点へもキャストホイールの供給も行っていく予定です。

 当社は、2008年から2010年までの中期3ヵ年経営計画でASEAN市場を引き続き成長市場と位置づけています。「魅力的な新商品投入」「プロモーション活動の推進」「販売網の強化」「生産能力の増強」など積極的な資源投入を行い、2010年にはインドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシアの主要5ヵ国で2007年比5割増となる430万台の二輪車販売を計画しています。

 

YPMVの会社概要

 

名称

Yamaha Motor Parts Manufacturing Vietnam Co., Ltd.
(ヤマハ・モーター・パーツ・マニュファクチャリング・ベトナム)

 

現所在地

ベトナム ハノイ市

 

代表者

社長 渡部 克明(わたなべ かつあき)

 

資本金

14,286千USドル(約14.3億円) 1ドル=100円

 

出資比率

ヤマハ発動機株式会社   100%

 

設立年月

2005年1月4日

 

事業内容

二輪車部品の製造

 

従業員数

約700名

YPMV内に完成したキャストホイール専用棟(右)

YPMV内に完成したキャストホイール専用棟(右)

キャストホイールを搭載した“NOUVO(ヌーボ) LX ”(水冷135cc)

キャストホイールを搭載した“NOUVO(ヌーボ) LX ”(水冷135cc)
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