ヤマハ発動機株式会社は、アシストの切り替えを自動で行う機能「オートエコモードプラス」搭載によりパワフルでなめらかなアシストが好評の電動ハイブリッド自転車PASの小径3モデル「PAS CITY-X リチウム」「PAS CITY-Cリチウム」「PAS コンパクト リチウム」について、バッテリー性能を向上し、アシスト制御プログラムを見直した2008年モデルを2008年6月4日より発売する。
「PAS CITY-X リチウム」は、斬新で個性的なデザインとスポーティな走行性能を両立、「PAS CITY-C リチウム」は、デザイン性を重視したモデル、「PAS コンパクト リチウム」は小柄な方でも快適に走行可能という従来からの特長はそのままに、2008年モデルでは、主に以下のような変更を行った。
(1)リチウムイオンバッテリーの容量を従来比約8%増量するほか、サイクル寿命の伸長、低温特性の改善などバッテリー性能を向上、(2)アシスト制御プログラムを全面的に見直し、メリハリのある走行感覚を実現、(3)上記バッテリー性能の向上とアシスト制御プログラムの見直しとの相乗効果により、1充電あたりの走行距離が標準モード・オートエコモードプラス使用で「一般路走行パターン」での測定時※に約25%向上した。
また、(4)各機種別のターゲットユーザーに合わせ新しいカラーリングも設定した。
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※ |
バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)60kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、3kmの平坦地の途中に勾配2度の上り坂(1km)と下り坂(1km)を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行したときのテストデータ(日本自転車協会の定める標準走行モード) |
名称 |
「PAS CITY-X リチウム」 「PAS CITY-C リチウム」 「PAS コンパクト リチウム」 |
発売日 |
2008年6月4日 |
カラーリング |
「PAS CITY-X リチウム」
■クリスタルホワイト(新色)
■クールグレー(継続)
■ダークグリーン(継続)
「PAS CITY-C リチウム」
■ホワイトパール(新色)
■Bブラック(継続)
「PAS コンパクト リチウム」
■ジュエルレッド(新色)
■スモークベージュ(新色) |
販売計画 |
3,500台(年間、国内) |
1993年の初代PAS登場以来、ヤマハ発動機株式会社では“人間感覚を最優先する”という開発当初の理念を受け継ぎながらPASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、年々商品の熟成を重ねてきた。現在PASは、主婦層やシニア層を中心に、通勤・通学などに使用する若年層や男性まで、年代性別を問わず幅広く支持されている。
また昨今、小径の自転車を求める市場ニーズが高まっている。それに伴い、シティユースでの利便性と快適性を兼ね備えた「PAS CITY-X リチウム」「PAS CITY-C リチウム」「PAS コンパクト リチウム」は、“軽くて、コンパクトで、扱いやすく、しかもしっかり走るモデル”として支持を得ている。今回発売する2008年モデルは、より快適、軽快にPASを利用いただくため、電動ハイブリッド自転車の原点であるアシスト力を見直し、バッテリー性能の向上やアシスト制御プログラムの進化を図った。 |
(1)リチウムイオンバッテリーの性能を向上
小型で軽量の高出力リチウムイオンバッテリーの容量を従来比約8%増とし(従来3.7Ah → 今回4.0Ah)、合わせてサイクル寿命(繰り返し充・放電の回数)の伸長や、これまでリチウムイオンバッテリーが苦手としていた低温特性を改善するなど、バッテリーの性能を向上した。
なお、継ぎ足し充電が可能で、スタンド型充電器により、簡単に充電が行える。
(2)アシスト制御プログラムを見直し、なめらかでメリハリのあるアシストを実現
アシスト制御プログラムを全面的に見直し、人間感覚を重視したなめらかでメリハリのある力強い走行感覚を追求した。
また、こいでいる状況に合わせて3段階(「強」「中」「弱」又は「切」)にアシストの切り替えを自動で行う機能「オートエコモードプラス」を従来同様搭載しているので、わずらわしい操作をせずに節電走行が可能。
さらに、アシストの切替スイッチ(入「標準」モード/強「パワー」モード)とオートエコモードボタン(ON/OFF)の併用で、使用状況に合わせて4パターンから走行モードの選択が可能である。
なお、バッテリー性能の向上とアシスト制御プログラムの見直しとの相乗効果により、1充電あたりの走行距離が標準モード・オートエコモードプラス使用で「一般路走行パターン」での測定時に約25%向上した。
(3)20インチタイヤ採用の軽量コンパクト設計
20インチタイヤを採用したコンパクトな車体により、とり回し、足つき性が良く小柄な方も乗り降りしやすくなっている。また、「PAS CITY-X リチウム」ではスポーティな走行性とデザイン性を高めるため、従来よりも高圧タイプでスポーティなトレッドパターンのニュータイヤを前後に採用した。
(4)スタイリッシュなデザイン(「PAS CITY-X リチウム」「PAS CITY-C リチウム」)
「PAS CITY-X リチウム」は個性的でスポーティなXフレームを、「PAS CITY-C リチウム」はシンプルで乗り降りしやすいスタイリッシュなU型フレームを採用。チェーンケース、バッテリーケースなど、細部まで、洗練されたデザインとした。また、高品位で深みのある専用塗装、スポーティなサドルや新アルミペダル、オールランダーハンドル(「PAS CITY-X リチウム」)、デルタハンドル(「PAS CITY-C リチウム」)など、専用アイテムを使用している。
(5)使いやすい機能・装備
メインスイッチをオフにしてもライトが継続点灯する機能「ほっとライトシステム」を引き続き搭載するほか、「PAS CITY-X リチウム」と「PAS CITY-C リチウム」には、扱いやすくギアポジションの視認性を高めた新グリップシフトを採用した。 |
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PAS CITY-X
リチウム |
PAS CITY-C
リチウム |
PAS コンパクト
リチウム |
寸法 |
全長 |
1,575mm |
1,540mm |
1,575mm |
全幅 |
560mm |
590mm |
560mm |
サドル高 |
795~935mm |
715~850mm |
730~870mm |
軸間距離 |
1,050mm |
1,015mm |
タイヤサイズ |
前・後輪・
20×1-3/8WO |
前・後輪・20×1.75HE |
適応身長の目安 |
153cm |
140cm |
142cm |
車両重量 |
20.0kg |
20.3kg |
21.5kg |
性能 |
補助速度範囲
(変速機「3」) |
比例補助 |
15km/h未満 |
逓減補助 |
23km/h未満 |
22km/h未満 |
一充電走行距離
(一般路走行※) |
標準モード
(オートエコモード
プラス使用時) |
42km(75km) |
38km(65km) |
パワーモード
(オートエコモード
プラス使用時) |
25km(36km) |
23km(34km) |
電動機 |
形式 |
ブラシレスDCモーター |
定格出力 |
240W |
補助力制御方式 |
踏力比例制御方式 |
変速方式 |
リアハブ内装三段式 |
電池 |
種類 |
リチウムイオン電池 |
電圧/容量 |
25.9V/4.0Ah |
充電器 |
形式 |
スイッチング・レギュレータ式 |
充電時間 |
約2時間 |
駆動方式 |
チェーン式 |
照明装置 |
ホワイトLEDバッテリーランプ |
盗難抑止装置 |
ディンプルキー式
1キー2ロック |
ディンプルキー式一発二錠 |
カラー |
新色 |
クリスタルホワイト |
ホワイトパール |
ジュエルレッド
スモークベージュ |
継続色 |
クールグレー
ダークグリーン |
Bブラック |
— |
※「一般路走行パターン」での測定時
バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)60kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、3kmの平坦地の途中に勾配2度の上り坂(1km)と下り坂(1km)を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行したときのテストデータ(日本自転車協会の定める標準走行モード) |
「PAS CITY-X リチウム」 |
105,800円 |
本体価格100,762円(バッテリーを含む車両価格93,762円・専用充電器価格7,000円) ・消費税5,038円 |
「PAS CITY-C リチウム」 |
102,800円 |
本体価格97,905円(バッテリーを含む車両価格90,905円・専用充電器価格7,000円) ・消費税4,895円 |
「PAS コンパクト リチウム」 |
102,800円 |
本体価格97,905円(バッテリーを含む車両価格90,905円・専用充電器価格7,000円) ・消費税4,895円 |
※メーカー希望小売価格には本体価格(バッテリーを含む車両価格と専用充電器価格)及び消費税が含まれています |
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