静岡県菊川市に新しいテストコースを建設 2008年4月21日発表 ヤマハ発動機株式会社は、アジア、中南米などの成長市場に向けた二輪車開発の拡大に対応するため、静岡県菊川市丹野地区に新しいテストコースを建設します。 「ヤマハ発動機 菊川テストコース」は、2009年10月の着工、2012年秋の完成を予定し、486,000m2の敷地に、一部山岳路を含む約3kmの周回路をはじめ、冠水路など6つのコースを建設します。これらのコースでは、主にアジアや中南米向け中小型二輪車の安全、環境性能を達成するための様々な実験走行を行います。 なお、用地の確保にあたっては、所有者である菊川市および民有地地権者の同意を頂いており、この用地取得額を含めた建設費用の総額は64億円を計画しています。 当社は現在、二輪車、自動車エンジン、ATV(四輪バギー)、スノーモビルの開発用に「袋井テストコース(静岡県袋井市)」「トレールランド浜北(静岡県浜松市)」「浜岡テストコース(静岡県御前崎市)」「士別テストコース(北海道士別市)」の4施設を保有していることから、「菊川テストコース」は当社にとって5つ目のテストコースとなり、かつ最大の敷地面積を誇るコースとなります。 菊川テストコースでは、自然環境保全に考慮し、外周には一定幅の既存植生を確保、それ以外の樹林についても、現在の動植物生態環境を損なわない配慮を行います。 「ヤマハ発動機 菊川テストコース」完成イメージ