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インドにおけるヤマハ二輪車販売関連金融事業の開始

2008年4月14日発表

 ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、代表取締役社長:梶川 隆、以下ヤマハ発動機)と三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:槍田 松瑩、以下三井物産)は、Axis Bank, Ltd.(インド 以下、Axis)と共に、2007年4月にインドにおける二輪車の販売金融及び在庫金融を行う事業会社Bussan Auto Finance India Pvt. Ltd.(以下、BAFインド)を設立しましたが、このたび、監督官庁であるインド準備銀行(Reserve Bank of India)より事業許可を取得し、直ちに営業を開始します。

 BAFインドは、デリーに第1号支店を開設し、デリー近郊のお客様に対する販売金融の提供を開始します。今後、順次支店網を拡大し、2009年までにはインド全国の主要都市でのサービス提供体制を整える予定です。また、全国のヤマハディーラーに対しても、在庫資金の需要に応える短期の資金供与を行う準備を進めています。

 インドは主要交通手段である二輪車の総需要が2007年に730万台に達している世界第2位の市場であり、さらに2010年には900万台に達する見通しです。現在、インドで二輪車を購入する消費者の約半数は現地銀行、ノンバンク等による販売金融を利用しており、二輪車販売成長の要因のひとつと言われています。ヤマハ発動機はインド二輪車事業の再建を最重要の経営課題と位置づけ、その一環として、消費者に対するサービス向上の為にも販売金融機能の強化が必要と判断し、三井物産と共同で金融事業への参入を検討してきました。三井物産は、1997年にヤマハ二輪車の販売金融提供を行うPT Bussan Auto Finance社(インドネシア)を設立して以来、同分野のノウハウを蓄積しており、ヤマハ発動機と共同でインドの市場調査を行った結果、現地ネットワーク・ノウハウを持つ大手民間商業銀行であるAxisとの三社による販売金融事業への参入に至りました。2008年3月5日に発表させて頂きました二輪車製造の新会社となるIndia Yamaha Motor Private Limited(インディア・ヤマハ・モーター/以下「IYM」)におけるヤマハ・三井における共同事業(出資比率:ヤマハグループ70%、三井物産グループ30%)を含め、インドネシア二輪車事業と同様に、製造・販売・金融の三位一体にてインドにおけるヤマハ二輪車事業を拡大していきます。

1. 新会社概要

(1)社名

Bussan Auto Finance India Pvt. Ltd.

(2)代表者

会長兼社長 榎本 茂夫

(3)所在地

インド国ニューデリー市

(4)設立

2007年4月23日

(5)資本金

5億ルピー(約15億円)

(6)出資比率

Bussan Automotive Singapore Pte. Ltd. 64%
Axis Bank Ltd. 26%,
Yamaha Motor Asia Pte. Ltd. 10%
*ヤマハ発動機、三井物産はそれぞれ在シンガポールの100%子会社を通じて出資。

(7)従業員数

約20名

2. Axis Bank Limitedの概要

(1)社名

Axis Bank Limited

(2)代表者

会長兼CEO  Dr.P.J.Nayak

(3)所在地

インド国ムンバイ市

(4)設立

1993年12月

(5)資本金

36億ルピー(108億円)

(6)従業員数

約13,850名

(7)支店数

642支店

(8)リテール顧客数

約750万人

(9)主な事業内容

銀行業

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