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フィリピンで二輪車製造の新工場建設を開始

2008年4月4日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、本日、フィリピンバダンガス州のリマ工業団地において、新しい二輪車製造工場建設のための安全祈願祭を執り行い、工事に着手しました。新工場は2008年9月末に竣工、2009年1月の稼動予定であり、稼動時の生産能力は15万台を計画しています。

 現在、フィリピンでは、2007年5月に設立した二輪車製造・販売の100%子会社であるYamaha Motor Philippines, Inc.(略称:YMPH)が、ラグーナ州の工業団地に設置した暫定工場において、同年9月より、排気量105cc~135ccの二輪車の組立を行っています。

 このたび建設する新工場は、マニラ市から南へ約75kmに立地し、230,000m2の用地に床面積44,000m2の規模となり、完成後は現在のラグーナ州の暫定工場に代わり、二輪車の組立を開始します。なお、新工場の稼動時の従業員数は約270人、建設に際しての投資額は9.6億ペソ(約25億円)です。

 フィリピンでは、国内経済の堅調な推移を背景に二輪車市場は年々増加傾向にあり、2007年は前年比13%増の約70万台の実績でした。また、現在の二輪車普及台数が40人に1台程度であることから今後も需要は拡大し、2010年には100万台規模に達するものと見込まれます。

 当社は、1962年にフィリピンのノルキス社と代理店契約を結び、昨年の新会社設立まで同社を通じて フィリピン国内におけるヤマハ二輪車の製造・販売を行っていましたが、昨年からは二輪車市場が拡大傾向にあるなか、当社100%出資の子会社YMPHを設立して市場変化にスピーディーに対応できる体制としています。

 なお、当社は2008年から2010年までの3ヵ年を対象とした中期経営計画において、ASEAN主要5ヵ国における“更なる売上規模の拡大と収益性の向上”を事業戦略のテーマの1つとして掲げており、この度のフィリピンにおける新工場建設はこの具体的な取り組みのひとつです。

YMPH新工場(リマ工場)の概要

所 在 地

フィリピン バダンガス州 リマ工業団地

敷地面積

232,958m2

延床面積

44,001m2

稼動開始

2009年1月

生産能力

150,000台

投 資 額

9.6億ペソ(約25億円)

従業員数

約270名

Yamaha Motor Philippines, Inc.(YMPH)の概要

名   称

Yamaha Motor Philippines, Inc.(ヤマハ・モーター・フィリピン)

現所在地

フィリピン ラグーナ州 ビニャン

代 表 者

社長 竹田 好明(たけだ よしあき)

資 本 金

15.7億ペソ(約41億円) 1ペソ=2.6円

出資比率

ヤマハ発動機株式会社 100%

設立年月

2007年5月9日

事業内容

二輪車の製造・販売

従業員数

約380名(2009年の新工場稼動時)

本日行われた「工事安全祈願祭」の様子

本日行われた「工事安全祈願祭」の様子
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