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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

業界最小・最軽量を実現。マイコン制御の電動式テープフィーダー ヤマハインテリジェントフィーダー「SSフィーダー」 新開発

2007年12月25日発表

 ヤマハ発動機の社内カンパニーである「IMカンパニー」(所在地:静岡県浜松市、カンパニープレジデント:加藤敏純)は、テープ梱包された電子部品を表面実装機に供給するテープフィーダーとして、新開発のマイコン制御による超薄型モーターを採用し、優れた部品供給速度と高い部品位置決め精度を実現した「SSフィーダー」を新たに開発し、2008年3月31日より発売する。
  「SSフィーダー」は、自社開発の、超薄型DCブラシレスモーターを組み込み、当社のコア技術のひとつである、モーター制御技術を活用したテープフィーダーで、高い部品供給速度と優れた部品位置決め精度を発揮する。また、ID情報や稼動履歴データの保管・管理が可能であり、これらの情報をインターフェースを介して表面実装機と共有することで、電子部品実装ライン全体での効率化や品質の向上、データ管理を可能とした。
  さらに、徹底した小型・軽量設計と、当社独自のコンパクトスライドイン方式の採用により、基板実装の現場における作業性と安全性を高めている。
  なお、「SSフィーダー」は、2008年1月16日から18日まで東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される、エレクトロニクス製造・実装技術関連の展示会「第37回インターネプコン JAPAN 2008」に出展を予定している。

ヤマハインテリジェントフィーダー「SSフィーダー」

ヤマハインテリジェントフィーダー「SSフィーダー」

名称

ヤマハインテリジェントフィーダー「SSフィーダー」

発売予定日

2008年3月31日

価格

オープン価格

市場背景と製品の概要

 近年、携帯電話やモバイル情報機器、デジタル家電といった電子・電気製品市場の量的拡大と質的進化は、プリント基板に搭載する電子部品の多様化と搭載数増加を加速度的に進めることとなった。また、品質管理の面から、製品のトレーサビリティ(生産履歴)の確保を求める声が高まっている。さらに、フィーダーを含む生産設備やフィーダーの保管スペースが、表面実装機などの大型化と共に、コストや作業環境面における課題のひとつとなっていた。
  「SSフィーダー」は、これらの要求に応える製品として開発され、マイコン制御により部品供給速度と部品位置決め精度を向上させたほか、高剛性Vクランプや平面押え式テープガイドなどの採用により、優れた耐久性・信頼性・安定性を発揮。また、稼動履歴など各種データの保管・管理機能と将来にわたる発展性と拡張性などを有している。さらに、小型・軽量化設計の徹底により、生産現場における作業負荷の軽減と安全性の向上を実現した。

製品の特徴

(1)

自社開発の、超薄型DCブラシレスモーターを採用。表面実装機の開発で培ったモーター制御技術を活用し、高い部品供給速度と優れた部品位置決め精度を発揮。

(2)

業界最小(全長430mm)・最軽量(700g)のサイズ*を実現。交換時の作業性を大幅に向上させたほか、生産設備のスペース効率改善にも寄与する。

* 8mm幅テープ仕様、2007年12月現在、当社調べ

(3)

独自のコンパクトスライドイン方式とワンアクション固定ハンドルを採用。簡単・スムース・確実なハンドリングを可能とした。

(4)

使用後のキャリアテープの分別回収を可能とし、作業性を高めたトップテープ回収ボックス(安全カッター付)を採用。

(5)

オプションでキャリアテープの接続部分を感知するスプライシングセンサーも装備可能。

(6)

8mm幅~72mm幅のテープ幅に対応するテープフィーダーをシリーズとしてラインナップ。

(7)

マイコン制御によるモーター駆動システムは、なめらかな部品送りと高速で安定した運転が可能。さらに、高剛性Vクランプ、平面押え式テープガイドなどを採用し、高度な耐久性・信頼性を実現。

(8)

テープ送り速度カーブの制御や、巻き取りトルク制御、部品供給の歩留まりなど様々なデータの保管・管理が可能。インターフェースを介して表面実装機とデータを共有することで、電子部品実装ライン全体として稼動状況を把握できるほか、稼動履歴をもとに故障診断を可能とした。

(9)

LEDインジケータにより稼動状況を視覚化し、表面実装機との連携によるテープフィーダーの取り付け間違い防止や、供給部品の欠品防止などの機能を発揮する。

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