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新設計の空圧式システムを搭載し、極小部品の安定供給を実現 ヤマハ「FSフィーダー」 新発売

2007年12月25日発表

 ヤマハ発動機の社内カンパニーである「IMカンパニー」(所在地:静岡県浜松市、カンパニープレジデント:加藤敏純)は、新設計の空圧式駆動システムを採用したテープフィーダー「FSフィーダー」を新たに開発し、2008年1月1日より発売する。
  「FSフィーダー」は、極小部品の供給をより安定させる新設計のエアダンパーを採用。よりなめらかとなった部品送りにより、部品供給時に発生する振動を大幅に削減。さらに、従来機種との互換性を維持しながらも、全幅を従来のフィーダーに比べ25%の薄型化し、作業性を向上させたほか、剛性を高め、優れた信頼性・安定性を発揮する。
  さらに、部品の種類とキャリアテープ種類の対応範囲を見直し、フィーダーの種類を従来の1/3に集約。顧客のトータルコスト削減を実現した。
  なお、「FSフィーダー」は、2008年1月16日から18日まで東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される、エレクトロニクス製造・実装技術関連の展示会「第37回インターネプコン JAPAN 2008」に出展を予定している。

ヤマハ「FSフィーダー」

ヤマハ「FSフィーダー」

名称

ヤマハ「FSフィーダー」

発売予定日

2008年1月1日

価格

オープン価格

市場背景と製品の概要

 1984年、当社は表面実装機の開発と同時に、テープリール*を、表面実装機に供給するテープフィーダーを開発。以来、顧客資産の持続的有効活用を重視し、フィーダーの互換性を維持してきた。
  この間、電子部品の小型化が進展し、現在では0402(0.4mm×0.2mm)サイズに至る中、当社は0402サイズを区切りとし、これまでの技術を棚卸し互換性を維持したまま機能・構造の最適化を図り「FSフィーダー」として新たに開発した。これにより作業性、信頼性、安定性などテープフィーダーとしての基本機能を向上させながらも、従来機種と同等の価格を実現。既存生産設備の持続的な付加価値向上を実現する。

*:ICやLSIなどの電子部品を収納する、キャリアテープが巻き取られたリール

製品の特徴

(1)

新開発の空圧式駆動システムを採用。極小部品の供給をより安定させる新設計のエアダンパーを採用。よりなめらかとなった部品送りにより、部品供給時に発生する振動を大幅に削減。

(2)

フィーダー幅の薄型化(約25%:当社従来比)。さらに、平面押え式テープガイドの採用により、フィーダー交換時のハンドリング性を高め、誰にでも「簡単」「スムース」「確実」な作業を可能とした。

(3)

新設計のトップテープ強制剥離レバー、掃き出しローラーの採用により、安定したキャリアテープの供給が可能。

(4)

部品種類とキャリアテープ種類への対応範囲を見直し、これまで部品サイズごとに用意されていたフィーダー種類を約1/3に整理統合。顧客のトータルコスト削減を実現した。

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