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アルゼンチンでのビジネス体制強化について -オフィスの移転とともに二輪車組立を開始-

2007年10月12日発表

 ヤマハ発動機株式会社のグループ会社で、アルゼンチンで当社製品の輸入・販売を行っているYamaha Motor Argentina S.A.(以下:YMARG)は、アルゼンチン市場でのビジネス体制強化に向けて、従来のブエノスアイレス州オリーボス地区のオフィスを2007年10月中にイトゥサインゴ地区に移転するとともに、新たに二輪車の組立工場を設置することを決定しました。

 YMARGの新たな移転先は、敷地面積10,000m2の借地に建設した3階建ての建物(延床面積4,500m2)で、営業機能に加えサービスや部品供給機能を合わせ持ち、従来(延床面積1,000m2)より広く近代的なオフィスです。
  また、YMARGは生産機能としての二輪車組立工場(延床面積3,600m2)を新たに同敷地内に設置し、2008年4月に操業を開始する予定です。
  なお、組立工場の稼動初年度(2008年4月~12月)における生産台数は6,000台を計画しています。

 YMARGは、当社製品の輸入・販売を担う現地法人として、1996年に当社と三井物産株式会社との合弁により設立されました。その後、2003年に三井物産分の持ち株を当社が買い取り、更に翌年Yamaha Motor do Brasil Ltda.の子会社となりました。現在は、150の正規ディーラーを有し、多彩なモデルラインアップのヤマハ製品を市場に提供しています。
  主な取扱製品は、ストリート、オン・オフ、モトクロス、スポーツ、ツーリングそしてアメリカンなど各タイプのモーターサイクル、スポーツタイプおよび業務対応型のATV(四輪バギー)、4ストロークおよび2ストロークの船外機やウォータービークル、更には、発電機、ウォーターポンプなどの特機製品です。

 2003年以降、アルゼンチン経済は急速に回復傾向にあり、二輪車をはじめマリン製品や特機製品の需要が拡大しています。特に二輪車市場においては、2007年の総需要は60万台(前年比43%増)の見込みであり、5年後の2012年には80~100万台へと伸長が見込まれています。
  YMARGは、オフィスの移転や二輪車組立工場の設置によりビジネスの体制を強化し、アルゼンチン国内でのポジションを向上させていきます。
  なお、アルゼンチンにおける今年(2007年)の二輪車販売台数は、前年比135%増の3万台を見通しています。

Yamaha Motor Argentina S.A.(YMARG)の会社概要

名   称

Yamaha Motor Argentina S.A.(ヤマハ・モーター・アルヘンティーナ)

所 在 地

Presidente peron 8370, Ituzaingo, Buenos Aires, Argentina

代 表 者

社長 久米 豊(くめ ゆたか)

資 本 金

1,056千アルゼンチンペソ(約341千ドル) ※1ドル=3.1アルゼンチンペソ

出資比率

Yamaha Motor do Brasil Ltda.(YMDB) 90%
Yamaha Administradora de Consorcio S.C. Ltda. (YAC) 10%

設立年月

1996年1月

事業内容

二輪車の輸入・組立および販売、ATV・マリン製品・特機製品の輸入・販売および
これら製品の補修用部品・アクセサリーの輸入・販売

売上規模

88,301千アルゼンチンペソ(2006年実績、約28,484千ドル) ※1ドル=3.1アルゼンチンペソ

生産規模

二輪完成車 6,000台(2008年4月~12月計画)

従業員数

約94名(2008年4月時点予定)

YMARGで製造・販売する主力モデル:YBR125

YBR125
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