第40回東京モーターショー2007に出展する ヤマハ発動機の出展モデルについて(Part 2) 2007年10月5日発表 ヤマハ発動機株式会社は、来たる10月27日(土)から11月11日(日)の16日間にわたり開催される「第40回東京モーターショー2007」(主催:社団法人日本自動車工業会/会場:千葉市・幕張メッセ/特別招待日10月26日)において、“The Art of Engineering”をブースコンセプトに、参考出品車19台を展示する。 そのうち、燃料電池二輪車、電動車など参考出品車6台の概要は下記の通りである。 【主な出展モデルの概要】 《ワールドプレミア 5台》 ※東京モーターショーで世界初披露となる出品物 ■Tesseract(テッセラクト:参考出品車/試作車) 水冷Vツインエンジンとモーターによるハイブリッド方式のマルチホイールビークル。独自のデュアルサイズサスペンションにより、四輪でリーンしながらの旋回を可能とする一方、デュアルアームロックシステムの採用により停車時には車両を保持し自立が可能。二輪車並みの車幅で優れた機動性をもつ。 ■LUXAIR(ラクシア:参考出品車/試作車) エンジンとモーターのパラレルハイブリッドモーターサイクル。加速時にはエンジンからの出力に加えモーターがアシスト、巡航時にはモーターが発電機に切り替わり、バッテリーに電気を充電。また減速時にも回生ブレーキにより充電を行う。後輪駆動部には超薄型パワーユニット(YIPU)を内蔵し、加速時や押し歩き時にアシストを行うほか、リバースも可能。ヤマハ(株)とのコラボレーションによる専用オーディオシステムも搭載。 ■FC-Dii(エフシーディ:参考出品車/試作車) 2005年9月に発表し研究開発を進めてきたメタノール水溶液を燃料とする燃料電池二輪車「FC-me(エフシーミー)」の基本性能を発展させたモデル。(1)1kWレベルではトップ水準の出力密度をもつヤマハ独自開発の小型セルスタックを搭載、(2)脱着して充電可能なリチウムイオン電池の併用、(3)実用化に向けた各部モジュール設計、部品の共用と整備性の向上、(4)DMFC(ダイレクトメタノール燃料電池システム)としては最高レベルのシステム効率30%の達成、などが新たな特徴である。なおこの車両は、独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの助成を受け開発したモデルである。 ■BOBBY(ボビー:参考出品車/試作車) シート、後輪、ハンドル、フットレストが折りたためてコンパクトに収納することが可能なエレクトリックコミューター。FeliCa※機能搭載の携帯電話をかざすだけで電源のON/OFF操作が可能。インターネットを通じた様々なサービス供給も受けられる。 ※「FeliCa」はソニー株式会社が開発した非接触式ICカードの技術方式で、ソニーの登録商標です。 ■C3+(シースリープラス:参考出品車/試作車) 軽量・コンパクトなボディの中に、ヘルメット収納スペースを設け扱いやすさ,利便性向上を図ったミニマム・エレクトリックコミュータである。 《その他の展示モデル 1台》 ■FC-AQEL(エフシーアクエル:参考出品車/試作車) 35MPaの圧縮水素を燃料とした「ヤマハ水素燃料電池システム」搭載の燃料電池二輪車。二次電池とのハイブリッドシステムに加え、燃料電池に金属セパレータを採用し、小型・軽量化を達成。また駆動部には超薄型パワーユニット(YIPU)技術を応用し、環境性能とコミューターとしての手軽さを実現している。