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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

パワフルで環境性能に優れた新オートマチックエンジン搭載 ビジネススクーター「ギア」シリーズ、13年ぶりのフルモデルチェンジ 「ギア BX50」(GEAR)「ギア BX50N」(NEWS GEAR)新発売

2007年9月3日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、フードデリバリーや新聞配達などの各種宅配業務で支持を得ている50ccのビジネススクーター「ギア BX50」(GEAR)及び、「ギア BX50N」(NEWS GEAR/新聞配達仕様)についてフルモデルチェンジを行い2007年10月12日より発売する。新型の水冷4ストロークF.I.採用オートマチックエンジン、新設計の車体採用などにより、各種宅配業務から一般用途まで、幅広いシーンでの優れた実用機能を備えている。

 今回の「ギア BX50」(GEAR)及び「ギア BX50N」(NEWS GEAR)では、“New Friendly GEAR”をコンセプトに、エンジンから車体細部まで全面的な新設計を施して製品化を行った。とくに、(1)業務用途に対応する新4ストロークエンジンとタフネスな車体、(2)“配達”業務で便利かつ扱い易い車体設計、(3)優れた環境性能等が特徴で、これらを親しみやすいデザインに凝縮させた。なお「ギア BX50N」(NEWS GEAR)は、基本モデルをベースに、(1)大型フロントバスケット、(2)手元灯、(3)大型リアキャリア、(4)フットブレーキ、(5)ハンドルプロテクター、などを採用した新聞配達仕様モデルである。また本製品の製造はヤマハモーター台湾で行う。



製品写真 製品写真

ヤマハ「ギア BX50」(GEAR)

ヤマハ「ギア BX50N」(NEWS GEAR)


名称

ヤマハ「ギア BX50」(GEAR)「ギア BX50N」(NEWS GEAR)

発売日

2007年10月12日

カラーリング

■ホワイトソリッド6(ホワイト)

販売計画

8,500台(年間、国内/シリーズ合計)



商品の概要

 初代「ギア BX50」(GEAR)は1994年に誕生、当時は都市部での配達業務で二輪車を使うケースが伸長していた頃だった。そうした中、ギアチェンジ操作の経験がなくても容易に運転でき、十分な積載性と走行性を兼ね備えた「ギア BX50」(GEAR)は、各宅配業務で幅広い支持を得た。オートマチック、乗り降りのし易さと積載性を両立する車体、低く広いリアデッキ、50度のハンドル切れ角、事業者別の塗装に対応する白色樹脂の外装・・・・などが支持され新しい業務用二輪車の市場を開拓した。

 以後、「ギア BX50」(GEAR)は熟成を重ね、近年は新聞配達での扱い易さと利便性が高い評価を集めている。とくにオートマチックによる“ゴー&ストップ”の機敏性が支持される理由。また多くの業種で「ギア BX50」(GEAR)導入例が広がり、乗員の年齢層も広がっている。一方で、タフな走りと、扱い易さ、積載性が受入れられ、地方では実用用途としても幅広い人気がある。

 こうして13年、長年の実績をベースに、次代のニーズを取り入れ“New Friendly GEAR”をコンセプトに、《タフネス・フレンドリー・クリーンの高次元での実現》をテーマに製品化したのが今回のニュー「ギア BX50」(GEAR)シリーズである。環境性能に優れたF.I.採用の新エンジンから車体細部まで全面的新設計を行い、新聞配達やメール便等の宅配業務からコミューター用途まで、多岐の用途での「タフネス・フレンドリー・クリーン」を具現化させた。



主な特徴

1)水冷4ストロークSOHC・3バルブ・オートマチックエンジン
 市街地“ゴー&ストップ”での快適な走行性、優れた登坂性と積載性、高い環境性能を調和させるため、50ccの水冷4 ストロークSOHC 単気筒3バルブ・オートマチックエンジンを採用した。優れた放熱性で性能安定に貢献するメッキシリンダー、上質な走行フィーリングに貢献するローラーロッカーアームなどを採用。また変速レシオを業務用向けに専用セッティングすることにより、積載時や登坂時において、ゆとりのある動力性能が特長となっている。

2)始動性、燃費性、環境性能に優れたF.I.(フューエルインジェクション)
 優れた始動性、燃費性能、環境性能を達成するF.I.を採用した。軽量コンパクト化を図ったこのF.I.システムは、3バルブ燃焼室との相乗効果で優れた燃料効率、燃費性能を達成。“平成18年排出ガス規制”に適合している。

3)剛性バランスに優れ、低いリアデッキに貢献する新設計フレーム
 フレームは、利便性とタフネスをポイントに新設計した。この新フレームにより、乗り降りし易いシート、積載物の積み下ろしが容易な低いリアデッキ(従来型比でNEWS GEARは約40mm低/GEARは約25mm低)が可能となっており、積載時の走行安定性にも貢献するポイントとなっている。

4)乗り降りしやすく、良好な足着き性に貢献する新シート
 形状を刷新した新作シートを採用した。特に太ももが当たる部分の形状を滑らかに処理し、優れた乗り心地と足着き性を両立させた。これに連動させ、フットボード前部には「えぐり」を設けた。この「えぐり」により、足を置くフットボード上に余裕があり良好な居住性を実現。また、跨った状態でのマシンの取り回し、跨った状態での足操作による後進時の良好な操作性を実現した。

5)新デザイン及び4パート独立の外装基本色パーツ(白色・樹脂製)
 コンパクトな外装の基本色パーツ部、居住空間と荷台部の視覚的区別、厚みを感じさせるサイドカバー等が特徴の新ボディを採用した。外装の基本色パーツ(白色の樹脂パーツ)は、前フェンダー、前カウル、左/右サイドカバーの4構成とし、他方フラッシャー、テールライト類が独立する構成とした。これにより外装の基本色パーツの表面積合計を従来比約半分とし、各事業主が自社製品・店舗PR用に塗装する場合のコストダウンに繋がっている。

6)その他の特徴
 (1)軽量アルミホイールとチューブレスタイヤ、(2)文字盤を大型化した見易いメーターパネル、(3)積載時でも操作が容易なセンタースタンド、(4)照射性に優れた35W/35W ハロゲンヘッドライト、(5)優れた整備性・・・などが特徴となっている。



ヤマハ「ギア BX50」(GEAR)「ギア BX50N」(NEWS GEAR)主要仕様諸元 [ ]内は「ギア BX50N」(NEWS GEAR)

 型式/エンジン型式  JBH-UA06J/A314E
 全長×全幅×全高  1,850mm[1,865mm]×680mm[740mm]×1,025mm[1,060mm]
 シート高  715mm
 軸間距離  1,280mm
 最低地上高  105mm
 乾燥重量/装備重量  91kg/98kg[97kg/104kg]
 舗装平坦路燃費  57km/L(30km/h)
 原動機種類  水冷・4ストローク・SOHC・3バルブ
 気筒数配列  単気筒
 総排気量  49cm3
 内径×行程  38.0mm×43.5mm
 圧縮比  12.0:1
 最高出力  3.1kW(4.2PS)/8,250r/min
 最大トルク  3.9N・m(0.40kgf・m)/6,500r/min
 始動方式  セル・キック併用式
 潤滑方式  強制圧送ウェットサンプ式
 エンジンオイル容量  0.8L
 燃料タンク容量  7.5L
 燃料供給  燃料噴射式
 点火方式  T.C.I.式
 バッテリー容量/種類  12V、4Ah(10h)/YTX5L-BS50
 1次減速比/2次減速比  4.000/3.750
 クラッチ形式  自動遠心式
 変速機形式  Vベルト式無段変速
 変速比  2.775~0.864
 フレーム形式  パイプバックボーン
 キャスター/トレール  26°00′/78mm
 タイヤサイズ (前/後)  90/90-12 44J/110/90-10 51J(チューブレス)
 ブレーキ形式 (前/後)  ドラム/ドラム(リーディングトレーリング)
 懸架方式 (前/後)  テレスコピック/ユニットスイング
 ヘッドライト  ハロゲンバルブ/12V、35W/35W×1


ヤマハ「ギア BX50」(GEAR)「ギア BX50N」(NEWS GEAR)フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

ヤマハ「ギア BX50」(GEAR)

220,500円
(本体価格210,000円/消費税10,500円)

ヤマハ「ギア BX50N」(NEWS GEAR)

231,000円
(本体価格220,000円/消費税11,000円)

※沖縄を除く。メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。


>> ヤマハ「ギア BX50」(GEAR)製品情報はこちら


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