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フィリピンで二輪車の製造・販売を開始 -新工場の建設用地も確保-

2007年8月9日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、このたび、フィリピンの100%子会社で二輪車の製造・販売を開始します。
また、同時に2009年初頭の稼動を目指した新工場建設のために同国バダンガス州リパ市に用地を確保しました。

 フィリピンで二輪車の製造・販売を行う会社は、5月に設立したYamaha Motor Philippines, Inc.(略称:YMPH)であり、9月末よりラグーナ工業団地に設置した組立工場において、排気量105cc~135ccの二輪車の完成車組立を行うとともに、ディーラーを通じて国内販売を開始します。
  なお、新会社稼動時の従業員数は約120名、資本金は5.5億ペソ(約14億円)であり、工場がフル稼働する2008年の生産・販売台数は7万台を計画しています。

 一方、マニラ市から南へ約75kmのバダンガス州リパ市のリマ工業団地内に、新たに230,000m2の用地を確保し、2009年初頭の稼動を目指した二輪車生産の新工場建設を進めます。
  この新工場の生産能力や生産モデルおよび投資金額等については現在検討中ですが、完成後はラグーナ工業団地の組立工場に代わり、同工場より大きな規模で二輪車の製造を行う拠点となります。

 フィリピンの二輪車市場は、堅調に推移している国内経済を背景に年々増加傾向にあり、2006年は前年比6%増の62万台の実績でした。また、二輪車の普及台数が40人に1台程度であることから今後も継続して伸長が見込まれます。
  当社は、1962年にフィリピンのノルキス社と代理店契約を結び、これまで、同社を通じてフィリピン国内におけるヤマハ二輪車の製造・販売を行ってまいりました。
  今後は、二輪車市場が拡大傾向にあるなか、当社100%出資の子会社で、市場変化にスピーディーに対応できる体制とし、ブランドイメージの確立と高付加価値戦略の推進により、市場での地位を確保します。

Yamaha Motor Philippines, Inc.(YMPH)の概要

名   称

Yamaha Motor Philippines, Inc.(ヤマハ・モーター・フィリピン)

所 在 地

フィリピン ラグーナ市

代 表 者

社長 竹田 好明(たけだ よしあき)

資 本 金

5.5億ペソ(約14億円) 1ペソ=2.6円

出資比率

ヤマハ発動機株式会社 100%

設立年月

2007年5月9日

稼動開始

2007年9月末

事業内容

二輪車の製造・販売

生産計画
(販売計画)

70,000台(2008年)

従業員数

約120名(2007年9月の会社稼動時)

YMPHで製造・販売する主力モデル

Sniper(排気量135cc)

Mio(排気量110cc)

Sniper Mio
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