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ベトナムに2つ目の二輪車組立工場を建設 -年間70万台の生産体制を構築-

2007年7月30日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、ベトナムにおける二輪車の好調な販売拡大に対応するために、同国ハノイ市で二輪車の生産・販売を行っているヤマハ・モーター・ベトナム(Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd. 略称:YMVN)の新工場(第2工場)を建設します。

 新しく建設する第2工場は、ソクソン工業団地に立地する既存の第1工場から南に約15km離れたノイバイ工業団地内の約164,000m2の土地に建設し、2008年3月の完成、2008年10月の稼動を計画しています。
  なお、同工場の稼動時の従業員数は約700名、生産能力は現有能力の50%アップとなる70万台の予定であり、投資額は約44百万USドル(約54億円)を計画しています。
  このたび建設する新工場は、理論値生産の考え方に基づき、部品組立を完成車組立と完全同期化することで在庫やスペースをミニマムに抑え、管理ロスの極小化を実現し、生産性向上を図ったもので、ヤマハ発動機グループの工場としては、“世界一コンパクトな工場”となる予定です。

 ベトナムでは、政治・経済の安定と2005年末の登録規制解除を背景に、二輪車の総需要は年々伸長しています。当社においても、オートマチックモデル等の4ストロークモデルの積極的な市場投入や全国各地でのプロモーション活動が功を奏し、2005年に24万台、2006年に35万台と好調に販売を伸ばしており、今年(2007年)は、前年比24%伸長の43.5万台の販売を見通しています。

 なお、これに対して既存の第1工場の生産能力は47万台が限界であり、今後の生産能力確保が課題でした。このたびの第2工場完成・稼動後は、第1工場で行っていた完成車組立を段階的に移管するとともに、市場の需要にあわせて順次、能力増強を行っていきます。なお、既存の第1工場は、第2工場の完成後、2006年に稼動を開始した部品加工の現地法人であるヤマハ・モーター・パーツ・マニュファクチャリング・ベトナム(Yamaha Motor Parts Manufacturing Vietnam Co., Ltd. 略称:YPMV)とともに鋳造や機械加工などの部品製造を行い、新設する第2工場への供給を行う予定です。

YMVN新工場(第2工場)の概要

所 在 地

ベトナム ハノイ市 ノイバイ工業団地内

投 資 額

44百万USドル(約54億円) 1ドル=123円

敷地面積

164,000m2

延床面積

62,000m2(鉄骨2階建て構造)

稼動開始

2008年10月

事業内容

二輪車の製造

生産能力

700,000台

従業員数

約700名(2008年10月の稼動時)

ヤマハ・モーター・ベトナムの会社概要

社  名

ヤマハ・モーター・ベトナム(Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd.)

所 在 地

ベトナム ハノイ市

設  立

1998年1月

代 表 者

社長 浅野 正樹(あさの まさき)

資 本 金

3,700万USドル

出資比率

ヤマハ発動機株式会社 46%、Vinafor 30%、Hong Leong(Malaysia) 24%

事業内容

二輪車の製造・販売

従業員数

2,878名(2006年末)

売上規模

売上高38,409万USドル 販売台数350,000台(2006年実績)

ベトナムにおける当社の二輪車販売台数の推移

ベトナムにおける当社の二輪車販売台数の推移

ベトナムの販売主力モデル

 

シリウス

 

ヌーヴォ

“Sirius(ベトナムでの当社最多販売モデル)”

“Nouvo(オートマチックモデル)”

Sirius(シリウス)(ベトナムでの当社最多販売モデル) Nouvo(ヌーヴォ)(オートマチックモデル)
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