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F.I.装備の新エンジン、電動パワーステアリングで利便性を追求した フラッグシップモデル「GRIZZLY700FI」を新発売 2008年ヤマハATVユーティリティモデルについて

2007年6月13日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、700ccの水冷・SOHC・単気筒エンジンにF.I.(フューエルインジェクション)を装備。国内向けモデル初のE.P.S.(電動パワーステアリング)を採用し、優れた機動性と快適性を実現したATVの最上位ユーティリティモデル「GRIZZLY(グリズリー)700FI」を新開発した。
 既存の「GRIZZLY660」「GRIZZLY125」についても、それぞれ車体グラフィックを変更した。
 これにより当社は、ニューモデル「GRIZZLY700FI」を加えた3モデルを2008年ヤマハATVユーティリティモデルとしてラインナップし、2007年7月15日より販売する。


※ATV=All-Terrain Vehicle(全地形型車両)



製品写真

ヤマハATV「GRIZZLY700FI」


名称

ヤマハATV「GRIZZLY700FI」

発売日

2007年7月15日

カラーリング

■パステルディープグリーン

販売計画

180台(ATVユーティリティモデル国内合計・年間)



市場背景と製品概要

 ATVは、専用の低圧バルーンタイヤを装着し、不整地や傾斜地岩場、砂地、草地、凍結路面など、陸上のさまざまなフィールドを走破する性能を備えた乗り物。そのため、アウトドアレジャーやスポーツ走行、運搬・巡回業務など幅広い用途に利用されており、近年の国内需要は年間約500台(ヤマハ調べ)で推移している。

 当社は、主な用途に合わせて、製品カテゴリーを実用性重視のユーティリティモデルとレジャー性重視のスポーツモデルに大別し、50ccから700ccまで合計8モデルをラインナップする。
 このたび発表した「GRIZZLY700FI」は、2006年に欧州・北米で先行発売して好評を博したATVの最上位ユーティリティモデル。F.I.(フューエルインジェクション)を装備した700ccのSOHC・4バルブ・単気筒エンジンを新設計フレームに搭載し、ATV初のE.P.S.(電動パワーステアリング)、「GRIZZLY660」から受け継いだヤマハ独自の駆動切り換えシステムやフルオートマチック変速システムなどを採用。優れた機動性とオフロード走破性に加え、快適で滑らかな、ゆとりある乗り心地を実現している。



GRIZZLY700FIの主な特長

■F.I.装備のSOHC・単気筒エンジン
 つねに安定した燃料供給を可能にするF.I.(フューエルインジェクション)、一軸バランサーを採用した700ccのSOHC・4バルブ・単気筒エンジンは、低回転域から粘り強いトルクとパワーを発揮し、低振動で始動性、静粛性にも優れている。

■ヤマハ独自の駆動、変速システム
 四輪駆動/二輪駆動/デフロック四輪駆動の3モードをスイッチひとつで切替えられる「オンコマンド」システム、および下り坂でも安定したエンジンブレーキ効果を生むVベルト自動変速機構「ウルトラマチック」トランスミッションという、ヤマハ独自の技術を採用している。

■機動性、快適性向上に貢献するE.P.S.
 さまざまな路面状況下でスムーズなステアリング操作をアシストするE.P.S.(電動パワーステアリング)を装備し、快適で機動性に優れた走行を可能にしている。

■重量配分最適化と軽量化を追求した車体

 新設計・高張力鋼管フレームと、燃料タンクをシート下に配置したレイアウトによって車体の重量配分最適化、クラス最高レベルの軽量化を実現し、優れた操縦性に貢献している。

■オフロード走破性に優れた足まわり
 新設計のラウンド型Aアームを採用した四輪独立懸架式ダブルウィッシュボーンサスペンションによって275mmの最低地上高と前後180mm/230mmのホイールトラベルを実現し、優れたオフロード走破性に貢献している。



ヤマハATV「GRIZZLY700FI」 主要仕様諸元

 機種名  GRIZZLY700FI YFM700FWA(4WD)
 全長×全幅×全高  2,065mm×1,180mm×1,240mm
 シート高  905mm
 軸間距離  1,240mm
 最低地上高  275mm
 乾燥重量  274kg
 原動機種類  水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
 気筒数配列  単気筒
 総排気量  686cm3
 内径×行程  102.0mm×84.0mm
 圧縮比  9.2:1
 始動方式  セル式
 潤滑方式  強制圧送ウエットサンプ
 駆動方式  シャフト
 エンジンオイル容量  2.4L
 燃料タンク容量  20.0L
 気化器形式  燃料噴射式
 点火方式  T.C.I.式
 変速機形式  Vベルト無段変速・左手動前後進切替
 トレッド (前/後)  940mm/915mm
 タイヤサイズ (前/後)  AT25×8-12/AT25×10-12
 ブレーキ形式 (前/後)  油圧式ディスク×2/油圧式ディスク×2
 懸架方式 (前/後)  ダブルウィッシュボーン式(独立)/ダブルウィッシュボーン式(独立)
 ヘッドライト  12V 35W/35W×2


ヤマハATV「GRIZZLY700FI」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


2008年ヤマハATVユーティリティモデルラインナップ ※GRIZZLY700FIを除く

GRIZZLY660
森林・牧場業務などで威力を発揮する660ccの水冷4ストロークエンジン搭載モデル。駆動系は4WD、2WD、デフロックをボタンひとつで切替え可能。高い積載能力も特徴。

■発売日:2007年7月15日

GRIZZLY125
小回りが効く小型ボディに125ccの空冷4ストロークエンジンを搭載し、グリズリー660譲りのヘビーデューティな外観を採用したモデル。

■発売日:2007年7月15日



ヤマハATV「GRIZZLY660」「GRIZZLY125」 主要仕様諸元

 機種名  GRIZZLY660 YFM660FWA(4WD)  GRIZZLY125 YFM125A
 全長×全幅×全高  2,085mm×1,150mm×1,210mm  1,700mm×990mm×980mm
 シート高  880mm  685mm
 軸間距離  1,275mm  1,080mm
 最低地上高  275mm  145mm
 乾燥重量  272kg  144kg
 原動機種類  水冷・4ストローク・SOHC・5バルブ  空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ
 気筒数配列  単気筒  単気筒
 総排気量  660cm3  124cm3
 内径×行程  100.0mm×84.0mm  49.0mm×66.0mm
 圧縮比  9.1:1  9.0:1
 始動方式  セル式  セル式
 潤滑方式  強制圧送ウエットサンプ  強制圧送ウエットサンプ
 駆動方式  シャフト  チェーン
 エンジンオイル容量  2.2L  1.45L
 燃料タンク容量  20.0L  7.0L
 気化器形式  キャブレター  キャブレター
 点火方式  C.D.I.式  C.D.I.式
 変速機形式  Vベルト無段変速・左手動前後進切替  Vベルト無段変速・右手動前後進切替
 トレッド (前/後)  925mm/900mm  695mm/710mm
 タイヤサイズ (前/後)  AT25×8-12/AT25×10-12  AT20×7-8/AT22×10-8
 ブレーキ形式 (前/後)  油圧式ディスク×2/油圧式ディスク×1  機械式ドラム×2/機械式ドラム×1
 懸架方式 (前/後)  ダブルウィッシュボーン式(独立)/
 ダブルウィッシュボーン式(独立)
 スイングアクスル式(独立)/
 スイングアーム式(モノクロス・非独立)
 ヘッドライト  12V 30W/30W×2  12V 30W/30W×2


メーカー希望小売価格

ヤマハATV「GRIZZLY700FI」

995,400円
(本体価格948,000円、消費税47,400円

ヤマハATV「GRIZZLY660」

837,900円
(本体価格798,000円、消費税39,900円)

ヤマハATV「GRIZZLY125」

386,400円
(本体価格368,000円、消費税18,400円)

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