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阿部典史、中冨伸一、S・ジンバート選手の3名体制 ヤマハモーターフランスチームの2006年WSB参戦について

2005年11月18日発表

 ヤマハモーターフランスチームは、2005年に引き続き2006年シーズンもスーパーバイク世界選手権への出場を決定した。ライダーは2005年同チームで活躍した阿部典史選手、セバスチャン・ジンバート選手に加え、新たに中冨伸一選手が加入。YZF-R1を駆り3名体制で、チャンピオンシップ獲得を狙う。

 新加入の中冨選手は、2003年から全日本ロードレース選手権JSB1000クラス、および、鈴鹿8時間耐久レースにヤマハトップチームのライダーとしてYZF-R1で参戦。国外でのレース参戦は初めてだが、YZF-R1で世界に挑戦することを心待ちにしている。

 阿部選手とジンバート選手は、今シーズン、スーパーバイク世界選手権に初参戦。阿部選手は、年間ランキング13位で終えたが、初めてのサーキットも経験し、また、マシン、タイヤの特性を熟知したことで、来シーズンはコンスタントに表彰台を狙えると期待されている。
 ジンバート選手はシーズン中に怪我に見舞われたが、初戦・カタール大会ではファステストラップを叩き出し、第3戦スペイン大会で6位入賞。また、ジンバート選手はル・マンとボルドールでの24時間耐久レースにも参戦する。

 なお、ヤマハモーターフランスチームは、今シーズンに引き続き、YZF-R1およびYZF-R6のレーシングパーツの開発に携わる経験豊かなM・ガルシア氏が率いる。チームでは、これら開発パーツを来シーズンのマシンに投入し、テストを重ねるとともに、2007年の市販レースパーツの開発も行なう。


阿部典史選手談話:「今年は、WSB参戦1年目ということで分からないことが沢山ありましたが、1シーズンを闘った経験を生かして、2004年のオフ、そしてシーズン中にできなかったこと、改善したほうがいいと思うことを見直し、新しいシーズンに備えようと思っています。12月には海外でテストが始まるので、まずはここでしっかりと準備を整えたいですね」

中冨伸一選手談話:「ヤマハYZF-R1で、全日本JSB1000のタイトルを獲るという大きな仕事をやり残していますが、来季から参戦するWSBでは、初心に戻るとともにヤマハでの3年間で学んだすべてを出し切りたいと思っています。参戦1年目を勉強の年とするのではなく、攻めの走りに徹して、チャンピオン争いに加わることができればと思っています」


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