ヤマハ発動機(株)は、新開発の軽量・低床・コンパクトなアルミフレームを採用した電動ハイブリッド自転車「PASコンパクトリチウム」を11月15日より新発売する。20型タイヤ採用のコンパクトなモデルとして、都市部のユーザーや小柄な方から支持を得ている「PASコンパクトデラックス」をフルモデルチェンジした。
本製品は、乗りやすさ、扱いやすさを重視し、新開発の軽量・低床・低サドル高のアルミフレームに「PASリチウム」と同様の小型軽量ながらも出力特性に優れた3.7Ahのリチウムイオンバッテリーを採用。継ぎ足し充電も可能で、スタンド式充電器の採用と合わせて、「軽くて、コンパクトで、扱いやすく、その上しっかり走る」電動ハイブリッド自転車となっている。
「PASコンパクトリチウム」の発売によりリチウムイオンバッテリーを搭載した「PASリチウムシリーズ」は7機種となり、用途や目的に応じパワフルなアシスト感を体感いただけるラインナップの充実を図った。 |
「PASコンパクトリチウム」の主な特徴は下記の通りである。 |
1) |
乗り降りがしやすい低床の軽量アルミU型フレームと20型タイヤの採用などにより、大幅な軽量化を達成。取り回しのしやすさ、扱いやすさを向上させた。 |
2) |
リチウムイオンバッテリー採用により、コンパクトモデルながらも、軽快なアシスト感と充電操作の簡便化を実現した。 |
3) |
乗り心地に優れたコンフォートサドルや幅広タイヤ、盗難抑止力の高いディンプルキーなど、日常の利便性を高める機能・装備を充実した。 |
なお、本モデルは11月3日から3日間、東京ビッグサイトにて開催される「2005東京国際自転車展〈JICS2005〉」に出展される。
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ヤマハ「PASコンパクトリチウム」 |
名称 |
ヤマハ「PASコンパクトリチウム」 |
発売日 |
2005年11月15日 |
カラーリング |
■ホワイトパール
■ブルーパール
■ペールマゼンダ |
販売計画 |
3,000台(年間、国内) |
1993年の初代ヤマハPAS登場以来、ヤマハ発動機(株)では“人間感覚を最優先する”という開発当初の理念を受け継ぎながらPASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、年々商品の熟成を重ねてきた。ヤマハPASは2004年12月末現在、累計出荷台数73万台と、今では電動ハイブリッド自転車の代名詞として、若年層から主婦、年配者まで年代を問わず幅広く支持されている。
なかでも1996年、取り回しの良さ、駐輪のしやすさなど、シティユースでの利便性に加え、小柄な方でも快適に安心して走行できることを主眼に開発した20型タイヤ採用の「PASコンパクト」は、都市部や小柄な方を中心に高い支持を得ている。昨今、都心回帰現象の社会的背景もあり、コンパクトな自転車を求める市場ニーズの高まりを受け、1998年に続き2度目のフルモデルチェンジとなった。
今回のモデルチェンジでは、電動ハイブリッド自転車の原点であるアシスト感へのこだわりはそのままに、軽くてコンパクトな車体でありながらもしっかりした走行性能とバッテリーの取り扱いやすさを実現するため、リチウムイオンバッテリーを採用。あわせて、軽量化のさらなる追求や盗難抑止力の高いディンプルキーの採用など、諸機能・装備の充実を図った。 |
■乗りやすさ・扱いやすさの追求
・デザイン性も重視した低床の新開発軽量アルミU型フレーム採用
低床の軽量アルミU型フレームを採用。ハンドルとサドルの間にスペースを広く採ったことにより、乗り降りしやすくなっている。
・低サドル高、軽量車体、小径タイヤの採用
730mmの最低サドル高、21.0kgの車重量、20型タイヤなどの採用により、足つき性が良く小柄な方に最適。また混雑時や狭い道での走行、駐輪でも、乗りやすく扱いやすくなっている。
■使いやすい機能の充実
(1)ピッキングされにくく、盗難抑止効果が高い「ディンプルキー」を採用した、後輪錠を施錠すると自動的にハンドルもロックする「一発二錠」、(2)ランプ点灯時でもペダルが重くならないようバッテリー電源を利用し手元のスイッチひとつで点灯できる「ホワイトLEDバッテリーランプ」、(3)握り心地を改善した「新型グリップ」など、使いやすい機能を充実させた。 |
■充電操作も簡単な3.7Ahリチウムイオンバッテリー搭載 「パワーモード」設定採用
小型軽量、高出力、3.7Ahのリチウムイオンバッテリーを採用。エネルギー密度が高く、高出力特性に優れているため低中負荷域での優れたアシスト感を実現している。またリチウムイオンバッテリーの特徴を活かし、坂道や向かい風での走行時、子どもを同乗した時や重い荷物積載時など、負荷がかかる際に力を発揮する「パワー(強)モード」を設定した。
さらに、リチウムイオンバッテリーのためメモリー効果*もなく、継ぎ足し充電が可能。スタンド型充電器の採用と合わせて、充電操作の簡便化に貢献している。
*バッテリーを完全に使い切らない状態で継ぎ足し充電を繰り返していると、使い切らずにバッテリーに残っている電気を一時的に取り出して使うことができなくなってしまう性質
■BAA基準に適合
リフレクタ装着や制動性能強化などを施し、安全性の向上と環境保全を目的として(社)自転車協会が制定した自転車安全基準をクリアしている。 |
寸法 |
全長 |
1,575mm |
全幅 |
560mm |
サドル高 |
730~870mm |
軸間距離 |
1,015mm |
タイヤサイズ |
前・後輪・20×1.75HE |
車両重量 |
21.0kg |
性能 |
補助速度範囲
(変速機「3」) |
比例補助 |
15km/h未満 |
逓減補助 |
21km/h未満 |
一充電航続距離
(一般路走行※) |
標準モード |
30km |
パワーモード |
24km |
電動機 |
形式 |
ブラシレスDCモーター |
定格出力 |
240W |
補助力制御方式 |
踏力比例制御方式 |
変速方式 |
リヤハブ内装三段式 |
電池 |
種類 |
リチウムイオン電池 |
電圧/容量 |
25.9V/3.7Ah |
充電器 |
形式 |
スイッチング・レギュレーター式
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充電時間 |
約2時間 |
駆動方式 |
チェーン式 |
照明装置 |
バッテリーランプ(4灯LED) |
盗難防止装置 |
ディンプルキー式一発二錠 |
カラー |
ホワイトパール/ブルーパール/ペールマゼンダ |
※一般路走行
バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)60kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、3kmの平坦地の途中に勾配2度の上り坂(1km)と下り坂(1km)を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行したときのテストデータ。 |
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メーカー希望小売価格 |
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ヤマハ「PASコンパクトリチウム」 |
99,800円 |
本体価格95,048円(バッテリーを含む車両価格88,048円・専用充電器価格7,000円) ・消費税4,752円 |
※メーカー希望小売価格には本体価格(バッテリーを含む車両価格と 専用充電器価格)
及び消費税が含まれています |
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